2009年 フランスへの旅 9
ついに最終日!
少し早めに起きて、パッキングをほぼ終えて、お出かけ。
お土産を買い足しに向かった先は、再びシャンゼリゼのモノプリです。
迷わず行けて、目的の物がある場所なんでついつい・・・![]()
そういえば、日本に来た外国人はおみやげ買いにスーパーに行ったり
するんでしょうかね?
そもそも海外では、職場や学校でのいわゆる「ばらまきみやげ」なるものは
存在しない気がするので、スーパーで安いお菓子をどんと買う、みたいな
発想はないのかもしれません。
それは別としても、かわいいパッケージの食材や日用品が
ずらりと棚に並んでいる光景は、やっぱりわくわくします![]()
モノプリで買い物した後は、近くのディズニーストアやセフォラ、
ヴァージンメガストアをぶらぶら。
ディズニーストアはハイスクールミュージカルとハンナモンタナのグッズが
やたらとあふれてました。日本ってそんなにあったっけ??
セフォラは日本から数年で撤退してしまった大手コスメチェーンですが、
パリでは相変わらずたくさんの女性たちでにぎわっていました。
今日の友人との待ち合わせは、12時にジュ・ド・ポーム Jeu de Paume 前。
まだ時間もあったので、シャンゼリゼからお散歩しながら向かうことにしました。
右手に見えてきたのはグラン・パレ Grand Palais 。
こちらは1900年のパリ万博のメイン会場だったところです。
中には企画展専門の美術館があり、このときはアンディ・ウォーホールを
やっていました。
次回機会があれば訪れてみたい美術館の一つです。
今日も快晴
緑が目にまぶしいです!
わかりにくいですが、シュパシュパとスプリンクラーがまわっていて
涼しげでした~
真っ青な空、ラヴェンダーの紫、チュイルリー公園の白い砂、
遠くにエッフェル塔、日焼けにいそしむ人々・・・
まさに夏のパリ![]()
ジュ・ド・ポームは現代写真を扱った美術館で、オランジュリーの
ちょうど反対側に位置します。
美術館前には写真のパネルがずらり。
画像一番左のパネルは日本人観光客ご一行様・・・
何年前の写真でしょうね。
このパネル前の椅子に座って待っていると、友人が来ました。
ランチにクレープが食べたいとリクエストしていたので、サン・ジェルマンあたりの
クレープリーを調べてくれたみたい。
そこまで、セーヌ川沿いを散歩しながら向かいます。
橋からちょうど見えたのはオルセー美術館。
何年も前に訪れたきりになっていますが・・・
ルーブルもそうですが、一度訪れた有名どころはつい後回しにしてしまいがち。
そのうちゆっくり滞在できたときにでも、時間をかけて再訪したいです。
落書きだらけ!!この場所はいったい・・?
今は亡き、セルジュ・ゲンズブールの家です。
彼の世界中のファンが、ここにメッセージを残していくのでしょうね。
落書きが一つのアートとして街に溶け込んでいるのも、パリという街の多面性を
あらわしていると思います。
着きました~クレープリー!(写真はクレープ型のメニュー)
注文したのはシンプルなジャンボン・フロマージュ(ハムとチーズ)。
そしてクレープにはやっぱりシードル(りんごのお酒)![]()
食べ終わるとデザートクレープのメニューが出てきたけど、
アイスを食べる予定だったので注文はせず。
そのことを言わなくていいのに店員さんに説明する友人。
でも店員さんは「あらいいわね~そりゃしかたないわね」と
かる~いノリ(笑)
こういうやりとりは日本ではあまり見かけないですよね。
で、食べたのがこちらのジェラート![]()
アモリノ Amorino はパリの街を歩いていると必ずといっていいほど
見かけるイタリアンジェラートの人気チェーン店。
一度食べたいと思っていて、たまたまクレープリーの近くにあったので
試してみることに。
サイズを選んでお金を払えば、好きなだけフレーバーを選んでもOKという
今までにない画期的なシステム!!
