ふぇりっくす日記

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2013~ MMORPG「ArcheAge」のプレイ感想
2014~ ゲームブログのはずが迷走中

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久しぶりに日記を更新。

 

三国志15は、いつ出るんやろうなあ・・・と時々検索して調べていたのですが。

三國志8 Remake 公式サイト (gamecity.ne.jp)

 

三国志8のリメイクだと。( ゚Д゚)

昨日初めて気づいたわ!w

 

24年の早い時期に発売らしく情報もちょこちょこ出てる様子。

8を遊んだのは随分むかしなので、リメイク遊んでも何が刷新されたのか気付かない所多いだろうなぁ(汗)と思いつつ。

武将個人プレイは好きなので、個人的な期待や予測をしてみようかなと。(ついでに、PKや15以降でもいいから希望を)

 

三国志7.10.あるいは13との違い

コーエー三國志の中で、武将個人の立場で遊ぶのは三国志7.三国志8.三国志10.三国志13ですかね。

 

三國志7は実験的な(当時としては、かなり挑戦的な)作品で、結構遊んだほうです。真新しさはあったものの今にして思えば、全体的に作りは甘かったですかね。毎度やりがちな1人君主縛りプレイは7でも面白かったです。(ひたすら伏兵で粘り続ける)

 

三國志8は7の進化版。昨今のコーエー三國志と違って、シリーズ2作続けて武将個人を主人公としたゲームです。

在野武将と勢力武将の間のポジションで、「放浪軍」があったのが特徴。

どうやらリメイク版でも放浪軍は健在らしいので、そこが旧シリーズから進化していれば、神ゲーになる可能性はありますね。

ただし、後述する理由(シリーズほぼ全般を通した問題)で期待はしていません。

戦闘は軽快に進む7と比べて、驚くほどかったるいテンポに鈍化して不評でした。

ここは制作側も意識している様子なので、リメイク版では挽回してくれるでしょう。(たぶん)

 

7と8の共通点として、1月ごとに回復する行動力を消費してコマンドを実行する…というものだったと思います。

また戦闘も1カ月の命令で発生するというもの。

 

三國志10は、13の前段階的な感じかな。ただし幾つかの点では13を凌駕していた。

まず7.8と違って、月ごとではなく日数で行動が進むようになった。13もこの形。

なので、マップ上で起こっている戦争に途中から参戦できて面白かった。

在野なのに私兵を率いて勢力同士の戦争に参加したり、他のシリーズにない面白さがあった。

また属国の概念もあり、宗主国に頼まれても無いのに長征して押しかけ援軍するのが一番面白かったです。

あと部隊ごとに訓練値があり、内政画面の訓練ではMAXにならず、実戦で鍛え上げて生き残った精鋭が活躍できるのは良かったですね。三国志13は、都市で訓練値が保存されるから新平でも訓練値MAXやんけ・・・という点が微妙だったかな。

ただし逆に10が非現実すぎたのは、軍師が何人かいて集中的に同じ部隊に命令をすれば、一人だけ時間を超越した倍速運動が出来てしまうのは…ちょっとやり過ぎだったと言わざるを得ない。

 

三國志13は、PKでかなり面白くなった感じですかね。

同志システムは、かなり良かった。また次回以降も採用して欲しい。(というか8リメイクに近いものがありそう?)

もし13の侠客プレイで10の在野みたいに勢力同士の戦争に途中参加できていたら、死ぬほど面白いゲームだったと思う。(惜しかった)

PKで追加された戦術・威名などもゲームを面白くする要素となっていた。総合力では(個人的に)シリーズ最高峰かなと思います。

ただしシリーズ共通の限界には13も巻き込まれている。

 

戦争参加部隊数の上限という共通課題

 

武将個人プレイの場合、だいたいこれで台なしになってるんですよね。

(三国志11のように1枚マップだと、この壁はなくなるんだけど・・・11には属国の概念がないし、在野私兵や放浪軍の概念も無い)

 

同盟国への援軍、あるいは在野や放浪軍で助っ人に行っても、戦争参加部隊の上限に達していて参加できないというやつね。

三國志8の放浪軍なんか、最初の頃は勢力の防衛戦に呼ばれて燃える展開だったのに。

途中から勢力の武将数が足りる事になって、お声がかからなくなって「なんじゃこりゃ、傭兵プレイがしたいのに終わっとるやんけ」と激しく残念な気分になった記憶があります。

主人公については、上限枠取っ払って参戦させろよなーと思います。ゲームなんだからさぁ。(*´Д`)

いや8のリメイクでも同じ状態だったら、マジPKでもいいから何とかしてくれい。

 

期待してますよ。コーエーさん。

 

三國志8は神ゲーになるのか?

 

無理だと思います。(即答)

いや、だって今のコーエースタッフがいくら頑張っても、ベースが三国志8だからなぁ。(*´Д`)

 

三國志8だからこその良さって・・・開始年度が沢山あるだけで、他に何か良いことがあったか思い出せないんですよね。

 

というか折角、三国志10と三国志13で1日単位(実は1日も幾つかに分割されてる)で世界が動いている中で、主人公が活躍するという舞台を作り上げたのに。今更1月ごとにコマンド幾つか実行するパターンに戻るのかよと。

 

そこからして、戦争への途中参戦が10と13に比べて激減するわけだし。


リメイクによって、テンポの良さは7に近いものが出来るかもしれないけど・・・うーん。

 

・・・ということで、8への期待はほどほどに、今後の三国志(武将プレイもの)に対する期待を書いていきます。

 

三国志6の神機能を復活させよ

 

たしか三國志6に「傑士回顧録」てのが、あったよね。

あれマジで好きだったんだけど、三国志6自体が空気みたいな存在になったので、ほとんど皆忘れてるんでしょうな。

武将個人プレイと死ぬほど相性がいいと思うんですけど。どうして6から7で継承しなかったんや。

 

