ワールドトリガー遠征選抜試験を考察・予測してみる | ふぇりっくす日記

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ジャンプSQで連載のワールドトリガー(以下ワートリ)、

現時点でアニメは2期の8話、コミックは23巻、SQでの月刊連載は23巻のあとの1話分進んでいます。

 

この記事は読者が月刊連載を既読である想定で書いてます。

アニメ組に多くの部分で、コミック組にも1話分のネタバレがありますのでご注意ください。

 

 

予測しても、たぶん外れるわけだが・・・

 

いきなり、身も蓋もない見出しでごめんなさい。

いままでも(ブログには書いてませんが)いろいろ予測した中で、あんまり当たってないんですよね。

 

特にB級ランク戦の最終ラウンド、修の切り札とか全く想定外でした。

 

それに長期休載明けのラウンド7(ヒュースのデビュー戦)の後に、どうやって元アフトであることを乗り切るのかと思えば、個人的に暴走すると予想してた菊地原(ヒュースの素性を知ってる数少ない隊員)は、むしろ玉狛に協力的だったりするし。キツネは神がかった情報操作をするし。

 

良い意味で予想や期待を裏切ってくれる作品です。

ですので、ここで書いたことが外れても「ワートリやっぱ面白いわ」とドヤ顔しちゃいます。

そして当たれば、もちろんドヤ顔します。

 

 

作者が予測してほしがってる(気がする)

 

ワートリの魅力のひとつとして、もともと葦原先生(作者)が予め細かく設定を作ったものを「小出しにして」読者に見せることがあります。

読者としては、名前や設定だけでてるキャラクターについて妄想したり、考察したり、それだけでなかなか楽しかったりする。

 

今回ようやく、A級部隊については全てのキャラが顔出し済になりました。

まあ、キャラの細かい性格とか、トラッパーやスポッターの戦い方とか、喜多川真衣とは何者なのか…とか。

いろいろ謎の部分はあるんですが。

 

出揃ったA級の皆さんが、遠征選抜の第一試験について各隊の順位予想をしてる流れ。

これ読者にも「一緒に予測して楽しめや」と言われてる気がしないでもない。

 

まぁ、順位とかは私はわかりませんが。

今後の展開とかは、期待も込めて書いてみようかなと。

 

情報を小出しにされてる時に、どう思うかを記して、後で答え合わせをするのって面白いから。

 

 

本記事では、

 

喜多川真衣

宇野隼人

菊地原士郎

漆間恒と空閑遊真

若村麗郎とヒュース

 

あたりを見ていきます。(てんこもり長文です)

 

喜多川真衣とは何者なのか…

 

加古隊のトラッパー喜多川真衣さん……。

あれ、なんなんすかね。(汗)

 

あの容貌で、斧とかもって突進してこられたら、それだけで恐い。

 

(トラッパーなのでじっさい斧は使わないけど…斧か鈍器が似合いそう)

 

彼女が何者であるか、ネット上には諸説あって…

 

・タヌキ(開発室長)が作ったトリオン兵

・トリオン隊のアバターがアレなだけあって、生身は美少女

・本人が趣味で描いた絵をアバターに転用してる

・イズホの猫

・実は中身がウェン・ソー

・加古さんの炒飯を食べて退化した人間、あるいは進化した猫

 

など、ロクな扱いになってない。

 

たぶん謎を放置したまま話が進んで、コミックの解説でも茶化したまま曖昧にするんだと思います。

まあ面白ければ、何でも。w

 

 

宇野隼人という無言キャラ

 

草壁隊のスナイパー宇野隼人くん、コクリと頷くだけの無言男子。

こいつ最後まで無言で通すんじゃなかろうか…と勝手に予測しています。

 

ちなみに漆間さんが登場した時に私は 「無言キャラキターヽ(・∀・)ノ」 と勝手に盛り上がってました。

その予測はわずか数話で覆されました。

 

宇野、どうなる。

 

 

菊地原のストレス対策

 

さて、ぼちぼち物語展開の予測的な話に行きましょう。

206話で加古隊から、南沢海がうるさいから閉鎖環境では耳の良い菊地原のストレスすごいんじゃないか…と予測されています。

 

