相手の気持ちをより深く聴いて行くための質問法として、
ソクラテス式質問法」というものがあります。



これはその昔「無知の知」で有名な、哲学の祖、
ソクラテスが市井の人に対して実践した対話法です。




オープン・クエスチョン(開かれた質問)を元に、内容を特定して聴く質問法です。



【ソクラテス式質問法の4つのポイント(2006,伊藤)】

①質問された側が、自問を促すような問いかけ



質問をすることによって、話し手が、
深く自分を見つめるきっかけとなるような質問です。



②適度に制約を設けた質問



ある程度の制約を設けた質問を行います。


③どんな返事でも尊重する



聴き手の枠組みで聴くのではなく、
話し手の回答を尊重します。


④質問者は回答を用意しない


聴き手は予測に振り回されないように、
回答は考えないようにします。



すこし分かりづらいかと思いますので、
以下詳しくお伝えします。


【ソクラテス式質問法の例】
  
    通常の質問              ソクラテス式質問
①「どんなことがあったのですか?」 → 「そのとき、何が起きたのですか?」
②「あなたの好きなことは何ですか?」→「どんな活動をしていると、楽しいと感じますか?」
③「調子はいかがですか?」     →「この1週間、どんな気分になることが多かったですか?」


ソクラテス式問答を使うと、話し手が、質問に答えることで、
新たなご自身の一面に気づくことができるようになります。


自分だったらどんな質問をされると、
答えやすくなるかを考えながら、
質問を考えて行きましょう。



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