ぶっちゃけ、あれと「引退」と「栄誉の殿堂(CIV的な)」があれば、統一までグダグダ遊ばなくても、プレイヤー的に盛り上がるとこまで盛り上がって(だいたい中盤まで)途中でやめても記録が残って楽しいやろ。次の武将で遊ぶのも縛りプレイとか目的をもって、統一に拘らず終了できるので、ある意味延々とモチベが続くと思うのだけどな。「傑士回顧録」なんて、主人公意外で波乱万丈の武将記録が残っているのも楽しめるしな。

 

威信が下がったら、賊とか反乱とか独立とか

 

大勢力でも大負けしたら、君主の威信が下がって賊とか異民族とか太守の反乱とか頻発したり。

もうちょっとこう、カオスにならんのか。せめて君主の代替わりくらいは波乱があってええやろ。

 

君主プレイなら兎も角、武将個人プレイなんて、天下統一を目標にする必要はないんだから。

(というか、大勢力化して途中から作業になってダレる)

昨今の三国志の武将(主人公意外)は大人し過ぎて、終盤が予定調和。なのに統一を目指す仕様というのは、どうなのよ。

 

中盤程度で辞めても楽しい(傑士回顧録)か、基本いつまでも終盤にならずにカオスが続く方が楽しいかな。

統一は結構ハードな道という感じで。

 

三國志13PKの正当進化版を作れ

 

作れというか、作ってください。

またPKまで買わせていただきます。コーエーさん

待ちに待ったジャンプスクエア発売日。

ワートリ2話掲載なので、気になったところを幾つか。

 

水上「後のことを考えると…」

 

なんで高得点を取れそうな水上自身でやらなかったのか。

しかも「俺 自分の課題進めたいし」とか言ってるし。

水上はチームの中で、一番課題が進んでいるのだけど。

 

もしかしたら分担課題(1000問 5000点)を解く時間を確保するために、自分の課題はさっさと片付けてしまいたい感じなんですかねー。

 

 

誰が二宮に絵馬の情報を流してるのか

 

よく考えてみたら、チーム結成の時も「絵馬は雨取と仲が良い」という情報を持ってた二宮ですが。

これって、誰が絵馬の情報を二宮に流してるの? (*´Д`)

 

自然な流れだと、カゲのお好み焼き屋にいた荒船→荒船とスナイパー訓練で会う東さん→二宮という経路。

流れとしては無理が無い。

 

ただ、二宮が絵馬の遠征行に力を貸すような形になってるのは、どうなんすかね、これは。

二宮に何のメリットもなくて(案の定、絵馬はこの課題に苦戦した)、柄にもなく良い先輩というか兄貴役みたいな感じになってる。

 

なので、いまのところ描写は無いのだけど・・・迅が情報を流してる可能性もあるのかな、という気はしないでもない。

鳩原関連で「絵馬が遠征に行くことで情報が得られる」と吹き込んでるとか。

 

でも、そんな重大な事を描写なしで進めてるかな・・・。

 

今後も、二宮が絵馬の遠征行をプッシュする様な言動が続けば、あるいは・・・という可能性もあるけど。

どうなんでしょうかね。

 

 

とりま最「有力で「荒船→東→二宮」 次に 「迅→二宮」 かな。

他の可能性もあるけど、今のところちょと思いつかない。

 

 

ユーマの「近界に行ったとき のことを考えて作ってある」

 

チームランク戦についてのユーマの発言。

 

これは遠征に行ってから分かる感じだろうけど。

近界の場合、単純に敵味方でドンパチやってるというより、三つ巴とかややこしい状況になってるのかもしれませんね。

 

ワールドトリガーという作品に対して厳しい見方があるとすれば 「ランク戦ばっかりやってて実戦的でない」 というものはあった気がする。

 

ネイバー相手に戦うはずなのに、なんでチームランク戦ばかりなのか、と。

 

自分もヒュースの正体について、大規模侵攻の時の映像やデータを研究したら普通にバレるでしょ(なんでボーダー隊員は、それをしないの?)という事は書いてます。

 

まぁ作品全体の面白さを台なしにするほどの穴でもないだろうけど。

微妙な設定ミスという感は否めない現状。

 

そのあたり、遠征選抜試験と遠征で解消されていけば、より面白い展開になるのかな。

 

先が楽しみで、待ち遠しい。

久方ぶりの投稿です。

ワールドトリガー24巻を読んでの感想というか、考察・予測というか。

 

まず、前回の記事でヒュースの問題を書いてた気がしますが…。

ワールドトリガー遠征選抜試験を考察・予測してみる | ふぇりっくす日記 (ameblo.jp)

 

言語については公式の回答が来ましたな。

読み書きは、やっぱりダメで・・・話すのはオッケー。

 

トリオン体すげぇ便利。( ゚Д゚)

 

つうか、言語の通じない問題を真面目にやってると漫画にならんから。

この設定は(多少のツッコミどこは思いつくが)素直に受け入れときましょう。

 

 

 

ジャクソンが凡庸すぎる件

今更ですが、俺たちのジャクソン(若村)が凡庸すぎて。

この「どうあがいても主人公になれない属性」には、愛おしさすら感じます。

 

いやほんと、変に覚醒せずにこのままの路線で頑張ってほしいですね。

個人的にはオッサムの次に好きなキャラです。

 

ジャクソンが隊長に選ばれた理由を話そうとする都度、電灯が切れたり何かが起こって、結局不明のまま話が進むのもナイスです。

マジで、なんでこいつ臨時隊長に選ばれたんだよ。

 

ところで、幹部オッサン達によると「課題の評価は、あくまで提出されたものが対象」なんすよね。

(P141キツネ)

 

だから、ほぼ確定でヒュースのアイデアは通るんです。

手分けして解いちゃえば、共通課題と分担課題では、かなり他のチームにリードできますな。

 

もしオッサムが隊長なら、ちょと考えて採用しそうな案。

彼は「手段を選ばない」ことに定評があるので。

 

 

オッサムの写メ作戦

さて案の定、トリオン切れになったオッサムですが…。

平然と解決策を示して、地味にA級評価点を稼いだり、本部長やキツネの話題になったりしてます。

 

1日目に写メ作戦に気付いちゃっただけに、これ毎日残業して結果的に課題の点数が稼げる事になりそうですね。

 

つうか、オッサムが苦手な動画系の問題。

写メをとっておけばカンタンに解答できるのでは、なかろうか?

