ヒメイワダレソウ(リピア、リッピア)は、いまだに店頭やネット通販で売られていますが、実は生態系に大きな被害を及ぼす恐れがあり対策の必要性が高いとされる「重点対策外来種」に位置づけられています、簡単に言うとヒメイワダレソウは植えてはいけないリストに入っている植物です。
しかし残念ながらこのことを知っている人はほとんどいない状況で、外来生物法の内容を知らずに購入され庭に植えられている方がたくさんいます。
重点対策外来種のヒメイワダレソウ
リストに入る前に植栽した時の様子
外来種被害防止行動計画が策定されてから7年も経っているのに、ヒメイワダレソウは今もなお持ち込まれているわけですが、こうした問題は往々にして被害が出てからその重大さに気が付くと言ったパターンです。

外来種ヒメイワダレソウを剥ぎクラピアを植栽
リピアが好む場所とクラピアが好む場所の違い

種をつけないように不稔処理されているクラピアはリストからも除外されているので安心して植えることができますが、ネックとなっているのはその価格です、ヒメイワダレソウに比べると数倍も高いので、安価な方を選んでしまう気持ちもわからないでもない。
しかし温暖化対策などの環境対策や安全にはお金がかかるのが常です、安いからと言って生態系に被害を与えるような植物を植えることのないようにしたいものです。


ブログは住宅の庭など狭い範囲に植栽されたクラピアを紹介しています、畦畔、道路、河川、公園、太陽光発電施設などに使用しているクラピアは想定していません、また生育状況は植え付けた地域の気候及び土壌環境や植栽方法によって左右されます、全てのクラピアがブログの内容と同じになるとは限りませんのでご了承ください。
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