画像のように、バラの花びらのようにきれいに盛り付けてくれます![]()
暑さのためすごい速さで溶けるジェラートと格闘しながら食べましたが、
おいしかったのでぜひおすすめ![]()
そのうち日本が目をつけて進出させるんじゃないかと思います(笑)
さて、どこに行こう。
私にはとくに行きたいところもなかったので、友人についてお散歩。
とりあえず、あまり行ったことのないムフタール界隈を目指します。
とにかくパリは、歩いているだけで楽しい。
グラフィティアートにもたくさん出会いました。
(七色のキリン)
(何の変哲もない場所が、一気にアート空間に!)
これらの落書きアート(グラフィティアート、ストリートアート)には
ちゃんとしたアーティストたちがいて、ある程度市民権を得ているところが
さすがパリ。
もちろん、落書きですから消されても文句は言えないでしょうが、
これらのアートを見に来る観光客も少なくないでしょう。
ちなみにキリンはモスコ・エ・アソシエ Mosko et associesの作品、
白い人体模型と黒い服のおじさんは、
ジェローム・メナジェとネモのコラボ作品らしいです。
パリの街歩きの際にはぜひ、探してみてください![]()
最終日もやっぱり、暑さにやられてばて気味な私・・・
リュクサンブール公園 Jardin du Luxembourg で休むことにしました。
ここも、パリに来るたびに訪れている気がします。
今日も、午後のひとときを公園で過ごすひとたちであふれていました。
たとえ一人でも、物思いにふけるために公園に訪れる。
のんびり読書をする。
犬の散歩をする。
井戸端会議をする。
恋人と愛を語らう。
子供と噴水で遊ぶ。
公園が、こんなにも人々の生活に密着している文化は、
日本人からしてみればやっぱりめずらしい。
日本では公園はどちらかというと子供たちの遊び場。
大人になると、公園というよりはどこかしらのカフェに入っておしゃべり、
というパターンになることが多い気がします。
もちろん、公園でぼんやりしたりデートしたり、というのはありますが、
パリでのその位置づけと日本のそれとはだいぶ距離感があると思うのです。
「日本にはこういう場所はあんまりない」というと
「あるじゃん、いっぱい。新宿御苑とか、代々木公園とか」って言われますが、
うーん、そうなんだけど、ちがうんだよなぁ・・・
この違いを説明するのはちょっと難しいなといつも感じてしまいます。
時間も迫ってきたので、友人とお別れして、泊まっているアパートに戻ることに。
16時に戻る予定が、ちょっと遅れて17時近くなってしまいました。
アパートを貸してくれた友人とともにアパートを出て、
スーツケースをひきずりながら北駅を目指します。
このころにはもうパリに慣れてきていたので、はじめはこわかった北駅も
もうだいじょうぶ!!
さて、空港に向かう電車はどれかな~![]()
あれ?
なんだかスムーズに電車が動いてないらしい・・・
フランス語のアナウンスは早くて聞き取れないけど、時刻表を見ると
明らかに遅れています。
まあ、まだ17時半くらいだし、空港までは30分だし、20時の飛行機には
間に合うだろう・・・と電車を待ちました。
そのあと比較的すぐ電車到着。
けっこうな乗車率で、しかも車内は蒸し風呂状態!!
死ぬ~と思ったけど、これに乗らないわけにいきません。
入り口近くにたって、発車を待ちましたが、なかなか出発せず・・・
さすがに飛行機に間に合うのか不安になってきていたのですが、
出発したときは17時45分くらいだったので、まあ大丈夫か、と一安心。
が、甘かった・・・・
![]()
そう、私、甘かったのです。
結局この電車、途中で何度も止まり、動かず、正確な時間は覚えていない
のですが、空港のターミナルに着いたときには19時半近くになっていました・・・
20時出発の便のチェックイン締め切りは19時。
そんなことも正確には把握していなかった私は(二時間前には当然ついている
ものだと思って調べたこともなかったのです!)ANAのカウンターに
誰一人いない光景を見て愕然。
うそー!!