 

まぁふつうはやらんけどな。

しかし、オッサムの場合はペンチメンタル全開でやってくれそうな期待感が残ります。

 

 

初日のスコア一覧

巻末に、初日のスコア一覧がありますが。

うーん、まだ何とも言えませんな。

 

つーか、ジャクソン。

隊長で一人だけ、A級評価1桁じゃねーか。(*´Д`)

 

各人の共通課題の点数に関しては、回答数と正答数が分からないので、まだ参考にならないかな。

ペースそこそこでも、正答率が高ければ結果として最高得点になるでしょうし。(東さんとか、その手のオチになりそうな)

 

なんか東さんとひゃみさんだけ、分担問題を計画的に進めてる様ですが…。

共通問題に比べて難問を片付けてると考えれば、公開されたスコアの見た目よりも貢献してる可能性はありますね。

 

まぁ、その分担課題も写メ作戦で諏訪隊がブーストかける可能性があるわけですが。

(主人公は、いつもずるい)

 

 

グリーンカードぽい描写の訂正について

月刊誌の描写と違って、コミックのP38で漆間と仏が見てるのがボーダー端末に変わってますな。

グリーンカード説があった描写なだけに、ちょと気になりますが。

 

妨害工作は、特に無くても十分面白くなりそうだが…うーん。

仏が本部の支持で怒り狂った演技をする(弓場ちゃんがドン引きする)のは、見てみたい気もするかな。

 

どうなることやら。

 

 

防衛任務にC級選抜部隊が

何度か読み返して気付いたのですが。(たぶんネットでは既出でしょうが)

P141の描写(幹部が話してる背景)を見ると、防衛任務にC級選抜部隊が駆り出されてるんですな。

 

少なくとも選抜部隊3までは、居る模様。

 

県外でスカウトされた連中とか、出穂とか、ランクアップする理由付けが薄いとご都合主義みたいになっちゃうから。

こういう所で地味に得点を稼いでた…という事にするのは良い気がする。

 

茶野隊とかも、地味に頑張ってるな。

 

 

水とか塩とか砂糖とか小麦とか

なんか水や塩や小麦の確保について描写がありましたが。

 

これ、トリオンで原料から作ってるのか。トリオンで機械だけ動かしてるのか。

どっちなんでしょうね?

 

いちおう23巻で、クラウントリガー(ユーマ的にはツチガミ)の説明があって…。

というか、そもそもマザートリガーがないとネイバー国家そのものが存続できないので。

 

考えてみたら「トリガー(トリオン)で作った星から水や食物を得ている」てのは確定ぽいんですけど。

 

それなら仮想空間のように、トリガー(トリオン)技術で作った空間から食物等を得る事も出来そうなんすけど。

 

どうなんすかね、これ。(*´Д`)??

 

いやまぁ、最終的には「ワールドトリガー」という、バカでかいトリガーが出てきて、復活したレプリカ先生が、この世界の創造について1から10まで説明してくれる段取りになってるとは思うんですけど。(たぶん)

 

太一がうっかり「スイッチョフ」して、世界が消滅したENDになるとか。

そんな大惨事が起こらない事を願っております。

 

宇野隼人のキャラ確定

前回の記事で「無言キャラでいってほしい」とか書いてた気がしますが。

公式に「ノーコメントスナイパー」とのキャラ紹介がきて、本当に無言キャラ確定しましたね。

 

おっしゃ、25巻も買うぞ!

宇野は50巻くらいまで活躍しそうにないけどな!

ジャンプSQで連載のワールドトリガー(以下ワートリ)、

現時点でアニメは2期の8話、コミックは23巻、SQでの月刊連載は23巻のあとの1話分進んでいます。

 

この記事は読者が月刊連載を既読である想定で書いてます。

アニメ組に多くの部分で、コミック組にも1話分のネタバレがありますのでご注意ください。

 

 

予測しても、たぶん外れるわけだが・・・

 

いきなり、身も蓋もない見出しでごめんなさい。

いままでも(ブログには書いてませんが)いろいろ予測した中で、あんまり当たってないんですよね。

 

特にB級ランク戦の最終ラウンド、修の切り札とか全く想定外でした。

 

それに長期休載明けのラウンド7(ヒュースのデビュー戦)の後に、どうやって元アフトであることを乗り切るのかと思えば、個人的に暴走すると予想してた菊地原(ヒュースの素性を知ってる数少ない隊員)は、むしろ玉狛に協力的だったりするし。キツネは神がかった情報操作をするし。

 

良い意味で予想や期待を裏切ってくれる作品です。

ですので、ここで書いたことが外れても「ワートリやっぱ面白いわ」とドヤ顔しちゃいます。

そして当たれば、もちろんドヤ顔します。

 

 

作者が予測してほしがってる(気がする)

 

ワートリの魅力のひとつとして、もともと葦原先生(作者)が予め細かく設定を作ったものを「小出しにして」読者に見せることがあります。

読者としては、名前や設定だけでてるキャラクターについて妄想したり、考察したり、それだけでなかなか楽しかったりする。

 

今回ようやく、A級部隊については全てのキャラが顔出し済になりました。

まあ、キャラの細かい性格とか、トラッパーやスポッターの戦い方とか、喜多川真衣とは何者なのか…とか。

いろいろ謎の部分はあるんですが。

 

出揃ったA級の皆さんが、遠征選抜の第一試験について各隊の順位予想をしてる流れ。

これ読者にも「一緒に予測して楽しめや」と言われてる気がしないでもない。

 

まぁ、順位とかは私はわかりませんが。

今後の展開とかは、期待も込めて書いてみようかなと。

 