これ、一理ありそうなんだけど…ルール次第であっさり解決かなと。

 

玉狛第一がヒュースのツノ対策で 「ツノ無しトリオン体でごまかすしかない」 と言ってます。

この対策が認められるなら、菊地原についてもトリオン体を使ってもよいでしょうから、感覚調整をすれば済む話かなと。

 

いままでの描写から聴覚音量の調整が100%出来るとまで言えませんが。

たしか痛覚などの設定などは出来たはずなので、聴覚についても調整できる気はしますね。

 

少なくとも 「トリオン体での聴覚情報の共有」 は作中で風間隊がやっています。

なので菊地原がSE(サイドエフェクト)によって苦しんでいるなら、誰かほかの人の聴覚情報を共有して凌ぐ事はできるんじゃないでしょうか。

 

オペレーターの華さん、そのあたり気づいて解決しちゃったら有能人物であることをアピールできるので頑張ってほしいところ。

 

 

つーか、耳栓で済むか…。

 

 

漆間の妨害と、遊真のサイドエフェクト

 

ネットでは漆間が妨害工作をする可能性について、指摘されています。

 

206話の最後から2番目のページで、来馬先輩と漆間が何か見てる。

あれが閉鎖環境試験でのグリーンカードではないかと。

 

漆間達は妨害工作の指示があったことを秘密にしつつ、隊員にストレス負荷をかける役。

その対処も見て、審査側は適正を測る。そういう予測があります。

 

いまのところ漆間達の見ていたものがグリーンカードか未確定で、妨害工作をするのか分かりません。

それに現実に訓練で使われるグリーンカードが、必ずしも宇宙兄弟のような妨害工作とも限らないようです。

 

その上で、仮に漆間が妨害工作をやるとすればどうか考えてみましょう。

上手くやれば遊真のサイドエフェクトがあっても、物語は相当に面白くなると思います。

 

まず漆間の評判を確認すると。

「協調性に欠ける」(古寺のアンケート評価) 

「性格が悪い」(水上のアンケート評価)

 

ですので漆間が普段通り振る舞えば、チームの和を乱す存在になる可能性が高い。

遊真はヒュースとのやり取りから鑑みても、隊長の命令に従わない隊員には文句を言いそうです。

 

しかし205話で、城戸司令から選抜試験に通過したら報酬が上がる事が提示されています。

グリーンカードがなければ、漆間は素の自分を抑えてチームに協力する。

この場合、遊真は特に問題視しないでしょう。(嘘くさいお世辞などがあっても、野暮は言わない子なので)

 

ところが漆間の任務が 「妨害工作」 だと途端にややこしくなる。

 

本部からの指示内容と漆間のやり方によっては遊真のサイドエフェクトは、あまり役に立たなくなります。

それどころか遊真の 「漆間先輩はウソをついてない」 が読者をミスリードする可能性もあります。

 

またボーダー上層部は遊真が「ウソを見抜く」サイドエフェクトを持っていることを知っています。

だから、漆間にあっさり見抜かれるウソはつかせないでしょう。

 

漆間は普段通り、協調性に欠ける動きをするだけでいい。

リーダーの命令無視とか、遊真が最も文句をつけそうな事を平気でやらかす。

 

その行為を咎められても 「俺は任務を遂行しているだけだ」 が全く嘘ではない。(そういう指令なんだから)

妨害工作が「犯人探し」で解決に向かうものであれば、嘘を見抜くサイドエフェクトも役に立つかもしれませんが。

 

漆間自身に堂々と開き直られて 「これが俺のやり方」 「任務を遂行しているだけ」 と言われても嘘にならない。

仏の来馬先輩が同じ役をやっても遊真に嘘を見破られますが、漆間の場合、素がアレなので嘘にならない。

 

歌川隊長が 「いや、試験だから協調性も見られてる」 と諭しても 「選抜通過のため任務を遂行しているだけ」 で嘘にならない。

遊真的にはサイドエフェクトのせいで余計に混乱して 「こいつ馬鹿なの?」 「わけがわからん」 と。

 