![]()
![]()
![]()
信じられない気持ちでANAのチケットカウンターに向かうと、同じように
乗り遅れたひとたちがちらほら・・・
前にいた方に「やっぱりもうのれないですよね・・?」と声をかけると
「20時の便ですか?そうみたいです、私はタクシーで2時間半、80ユーロも
かかって来たのに(道路も大渋滞してたらしいです!!)
乗れないなんて信じられない!!」とのお答え。
飛行機に乗り遅れるなんて、まさか、自分の人生に起こるとは思っても
みなかったハプニング!!!
もっと早く、かなりの余裕を持って出るべきだった・・・
電車の事故のせいとはいえ、それを予想しなかった私は甘かった・・・
(RERはこういった事故がとても多く、保証もほぼしてくれません)
私のチケットは、日本で買った格安チケットだったので、変更も保証もききません。
しかもこの日はもう便がないので、チケットを買いなおして
明日以降帰国するしかないとのこと。
淡々と説明するANAの、ハーフっぽいイケメンお兄さんが冷たく見えました![]()
(いや、彼は仕事だからしかたないんですけどね・・・)
私の場合、帰国日如何よりも、チケット代どうしよう!!!!という金銭面で
頭がいっぱい。
とりあえずはカードで払うにしろ、帰国後あたし生活していけるのかしら・・・
せっかく格安でとったチケットも何の意味もなかった・・・
あーあたしのばかー!!!ばかすぎるー!!!![]()
乗り遅れた人は7,8人いたでしょうか。
その中で、一人だった女性二人と仲良くなり、行動をともにすることに・・・
人生でもめったにない状況にたまたま居合わせたわたしたち・・・
偶然の出会いに運命を感じずにはいられません(笑)
しかも三人ともHISでチケットを買っていたので、次の日の朝一番で
(この日はもうとっくに営業時間を過ぎていたので)オペラ座近くの
HISパリ支店に駆け込もう、という話になりました。
とりあえず私は、お昼に会っていた友人に電話をして泊めてもらうことにし、
空港のインフォメーションカウンターで他の二人のためにホテルを予約。
こういうとき、語学をやっていてよかったなあ、と思います。
まあ、語学ができなくてもホテルぐらいなんとかなるとは思いますが、
こういうピンチのときの、精神的余裕に違いが出てくる気がします。
無事格安ホテルを予約し、三人でパリに戻ることに。
タクシーで(もうRERには乗りたくない!!)、
妙に陽気な運転手のおじさんとともにスムーズ過ぎるくらいスムーズに
30分でパリ到着。(さっき大渋滞を経験したおばさまはびっくりされてました)
ピガールにあるホテルまで行って二人とお別れしたあと、友人のアパートがある
四番線サンプロンの駅へ向かってもらいました。
ほんとならもう飛行機に乗っていたはずなのに・・・
なんであたしは今ここにいるんだろう・・・
Pourquoi je suis la !!
友人宅で落ち着いた私はふとした瞬間に何度もこの思いにかられました(笑)
そんな私に友人はごはんを炊いてくれ、日本茶をいれてくれ、
(友人は日本の食べ物が好きで、炊飯器まで持っているのです)
感謝感謝・・・![]()
たまたま友人が休みでつかまったことも、よく考えたらラッキーでした。
初めて訪れたアパートも、赤と白を基調としたすてきなインテリアのお部屋。
乗り遅れることがなかったら、来ることもなかっただろうなと思うと、
いろんな偶然の不思議さを感じずにはいられない夜でした。
そんなこんなで、大波乱の最終日(?)終了。
明日は朝早く起きて、HISに行ってチケットを確保しなくては!!
とりあえず、おやすみなさい・・・
10につづく
2009年 フランスへの旅 8
7日目です。
今日は、友人の実家がある ボーヴェ Beauvais に行く予定。
一人で郊外への電車に乗るのは初!!