情報を小出しにされてる時に、どう思うかを記して、後で答え合わせをするのって面白いから。

 

 

本記事では、

 

喜多川真衣

宇野隼人

菊地原士郎

漆間恒と空閑遊真

若村麗郎とヒュース

 

あたりを見ていきます。(てんこもり長文です)

 

喜多川真衣とは何者なのか…

 

加古隊のトラッパー喜多川真衣さん……。

あれ、なんなんすかね。(汗)

 

あの容貌で、斧とかもって突進してこられたら、それだけで恐い。

 

(トラッパーなのでじっさい斧は使わないけど…斧か鈍器が似合いそう)

 

彼女が何者であるか、ネット上には諸説あって…

 

・タヌキ(開発室長)が作ったトリオン兵

・トリオン隊のアバターがアレなだけあって、生身は美少女

・本人が趣味で描いた絵をアバターに転用してる

・イズホの猫

・実は中身がウェン・ソー

・加古さんの炒飯を食べて退化した人間、あるいは進化した猫

 

など、ロクな扱いになってない。

 

たぶん謎を放置したまま話が進んで、コミックの解説でも茶化したまま曖昧にするんだと思います。

まあ面白ければ、何でも。w

 

 

宇野隼人という無言キャラ

 

草壁隊のスナイパー宇野隼人くん、コクリと頷くだけの無言男子。

こいつ最後まで無言で通すんじゃなかろうか…と勝手に予測しています。

 

ちなみに漆間さんが登場した時に私は 「無言キャラキターヽ(・∀・)ノ」 と勝手に盛り上がってました。

その予測はわずか数話で覆されました。

 

宇野、どうなる。

 

 

菊地原のストレス対策

 

さて、ぼちぼち物語展開の予測的な話に行きましょう。

206話で加古隊から、南沢海がうるさいから閉鎖環境では耳の良い菊地原のストレスすごいんじゃないか…と予測されています。

 

これ、一理ありそうなんだけど…ルール次第であっさり解決かなと。

 

玉狛第一がヒュースのツノ対策で 「ツノ無しトリオン体でごまかすしかない」 と言ってます。

この対策が認められるなら、菊地原についてもトリオン体を使ってもよいでしょうから、感覚調整をすれば済む話かなと。

 

いままでの描写から聴覚音量の調整が100%出来るとまで言えませんが。

たしか痛覚などの設定などは出来たはずなので、聴覚についても調整できる気はしますね。

 

少なくとも 「トリオン体での聴覚情報の共有」 は作中で風間隊がやっています。

なので菊地原がSE(サイドエフェクト)によって苦しんでいるなら、誰かほかの人の聴覚情報を共有して凌ぐ事はできるんじゃないでしょうか。

 

オペレーターの華さん、そのあたり気づいて解決しちゃったら有能人物であることをアピールできるので頑張ってほしいところ。

 

 

つーか、耳栓で済むか…。

 

 

漆間の妨害と、遊真のサイドエフェクト

 

ネットでは漆間が妨害工作をする可能性について、指摘されています。

 

206話の最後から2番目のページで、来馬先輩と漆間が何か見てる。

あれが閉鎖環境試験でのグリーンカードではないかと。

 

漆間達は妨害工作の指示があったことを秘密にしつつ、隊員にストレス負荷をかける役。

その対処も見て、審査側は適正を測る。そういう予測があります。

 

いまのところ漆間達の見ていたものがグリーンカードか未確定で、妨害工作をするのか分かりません。

それに現実に訓練で使われるグリーンカードが、必ずしも宇宙兄弟のような妨害工作とも限らないようです。

 

その上で、仮に漆間が妨害工作をやるとすればどうか考えてみましょう。

上手くやれば遊真のサイドエフェクトがあっても、物語は相当に面白くなると思います。

 

まず漆間の評判を確認すると。

「協調性に欠ける」(古寺のアンケート評価) 

「性格が悪い」(水上のアンケート評価)

 

ですので漆間が普段通り振る舞えば、チームの和を乱す存在になる可能性が高い。

遊真はヒュースとのやり取りから鑑みても、隊長の命令に従わない隊員には文句を言いそうです。

 

しかし205話で、城戸司令から選抜試験に通過したら報酬が上がる事が提示されています。

グリーンカードがなければ、漆間は素の自分を抑えてチームに協力する。

この場合、遊真は特に問題視しないでしょう。(嘘くさいお世辞などがあっても、野暮は言わない子なので)

 

ところが漆間の任務が 「妨害工作」 だと途端にややこしくなる。

 

本部からの指示内容と漆間のやり方によっては遊真のサイドエフェクトは、あまり役に立たなくなります。

それどころか遊真の 「漆間先輩はウソをついてない」 が読者をミスリードする可能性もあります。

 

またボーダー上層部は遊真が「ウソを見抜く」サイドエフェクトを持っていることを知っています。

だから、漆間にあっさり見抜かれるウソはつかせないでしょう。

 

漆間は普段通り、協調性に欠ける動きをするだけでいい。

リーダーの命令無視とか、遊真が最も文句をつけそうな事を平気でやらかす。

 

その行為を咎められても 「俺は任務を遂行しているだけだ」 が全く嘘ではない。(そういう指令なんだから)

妨害工作が「犯人探し」で解決に向かうものであれば、嘘を見抜くサイドエフェクトも役に立つかもしれませんが。

 

漆間自身に堂々と開き直られて 「これが俺のやり方」 「任務を遂行しているだけ」 と言われても嘘にならない。

仏の来馬先輩が同じ役をやっても遊真に嘘を見破られますが、漆間の場合、素がアレなので嘘にならない。

 

歌川隊長が 「いや、試験だから協調性も見られてる」 と諭しても 「選抜通過のため任務を遂行しているだけ」 で嘘にならない。

遊真的にはサイドエフェクトのせいで余計に混乱して 「こいつ馬鹿なの?」 「わけがわからん」 と。

 