もちろん、そこから上手い解を見つけて、歌川隊の株が上がる流れ(上手くやれば漆間も人気キャラ)になるでしょう。

葦原先生が、どう料理するのか期待です。

 

 

たぶん来馬隊のほうが面白い

 

ギャグパートとして料理するなら、来馬先輩が妨害工作に従事して副官の弓場ちゃんがクッソ真面目に葛藤するほうが読者的には面白いと思われます。

 

ただ、それを先に見せて種明かししちゃうと。

漆間も妨害工作の指示を受けてることが読者にバレてしまうんですよね。

 

グリーンカードについて考察してるネット民が、ワートリ読者の大部分かと言われると謎なので。

どこで出すのが作品の高評価に繋がるのか。

11部隊の話をどう料理していくか。ちょっと楽しみではあります。

 

 

ジャクソン隊とヒュースの問題

 

206話で、A級隊員による閉鎖環境試験における予想順位、圧倒的に評価が低い若村11番隊。

ヒュースに多少の理解がある玉狛第一からも最下位を予想されるとか、散々です。

 

やっぱヒュースの存在がなぁ…。(´Д` )

 

しかも、低評価をつけたA級の皆さんが揃って、ヒュースが 「アフトである」 ことまで知ってるか怪しいんですよね。

(ネイバーであることが分かってるのと、アフトであることまで知ってるのは随分違う。玉狛と菊地原は確実にアフトと知ってる)

 

いまのところキツネの活躍で起爆してませんが、ヒュースの素性問題はワートリ最大の爆弾であると、個人的には思っています。

 

私も上層部のオッサン達が話してたように 「捕虜として連れて行く」 の路線ならば分かりますよ。

しかしボーダー隊員になって玉狛第二に入って、遠征チームに参加ってのは……やっぱり相当に無理があるんすよね。

 

これ皆にバレたらどーすんだよ、と思いながら読み進めています。

 

 

大規模侵攻の映像記録

 

少し若村11番隊から離れますが。

そもそもヒュースの素性、ボーダー隊員の皆さんにバレててもおかしくない気がするんですよね。

 

ボーダーが防衛機関である以上、隊員達は人型ネイバーへの対処法とか真面目に研究するわけでしょ。

アフト侵攻時の映像、いままでA級B級の誰もチェックしてなかったのでしょうか。

 

映像の情報共有については、ランバネイン戦での描写があります。

B級の東さん達が戦った映像記録を、出水たちA級3バカが受け取ってましたね。

 

ここから、少なくとも本部データについては、本部のオペレーターが引き出せると推察できます。

(先に東隊から受け取っていた可能性もありますが、いつでも共有できるほうが自然な描写です)

 

では、ヒュースとヴィザについてはどうか。

ここが微妙なんですけど、玉狛だけが映像記録を持っていて隠蔽している可能性もあります。

 

隠蔽している可能性もあります…。

 

 

大事なことなので2回言いました。

 

 

 

やべーだろ、それはそれで。Σ(゚д゚lll)

 

206話で登場した真紀理佐さんとか、普通に詰めてきそうなところなんすけど…。

 

 

 

真面目なボーダー隊員が 「アフトとの戦闘記録をチェックしよ」 と思って、人型ネイバーの情報を調べてたら、玉狛が戦ったネイバーの記録だけ不自然にないわけですよ。

 

ここらの情報はヒュースの顔だけでなく遊真のブラックトリガーもバレてしまうため、ボーダー的にはかなりの機密事項であることは分かるんですが…。大事な戦闘記録のはずが一部だけ何故か見れないと、恐いですよね。

 

それとも戦闘が終わったあとは大規模侵攻のデータ全体にアクセスできない状態にでも、なってるんですかね…?