(友人は昨日の夜、先に実家に帰ってました)
大丈夫かな~わかるかな~と心配しつつ、北駅 Gare du Nord へ向かいました。
友人が調べてくれた電車は11時18分パリ発のボーヴェ行き。
掲示板を見て・・あったあった。
まず切符を買わなくては。
この日は日曜の午前中で、窓口も閉まっているし係員も一人もいません。
自動販売機でなんとか買おうとしたのですが・・・
行き先を選択するところでどうしてもボーヴェが見つからない!!![]()
え~どうして~![]()
でも、ここで買うしか方法はありません。
誰かに聞きたかったけど、ほんとに誰もいない。(日本じゃありえん!)
掲示板のDestination(行き先)がペルサン・ヴォーモンというところに
なっていたので、そもそもその電車がボーヴェに行くのかすら
わかりかねたのですが、時間とホームの番号は友人の教えてくれた通りだから
たぶんその電車だろう・・・
結局、ペルサン・ヴォーモンまでの切符を買ってみました![]()
切符をコンポストゥール(自動改札機)に入れるもパンチされたのは
かどっこだけ・・・しくじった![]()
フランスの電車は有人改札ではなく、自分でパンチ穴を開けないと
いけないのです。(どれだけの人がこの作業をしているのかはナゾ)
私はあくまでも観光客、万一検札があって罰金をとられちゃたまりません。
でも心配は、果たしてこの切符で行けるのかどうかということ・・・
ホームにあがってみると・・・
BEAUVAIS(ボーヴェ)行きとの掲示板!
よし、やっぱりこの電車だ~![]()
![]()
ちょっと安心して電車に乗り込みました。
車両自体はとても新しく、きれい。
人も少ないのでゆったり座れます。
で、車内の電光掲示板を見ていると・・・
やっぱり、ペルサン・ヴォーモンは次の駅!!
私の目指すボーヴェは、もっともっと先の終点です。
やばい~やっぱりこの切符じゃだめだ!!![]()
もう一回切符を買いなおすべき??といったん電車を降り、
自動販売機のところまで戻ったのですが・・・![]()
![]()
なんと長蛇の列![]()
これじゃあ出発に間に合わない・・・
いいや~もう乗っちゃえ![]()
どきどきしながら電車にゆられて数十分。
ペルサン・ヴォーモンでいったん降りることも考えたのですが
停車時間が短すぎて到底無理。
フランスには乗り越し清算というシステムが存在しないので、
いつのまにか乗り越しちゃってたりした場合でもたか~い罰金をとられると
地球の歩き方にも載ってたし、実際友人もとられたって言ってたし!!
あ~隣で悠長にゲームしている青年がうらやましい・・・
となかば泣きそうな気持ちでいたら、
ついに車掌さんらしき人が通りかかった!!!
ハイッ!!
と勢いよく手をあげてアピールしたところ・・・
「Je repasse a tout a l'heure!」(あとでもっかいくるよ!)
と言い残して去っていってしまいました・・・
あとでっていつですか~![]()
まあでも、これでなんとかなるかもだし(来てくれたらの話だけど)、
さっきよりは安心して車窓を楽しむことにしました。
そして、すっかり忘れかけていたころに、
「Madame!」と戻ってきてくれた車掌さん![]()
待ってました~!と状況を説明する私。
ボーヴェ、と2回言っても発音悪くて通じなかったけど、
なんとか足りない分の切符を買うことができました![]()
あ~やればできるよあたし~![]()
はあ、海外だとこんなプチ旅でも色々あるもんです・・・
勉強になります。
そんなこんなで約1時間の電車の旅は終了。
買った切符を手にしていましたが、やはりいつもどおり検札係はいません。
てことは車中で買わなくても来れてたってことですけど、
まあそこは正直な日本人なので危ない橋はわたりたくない・・・
気持ち的にもすっきりですしね。
友人が迎えに来てくれてるはずが、いないな~
小さい駅ですが、人はけっこういました。
構内の椅子に腰掛けた直後、友人登場。
「電話してって言ったのにかけてこなかったから、来るかわかんなかったよ」
と言われ・・・あれ?そうだっけ?