もちろん、そこから上手い解を見つけて、歌川隊の株が上がる流れ(上手くやれば漆間も人気キャラ)になるでしょう。

葦原先生が、どう料理するのか期待です。

 

 

たぶん来馬隊のほうが面白い

 

ギャグパートとして料理するなら、来馬先輩が妨害工作に従事して副官の弓場ちゃんがクッソ真面目に葛藤するほうが読者的には面白いと思われます。

 

ただ、それを先に見せて種明かししちゃうと。

漆間も妨害工作の指示を受けてることが読者にバレてしまうんですよね。

 

グリーンカードについて考察してるネット民が、ワートリ読者の大部分かと言われると謎なので。

どこで出すのが作品の高評価に繋がるのか。

11部隊の話をどう料理していくか。ちょっと楽しみではあります。

 

 

ジャクソン隊とヒュースの問題

 

206話で、A級隊員による閉鎖環境試験における予想順位、圧倒的に評価が低い若村11番隊。

ヒュースに多少の理解がある玉狛第一からも最下位を予想されるとか、散々です。

 

やっぱヒュースの存在がなぁ…。(´Д` )

 

しかも、低評価をつけたA級の皆さんが揃って、ヒュースが 「アフトである」 ことまで知ってるか怪しいんですよね。

(ネイバーであることが分かってるのと、アフトであることまで知ってるのは随分違う。玉狛と菊地原は確実にアフトと知ってる)

 

いまのところキツネの活躍で起爆してませんが、ヒュースの素性問題はワートリ最大の爆弾であると、個人的には思っています。

 

私も上層部のオッサン達が話してたように 「捕虜として連れて行く」 の路線ならば分かりますよ。

しかしボーダー隊員になって玉狛第二に入って、遠征チームに参加ってのは……やっぱり相当に無理があるんすよね。

 

これ皆にバレたらどーすんだよ、と思いながら読み進めています。

 

 

大規模侵攻の映像記録

 

少し若村11番隊から離れますが。

そもそもヒュースの素性、ボーダー隊員の皆さんにバレててもおかしくない気がするんですよね。

 

ボーダーが防衛機関である以上、隊員達は人型ネイバーへの対処法とか真面目に研究するわけでしょ。

アフト侵攻時の映像、いままでA級B級の誰もチェックしてなかったのでしょうか。

 

映像の情報共有については、ランバネイン戦での描写があります。

B級の東さん達が戦った映像記録を、出水たちA級3バカが受け取ってましたね。

 

ここから、少なくとも本部データについては、本部のオペレーターが引き出せると推察できます。

(先に東隊から受け取っていた可能性もありますが、いつでも共有できるほうが自然な描写です)

 

では、ヒュースとヴィザについてはどうか。

ここが微妙なんですけど、玉狛だけが映像記録を持っていて隠蔽している可能性もあります。

 

隠蔽している可能性もあります…。

 

 

大事なことなので2回言いました。

 

 

 

やべーだろ、それはそれで。Σ(゚д゚lll)

 

206話で登場した真紀理佐さんとか、普通に詰めてきそうなところなんすけど…。

 

 

 

真面目なボーダー隊員が 「アフトとの戦闘記録をチェックしよ」 と思って、人型ネイバーの情報を調べてたら、玉狛が戦ったネイバーの記録だけ不自然にないわけですよ。

 

ここらの情報はヒュースの顔だけでなく遊真のブラックトリガーもバレてしまうため、ボーダー的にはかなりの機密事項であることは分かるんですが…。大事な戦闘記録のはずが一部だけ何故か見れないと、恐いですよね。

 

それとも戦闘が終わったあとは大規模侵攻のデータ全体にアクセスできない状態にでも、なってるんですかね…?

(それはそれで、防衛どうすんの)

 

また、玉狛の戦闘記録(特に迅とレイジの記録)が、戦闘後だけでなく戦闘中も本部と共有されてない場合。

戦いながら情報を整理してる本部のオペから不審に思われるのでは…。

 

ワートリ最初期の三輪隊は、遊真のブラックトリガー使用痕跡からネイバーの存在にまで辿り着いています。

それに比べると、上述した不審点に誰も気づかないのは、少しどうかと思っています。

 

あるいは、誰かは不審な部分に気づいていて、今後の展開で明かされるんでしょうか。

 

 

若村隊でのヒュース

 

さて、若村隊に戻りましょう。

試験中、ヒュースが数々の不審な行動をとると想定されます。

 

まず、たぶん字が読めない。

 

遊真は第一話で 「くがゆうま」 と黒板に書いてます。

最初から自分の名前くらいは、ひらがなで書ける。

ひらながを完全マスターしたか分かりません。カタカナが理解できるかも未知数です。

(203話で、漢字は無理ぽい)

 

ヒュースは、もっと怪しい。

いちおう個人戦ブースで戦った描写があるので、カタカナと数字はワンチャンあるかもしれませんが。

 

じゃあカナダ人だから、英語かフランス語でもいけるのかと言われればダメでしょうし。

地理も音楽もスポーツも怪しい。電子レンジ壊す。

 

どこで生まれて、どこで育った人なのか。

得体の知れない存在と、若村達に不審が芽生える可能性は高いでしょう。

 

 

 

とはいえ、さすがに若村隊の面子もヒュースがネイバーであると気づくのは難しいでしょう。

ましてやアフトであることまで洞察するのは極めて難しい。

 

個人的には環境試験中に、若村隊に素性がバレる可能性は低いと予測します。

 

 

さしあたり、私が注目してる点は

若村や笹森たち、普通のB級隊員とヒュースの交流。

 

何故ボーダーに入ったのか(逆にいままで入らなかったか)、三雲隊に入った理由とか、遠征にかける意気込みとか、なんやかや聞かれても変じゃない。若村や笹森がボーダー隊員としての思いを語ってもおかしくない。

 

これは、いままで迅や玉狛第二(修)との利害関係で入隊したヒュース的には、けっこうキツイ展開だと思うんですよね。

 

