それでせっかくなので、自分の備忘録としても、またこれからBar Exam受験を検討している方の参考としても、受験にあたっての自分の選択したこと、またはやったこと、やっていないことの良し悪しの振り返りをしつつ、受験の時の会場とか受験者の様子や、今回の自分の受験地であったオンタリオ(Ontario)の様子や雰囲気を取り上げてみます。オンタリオは他の受験地での受験経験者からも非常に評判がよくて、自分としても非常によかったです。
まず受験地の選択ですが、ほとんどの方がLaptopで受験する選択をするかと思いますが、なぜか自分の周りでは、以下の受験地(Test Center)のいずれかをみなさん選んでいます。
・オークランド/Oakland(サンフランシスコの近く)
・パサデナ/Pasadena(ロサンゼルスの近く)
・オンタリオ/Ontario(ロサンゼルスから車で1時間)
他にもロスの中心街とかサンタクララとかサンディエゴとかあると思うんですけどね。日本から受験のために渡航する方達はほとんど上記のいずれか、という感じがしますが、なぜなのでしょうか。
それで、自分の場合はとりあえずオンタリオを選んだのですが、その様子を。
この写真は自分が宿泊したホテルの近くから撮影した写真です。見た通り、のんびりしたところです。試験会場はオンタリオ国際空港のすぐそばにあるコンベンションセンターで、空港近く、ということもあり、のんびりしていて、オンタリオは遠くの山々に囲まれた場所です。なお、この写真は多分19時半頃に撮影した写真です。この時期は20時くらいまでは明るいです。
オンタリオのいいところは以下の通り。
・宿泊費、生活費が安い。
・ホテルが多く、宿泊場所の選択肢が多い
・食事をするところがそこそこある
・自然に囲まれていて、リフレッシュやリラックスができる
・治安がよく、夜出歩いても不安はあまりない
・やることがあまりない場所のため、最後の勉強に集中できる(笑)
▼宿泊費が安い/ホテルが多い
例えばパサディナは高級住宅街なので宿泊地は1泊250ドル超えのところが多いです。オークランドは宿泊場所がそこまで多くなく、試験会場近くだと、150ドルを超えるところが多いと思います。一方オンタリオはホテルが多く、ヒルトンとかのホテルで120ドルくらいで宿泊でき、100ドル未満のところも結構あります。
自分はRed Lionというホテル(上の写真)に1泊平均で90ドル弱で宿泊しましたが、ここは試験会場の真裏のDouble Treeというヒルトン系列のホテルの隣とロケーション抜群で、ホテルもそれなりに綺麗でした。しかもDouble Treeとは違い、部屋に電子レンジ、冷蔵庫もあり、また洗濯機および乾燥機もあるので、非常に便利でした。また朝食もベーグルとかコーヒーとかは無料でつきます。下の写真が部屋の写真。
ちょっとレトロですね。朝食を食べるスペースの隣がプールなので、朝食ではちょっとリッチ気分に。
こんな感じで。
ちなみに最も宿泊者が多いと思われるDouble Treeは130ドル前後、200ドル弱でレジデンスタイプの宿(Mariott系列)も試験会場の目の前にあるので、色々な選択肢があります。
▼食事をするところがそこそこある
たくさんあるわけではないのですが、全くない、と思っている方もいるようなので。。。ホテル周辺にはちょこちょことあります。サブウェイ、ウェンディーズ、In Outといったファストフード、あと吉野家、インドカレー屋、デニーズ、オリエンタル料理レストラン、スターバックスなどがホテル界隈にあります。あとサークルKがありますね。とはいっても日本のサークルKとは全然違いますが。カップ麺とか売ってますけどね。
あと自分が(試験期間前に)昼間活用していたのはショッピングモールのフードコートですね。Double Treeから無料のシャトルバスがでていて、それに乗って10分くらいでOntario Millsという、地元では有名なアウトレットモールに到着します。
この中にフードコートがありますが、そこにアメリカにはたくさんあるPanda Expressとか、窯焼きのパン生地でつくったサラダたっぷりサンドイッチのお店とか、日本食っぽいお店とか、けっこうお店があります。
午前中はホテルとかホテルの近くのスタバで勉強し、昼になったらショッピングモールに行ってそこでランチを済ませてから、少しぶらぶらして、その後近くのスタバ(ショッピングモールから徒歩5分くらいのところに2件ある)で勉強する、という流れ。
でも試験中の昼は、Soy Joyとバナナくらいで済ませて、あとは机で突っ伏して寝たり、リラックスしたり、みたいな感じでしたけど。
あと、歩いて25分くらいいけば、お店がもっとあるエリアがあって、スーパーなんかもありますね。タクシーに乗っていってみるのもありかもしれませんが、日中なら歩いていけますが、かなり遠いです。
▼自然がいっぱい・治安がいい
まぁこれはそのままです。空港近くで他に大したものがないから、というのがあるのかもしれませんが。夜出歩いても危ないと思うことはまずありません。夜も20時くらいまでは明るいですし。この時期だと。
▼やることがあまりなく、勉強に集中できる。
さんざん勉強だけに集中してきた人であれば、ここまで来れば勉強することもなく、ジタバタしても仕方ないので、勉強する必要はないとは思います。
ただ自分みたいに社会人で仕事しながら勉強してきて、その日までに準備万端とはなかなか言えなかったりする人も少なくないと思います。時差ボケ対策に3日前くらいに行く人も多いと思うので、その間時間があります。(とはいっても、最後の最後まで頭に詰め込む作業をするのではなく、自分はこの時間にやるべきことについては自分なりの考え方があります。これについては次回。)
でもパサディナみたいなところにいくと、ハリウッドも近いし、遊んじゃう人もいますよね、なんか集中できない、みたいな(笑)
そういうのはないかな、という。でもショッピングできますけどね。せいぜいショッピングに勤しんでも1日かな、と思います。(自分は試験前日は気晴らしに少しショッピングしてました。子供の服を買いに。。。)
なお、オンタリオの何が悪いかといえば、多分「(他の受験地に比べれば)何もない」ということと、「アクセスがあまりよくない」ということだと思います。
ただアクセスがよくない、という話をきいていたものの、蓋を開けてみれば、そんなことはありませんでした。ロサンゼルス国際空港に到着したあと、事前に予約しておいたSuper Shuttleという乗り合いのシャトルバンに乗って、1.5時間くらいでオンタリオに着きます。これ、乗り合いのために時間がかかってますが、帰りはBar受験仲間3人でExpressのSuper Shuttleに乗ったら、50分くらいでロサンゼルス国際空港に着きました。1人50ドルくらい。1人で乗り合いのShuttleに乗るともう少しお金がかかりますが、2人以上で予約するなら、Expressを検討すれば、そんなにアクセスが悪い、という感じはありませんでした。
以上、現地の様子(前半)でした。次回は、受験会場と試験当日(3日間)の様子と、受験しての所感をとりあげてみます。