(それはそれで、防衛どうすんの)

 

また、玉狛の戦闘記録(特に迅とレイジの記録)が、戦闘後だけでなく戦闘中も本部と共有されてない場合。

戦いながら情報を整理してる本部のオペから不審に思われるのでは…。

 

ワートリ最初期の三輪隊は、遊真のブラックトリガー使用痕跡からネイバーの存在にまで辿り着いています。

それに比べると、上述した不審点に誰も気づかないのは、少しどうかと思っています。

 

あるいは、誰かは不審な部分に気づいていて、今後の展開で明かされるんでしょうか。

 

 

若村隊でのヒュース

 

さて、若村隊に戻りましょう。

試験中、ヒュースが数々の不審な行動をとると想定されます。

 

まず、たぶん字が読めない。

 

遊真は第一話で 「くがゆうま」 と黒板に書いてます。

最初から自分の名前くらいは、ひらがなで書ける。

ひらながを完全マスターしたか分かりません。カタカナが理解できるかも未知数です。

(203話で、漢字は無理ぽい)

 

ヒュースは、もっと怪しい。

いちおう個人戦ブースで戦った描写があるので、カタカナと数字はワンチャンあるかもしれませんが。

 

じゃあカナダ人だから、英語かフランス語でもいけるのかと言われればダメでしょうし。

地理も音楽もスポーツも怪しい。電子レンジ壊す。

 

どこで生まれて、どこで育った人なのか。

得体の知れない存在と、若村達に不審が芽生える可能性は高いでしょう。

 

 

 

とはいえ、さすがに若村隊の面子もヒュースがネイバーであると気づくのは難しいでしょう。

ましてやアフトであることまで洞察するのは極めて難しい。

 

個人的には環境試験中に、若村隊に素性がバレる可能性は低いと予測します。

 

 

さしあたり、私が注目してる点は

若村や笹森たち、普通のB級隊員とヒュースの交流。

 

何故ボーダーに入ったのか(逆にいままで入らなかったか)、三雲隊に入った理由とか、遠征にかける意気込みとか、なんやかや聞かれても変じゃない。若村や笹森がボーダー隊員としての思いを語ってもおかしくない。

 

これは、いままで迅や玉狛第二(修)との利害関係で入隊したヒュース的には、けっこうキツイ展開だと思うんですよね。

 

まさか 「俺は自国に帰りたい」 「修達は遠征に行きたい」 この利害関係で取引成立してチームに入った、とか言えんでしょう。

 

じゃあ適当に誤魔化すのか。

真面目なヒュースに適当な嘘がつけるのか。犬飼みたいに表情も誤魔化せるのか。

 

「お人好し」のエリン家の当主に再開した時、主に恥じない行動と言えるのか。

 

彼は、何も言えなくて黙ってしまいそうなんですよね。

 

 

 

また修達とは(一緒にチームで動き一定の信頼があるといえ)、お互いの利害が一致してるから組める部分で組んでる。

そもそも修達はヒュースの素性を知ったうえで、そうしている。

 

これに比べて、若村達はヒュースの素性を知らずに 「ボーダーの仲間として」 一緒にやろうとしてくる。

そして、どこかの時点(ずっと後と思われる)でヒュースの素性について騙されていたと分かる。

 

さらに場合によっては先述したように、大規模侵攻の戦闘記録にアクセス制限までかけて、組織ぐるみで隠蔽しようとしてたことに気づく。

 

ここまでくると、熱くなりがちな若村だけでなくて、わりと多くのボーダー隊員にとって、ヤバイ火種になると思うんですよね。

玉狛第二の都合で、そこまで隠蔽するの?と。

 

 

このあたりの火種、どうやって片付けるのか今後の展開に注目しています。

 

 

いちおう、予測としては

「若村がヒュースと友情関係を築こうとしつつ(その一環も含め)ネイバーやアフトに対する怒りを率直に語り、実はヒュースがアフトでした展開に激怒する。ついでいボーダー上層部の隠蔽体質にも激怒する」

 

という昨今のワートリに似つかわしくない重苦しい展開になるんじゃねーか(いや、ならねーか?)みたいな。

 

あるいは、真紀理佐さんが全てお見通しで、上層部をボロクソに罵って読者を笑わせてお茶を濁すか。

 

幾つかのパターンが想定されますが、今後の展開に期したいと思います。