まさか 「俺は自国に帰りたい」 「修達は遠征に行きたい」 この利害関係で取引成立してチームに入った、とか言えんでしょう。

 

じゃあ適当に誤魔化すのか。

真面目なヒュースに適当な嘘がつけるのか。犬飼みたいに表情も誤魔化せるのか。

 

「お人好し」のエリン家の当主に再開した時、主に恥じない行動と言えるのか。

 

彼は、何も言えなくて黙ってしまいそうなんですよね。

 

 

 

また修達とは(一緒にチームで動き一定の信頼があるといえ)、お互いの利害が一致してるから組める部分で組んでる。

そもそも修達はヒュースの素性を知ったうえで、そうしている。

 

これに比べて、若村達はヒュースの素性を知らずに 「ボーダーの仲間として」 一緒にやろうとしてくる。

そして、どこかの時点(ずっと後と思われる)でヒュースの素性について騙されていたと分かる。

 

さらに場合によっては先述したように、大規模侵攻の戦闘記録にアクセス制限までかけて、組織ぐるみで隠蔽しようとしてたことに気づく。

 

ここまでくると、熱くなりがちな若村だけでなくて、わりと多くのボーダー隊員にとって、ヤバイ火種になると思うんですよね。

玉狛第二の都合で、そこまで隠蔽するの?と。

 

 

このあたりの火種、どうやって片付けるのか今後の展開に注目しています。

 

 

いちおう、予測としては

「若村がヒュースと友情関係を築こうとしつつ(その一環も含め)ネイバーやアフトに対する怒りを率直に語り、実はヒュースがアフトでした展開に激怒する。ついでいボーダー上層部の隠蔽体質にも激怒する」

 

という昨今のワートリに似つかわしくない重苦しい展開になるんじゃねーか(いや、ならねーか?)みたいな。

 

あるいは、真紀理佐さんが全てお見通しで、上層部をボロクソに罵って読者を笑わせてお茶を濁すか。

 

幾つかのパターンが想定されますが、今後の展開に期したいと思います。

コロナで5月末まで篭ってます。

ゲーム依存症について、NHKで番組があったようです。

 

外出自粛の陰で…ゲーム依存は大丈夫?

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4417/index.html

https://www.nhk.or.jp/gendai/kiji/185/index.html

 

 

番組は概ね良心的かと思われます。

自民党の藤末建三さんのツイートは以下のとおり。

 

https://twitter.com/fujisue/status/1263272381281255427

「NHKクローズアップ現代「ゲーム依存症」 ゲーム依存症の問題とゲームのプラスの面がバランスよく整理されていると思いました。 早く科学的根拠に基づく対策を整備しなければなりません。 ゲーム時間を規制するより状況を受け入れた上で対応することがいいと思いました。」

 

 

 

私も藤末さんに同感です。

1時間等の一律の規制は、以前から書いているとおり反対です。

 

ただ個人的な最終妥協ラインは藤末さんと違います。

これも以前から書いてるとおり「オンラインゲーム・夜間・未成年」の制限なら検討して、ありえる。

 

 

 

藤末建三さんは香川条例ができた際も、すぐに国会の質疑で「国の法が優先する」旨の答弁を引き出していました。

差し当たって香川条例のためだけに国で動く必要はないでしょうが、各自治体で動きが活発化した時などに、国で妥当な基準を作ることで中和化できます。また香川が11条の運用を誤り、本格的に迷惑条例ぶりを発揮した際も、国会議員の動きで上書きすることはできるでしょう。

 

この「国で上書き」は、私は香川条例可決の前から度々ツイッターで書いてましたし、自民党の、みたに英弘議員にゲーム依存関連の資料を送らせていただいた際にも、私見を書かせていただいてます。

 

ツイッターは、たとえばこれ (条例可決前の2月時点のもの)

https://twitter.com/dantarou/status/1231161220327034881

 

 

それらを藤末さんがご覧になられたかまでは知りませんが、実際に動いて回答を得たのは藤末さんであり、見事としか言えません。

柔軟な対応力と、無駄な攻撃性の無さを見ると、規制派と上手く対話をしてために貴重な議員さんだと思います。

 

オタクさんの大人げない態度とデマ

 

さて、NHKの番組ですが。

ツイッターでは、「ゲーム依存の話なのにチュートリアル画面は変」等のNHK叩きが1万以上リツイートされているようで、それは番組スタッフがどんなゲームか見ているシチュエーションなので、オタクさん達のデマなんですが…。こういう、反規制派の信用を落とす発信は困ったものです。

 

他にもeスポとゲーム依存を絡めることを批判する議員さんがいたり。

藤末さん以外は「HNKけしからん」的な論調が目立つように思います。

 

もうちょっと大人になろうよ。(;´Д`)

 

前も書きましたが、徳島県のeスポ担当者は「ゲームの健康問題もやりたい」と発言しており、バランスをとっています。

また、eスポをやってゲーム依存の治療を受けている方がいることは事実で、これは以前からの論点です。

 

ゲーム依存について、本を読んだり資料を集めれば一般の人でも見つかることなので、的外れな批判をしてる人たちは問題への無関心を露呈しているに過ぎません。

 

一般の人はともかく、ゲーム依存を守備範囲としなければいけない議員さんがこれではダメでしょう。

 

 

高橋名人があまり信用できない

 

個人的には、NHKの議論でも引っかかる点はあります。

 

韓国のシャットダウン制について、全く効果がないと言っています。

 

https://www.nhk.or.jp/gendai/kiji/185/index.html

「現時点では、私は時期尚早かなとは思います。実際、ゲームの利用をシャットダウンする制度が海外で行われたことがあるんです。2011年に、韓国で16歳未満に、午前0時から6時まで、ゲーム会社はサービスを提供してはいけないという法律ができました。
確かに2011年は、利用時間は少なくなったのですが、その後、着実に増加して2011年よりも増えて、インターネット中毒とか睡眠時間への影響はまったくなかったんです。」

 

これは井出草平さんのブログにもあった論です。

検証・議論が確りされているのか気になります。

 

Effect of the Online Game Shutdown Policy on Internet Use, Internet Addiction, and Sleeping Hours in Korean Adolescents.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29434003

 

一方で、シャットダウン肯定派の石川結貴さんの『スマホ依存』では、韓国のシャットダウンで数十万人のゲーム依存者が減ったと書かれていたように記憶していますが。それもおそらくスクリーニングで出した推計でしょうから、こっちも真に受けていいのか疑問です。

 

(※ 石川さんは香川の条例には批判的なのでご注意を)

 

井出草平さんの講演動画を見た印象としても、ここは彼の歯切れが良くない部分でもあり、韓国での不正利用(親のアカウント利用等)などもあって、日本で同じになるか分からないという立場だったはず。

 

また考慮すべき点として、デバイスの普及もあります。

よく批判される「日本でネット依存の疑い93万人」にも関連する観点ですが、同じスクリーニング調査(キンバリー・ヤング博士がギャンブル障害の診断ガイドを参考に作ったもの)を用いた数年前の結果より著しく増えていること。この期間に、デバイスの普及が進んでいる社会背景があることなどを踏まえると、あまり単純化して物を言えない部分があります。

 

(※ 木曽崇さんが指摘するように、スクリーニングで出た人数は依存症の確定ではなく「疑い」のある人が大目に出てくることは注意が必要です。そのうえの私見として、同じスクリーニング調査をして全国推計人数が約50万から90万以上に増えたことに、社会的な背景・デバイスの普及を見るべきということになります)

 

井出さんが引用した論文が、どの程度、デバイスの普及などを考慮しているかは不明ですが。

HNKの全文を見ると、そこに全く注意が払われず高橋名人が論じている点は、気をつけたほうが良いでしょう。

仮に元の研究でもここの考慮が抜けていた場合「ネット依存が増えた」だけではミスリードになる可能性はあります。

 

「依存性」を考える時にも、ここに絡めて議論する必要があるかもしれません。

「ゲームは薬物より依存性がない」という単純な話でなく、アクセスのし易さも考慮するべきという議論があります。

 

(※ 依存症の専門家が以前から指摘するだけでなく、どちらかというと反規制の立場の木曽崇さんも注意すべきという立場でツイートしています。特にご本人の承認を得ていないのでブログにスクショは貼りませんが、「アクセスし易さ」×「依存性の度合い」であって、依存性の強弱だけで議論を回すと、どこかで大きな反撃を食らうと仰っています。私も同感です)

 

私個人としては、国会図書館で集めた資料などを見比べながら思うに、井出草平さんのブログがかなり信頼性の高い議論を提供していることは否定しません。というか素人として凄く勉強になります。

 

だから、井出さんに対しては(素人がおこがましいですが)かなり高い点数をつけつつ、注意しないと不味い部分はあるのではないか・・・ということは申し上げておきたい。

 

(※ 上記の木曽さんの苦言は、井出さんの記事を受けてのものです)

 

また、井出さんのブログは規制派に対する反論を中心に組み上げられているため、ゲーム業界の高橋名人がそちらだけを引用してブログ記事を書いたり討論番組で語るのは、あまり好ましく思いません。

 

 

高橋名人のブログにコメントしてみたが、未承認でした

 

コメント未承認になると思ってなかったので、送信する前にコピーしておけば良かったですね。

 

書いた論点は

「ゲーム以外に原因がある・・・も行き過ぎると落とし穴がある」

「依存とメンタル不調は、どちらが原因という単純なものではなく相互影響的という議論がある(日経サイエンスの記事も紹介)」

「井出草平氏の影響を受けて、精神疾患との安易な結びつけをしたコメントが見られる問題。依存症の支援団体の本で、教員がゲーム依存の子を精神疾患と見なしていたが、実際は違ったと。」

「基本的な情報、専門家の意見を先に学んだほうがよい」

 

などです。

もちろん暴言は一切書いてない。

これで未承認といのは「ヨイショ以外、聞く気がない」という意思表示なのかな。

 

とても残念です。

 

 

上記の論点の幾つかについて、話を繋げていきましょう。

少し長いので、気が向いたら読んで頂ければ幸いです。

 

 

「依存の原因は別にある」という話と問題点

 

これは、厚生省の依存症対策全国センターの動画にもあります。

ですから、「原因は他にある」という議論自体は否定する必要はありません。

 

右下の「依存症 間違いだらけの常識」

https://www.ncasa-japan.jp/docs

 

とても大事な観点です。

しかしこれも程度問題であって、ある立場での行き過ぎは弊害も出てくると思われます。

 

ゲーム依存に関する意見を見るに、「ゲーム以外に原因がある」を悪い意味で解釈して、依存症対策を煙に卷く意図が先行しているのではないか、そう見えることもあります。

 

(※ 特に、「ゲーム以外の原因」に対策を進める気配がないなら、議論を煙に巻いて何もする気がないと見て良いかもしれません)

 

また現在の段階で明確な因果関係を元に対応するのが全て正しいのか、という見方もあると思います。

 

依存に陥る「原因」、それは人によって様々でしょう。

というか一つのことが「原因」と単純に言えるのか。

専門家の本を見ると、どちらかというと「要因」(本人要因・環境要因・防御要因など)と書かれています。

 

リスクが高い人、リスクが高い環境、リスクを下げる要素、などがある。

 

様々な要因が絡む中で、いかに依存リスクを下げていくか、その観点は忘れないほうが良いと思います。

 

「原因は別にある」系の議論は、それを忘れたり、煙に巻くには都合が良いかもしれません。

また、率直に言うと「リスクを下げる」の観点は、コロナでも似てますが「自粛」「制限」に繋がりがちで、その議論に乗ると規制派の思う壺というところは大いにありえます。

 

しかしだからと言って無視してしまうと、依存症に対する適切な教育等(ゲームとの健全な付き合い方)も行えません。

また依存症対策そのものに後ろ向きという印象を強く与えます。

放置するとかえって規制派の論拠のひとつになったり、彼らとのすれ違いが解消できません。

堂々と議論した上で、リスク管理の観点からの教育は許容し、不要な規制を防ぐほうが良いのではないでしょうか

 

このあたり、高橋名人の「コメント未承認」や、表現の自由系議員さん達の論調・態度を見るに、より良い議論を積み重ねる気がないように見えます。

 

私のように元依存者かつ規制反対の立場から見て、

彼らの態度はハッキリ言って現状、あまり信用できません。

 

 

影響は相互的か

 

依存の原因に「メンタルヘルスの悪化」が指摘されることもあります。

これも「原因は他にある」的な発想を、統計的に導き出したエビデンスとして注目される。

 

日経サイエンス4月号の、米国でのソーシャルメディアの議論が参考になります。

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/202004.html

 

記事を見ていて面白かったのは、「ソーシャルメディアを薬物と同じようなもの」という意見に異を唱え「原因は別」と見ていた研究者も、調べた結果「それほど単純ではなくて、相互影響的かも…」と思考を巡らしているところですかね。

 

・「依存」→「メンタルを病む」

・「メンタルを病む」→「依存」

 

どちらが原因かという単純なものではなく、両方あると。

両方あるから、悪循環になる。という物の見方が出てきます。

 

そして依存症の専門家の本を読むと、上記の米国の議論を踏まえたわけでもなく、診療現場の観察から同じことは指摘されています。

だから「原因はべつにあるからゲームは悪くない」が行き過ぎて、このあたりを見落とすとマズイ。

 

これは「ゲームが悪い」と言いたいのではなく 「付き合い方を間違えるとやはり悪影響は出てくるかもよ」 ということ。

長時間プレイが必ずしも依存とイコールと言えませんが、一つの指標・リスクを高める要因として考える必要はあるでしょう。

 

さらに生活が順調だった方が依存に陥ったケースもあると指摘されますし、自分がSNSでやり取りしてる方でも同様の体験を語る方はいます。体験を統計より優先するのは特に政策論議をする際には良くないでしょうが、どちらを重視するというより、そういう例もあるということは留意が必要でしょう。

 

「様々な要因が絡む」

「影響は相互的」

 

これくらいの、ざっくりした理解で 「ゲームは悪くない」 は、あんまり強調しなくてもいいかな。

 

教育系雑誌で、現場のゲーム依存対策を見てても、昨年以前のもので既に 「ゲームは悪くない」 は大書されながら、付き合い方を考えるように子供達を導いています。ことさらゲーマーや、ゲーム業界が訴えなくても、そんなもん皆わかってるやろ…と思いますよ。

 

不必要に変なとこを強調したり思考・議論を固めるより、もっと柔軟に見てはいかがでしょうか。

 

 

「エビデンス」が全てなのか、コロナも絡めて考える

 

感染症と依存症は違いますので、コロナとあまり重ねても適切でないかもしれませんが。

西浦博さん(8割おじさん)の数理モデルも、必ずしも統計や明確な因果関係というものではありません。

データが不足していたり、分からない事が多い中で出したモデルです。

それを根拠に「リスクを減らす」という観点で社会が動くことはあります。

 

ゲーム依存の場合、コロナほどの緊急対応が必要とは思えず、「リスクを減らす」の観点だけで「1日1時間」を法令化する必要も全くないと思われますが、しかしリスク管理の観点に対して「科学的根拠がない」で切り捨てる態度も、専門家を軽視しすぎではないでしょうか。

 

(※ エビデンス階層図には、専門家の知見や診療も含まれるため、ランダム化試験やメタ解析など強いエビデンス以外を「非科学」と切り捨てるのは行き過ぎということもあります)

 

久里浜の樋口進氏はネットで批判されがちですが(私も全面同意まではしませんが)、彼の治療を受けに来る9割はオンラインゲーム依存で昼夜逆転になっている等、どこに問題が多いか、コロナで言うところのクラスターの特定に繋がるような示唆を与えてくれています。

 

私がオンゲの夜間規制(未成年のみ)に、検討する価値があると思うのは、「1日1時間」と違って多くの青少年ゲーマーを「巻き込まずに」、問題を抱えるクラスターにリーチする政策になりえる(可能性がある)からです。

 

専門家が警鐘を鳴らしているのに、無視するのはもったいない。

否定から入らず、もう少し議論を積み重ねるべきかと思います。

 

 

議論で隙を作らないために、専門家から基礎を学ぶ

 

そして最後になりますが。

専門家の本などを見ずに否定から入った場合、かなり基本的な間違いを犯したまま議論を展開している議員さんもいました。

その人も、井出草平さんの講演は聞いています。ブログも見ているでしょう。

 

しかし、依存症の専門家の意見(他分野の医療関係者などの本でも、基本的な前提となってる見解)を見ずに批判に前のめりになった結果、随分ボロが出てしまったという印象があります。

 

たとえば、依存症が「否認の病」と呼ばれることも知らずに、先述したヤング博士の質問事項を笑い飛ばしたり…。

彼が統計の専門家として「質問が恣意的」と言っても、ここは関係ない話なのです。

 

保健所にコロナの相談をして、スクリーニング(問診)を受けたとき、その質問内容が「恣意的」と言う人がいるでしょうか?

依存症の専門家が、症状に適合するか質問しているものに、「統計に詳しい議員」は、全く的外れな批判をして笑っていたのです。

 

これは、専門家の本(一般向け)を1冊でも読めば、未然に防げる失態でした。

 

ですから基本的な知識を放り投げて、拾った反対意見だけを武器に戦うのは要注意。

一般の方はともかく、ゲーム業界の方や政治家は隙を作ることになるので注意したほうが良いでしょう。

 

(※ こと政策に反映する段階に於いては、スクリーニングで大雑把に導き出された推計ではなく、統計で考える方が好ましいと思います。この点で、樋口進氏と私のスタンスは明確に異なると思われます)