あたしは雨が降ったら電話してって言われてたかと思ってた![]()
まあ、なんにしろ会えてよかった![]()
赤いプジョーに乗って、友人のおうちに向かいます。
何このおうち!!かわいい~![]()
![]()
ライトブルーがとってもすてきな、フランスの田舎の一軒家。
(個人宅ですが無断でアップ・・・ごめんなさい
)
ご家族にもあいさつして、お宅拝見。
おうちの裏手にはきれいにガーデニングされたお庭や小さな家庭菜園がありました。
バーベキューセットでソーセージを焼いてくれていて、
天気もいいのでお外でランチ。
前菜のメロン。甘くておいしい![]()
他にもクスクスや菜園でとれた葉っぱのサラダ、ラタトゥイユ的なものも
いただき、かなり満足![]()
何よりお天気のいい日に、のんびり外でお食事っていいですね![]()
これが日常だなんて、日本じゃ相当な非日常なだけに(一部をのぞいて)
文化の違いを改めて実感。
デザートにアイスクリームを食べた後は、軽く家の中を案内してもらいました。
友人の部屋はなんと屋根裏!
いや~こんなの映画かドラマでしか見たことないよ!!
ごちゃごちゃしてはいるんだけど、なぜかまとまっていて絵になってしまう。
フランス人には天性のインテリアセンスがあるんだろうか。
そんなことを考えてしまうお宅訪問でした![]()
さて、おなかもふくれたし、さっそくお出かけです![]()
![]()
向かったのは、ジェルブロワ Gerberoy という小さな村。
私は全く知らなかったのですが、フランスの美しい村ということで有名らしく、
たくさんの観光客(主にヨーロッパの方々)が来ていました。
帰ってきてから調べてみると、この丘の上の建物は
アンリ・ル・シダネルという画家が住んでいたところだそうです。
(現在も子孫の方が住んでいるそう)
そもそも、この村が美しい村となったのも、彼がここに住み着いてから。
数々の戦争によって廃れていた村を再生させるため、
バラと植えることを教えたそうです。
村のいたるところに、きれいなバラがたくさん![]()
ロダン美術館の丁寧に手入れされたバラたちとはまた違い、
村の風景に自然と溶け込んでいる素朴な味わいがなんともいえず美しかったです。
この水色の木組みがまたステキですよね![]()
こういう薄い色が家や建物に普通に使われているのを見ると
つい興奮しちゃいます(笑)
薄すぎるとよく写真に色が出ないのが難点ですが・・・
(この門の色のおうちにいつか住みたい
)
(赤いTシャツのよく似合う男の子。かわいい
)
このあとまた別の場所に移動する予定だったので
そんなにゆっくりは見て回れなかったのですが、
おとぎ話の世界に迷い込んだような、そんなステキな場所でした![]()
途中偶然、友人の友人日仏カップルに出会い、彼女さんに聞いたところ
感じのいいカフェがあったりするみたいです。
また機会があれば行ってみたいな~
パリからも車で一時間くらいらしいので、6月に旅行される方はぜひ![]()
(移動中の車窓から。きもちいい~
)
次に向かったのはシャンティイ Chantilly。
ん?なんか聞いたことある?と思われる方も多いはず。
シャンティイといえばシャンティイクリーム(生クリーム)。
フレンチのデザートメニューなんかでよく目にすると思います。
こちらがシャンティイ城 Chateau de Chantilly 。
池に映る姿とのコントラストが美しいお城です。
このお城にはルーヴルに次ぐ第二の美術館とまで言われる
コンデ美術館があるのですが、観るとすごく時間がかかりそうなので
今回は入りませんでした。
日曜とあって、観光客がたくさんいました。
お城のお隣にあるこちらの建物は、なんと馬小屋!!
なぜここに馬が?
そのわけは、写真左手奥に見える青い芝生。
シャンティイ競馬場です。
こちらは、ディアヌ・エルメス杯で有名な競馬場だそうです。
(かつてエルメスがスポンサーだった名残で今もそうよばれているらしい)
さきほどの馬小屋(正式には馬の博物館)では、今も競走馬が飼育されているとのこと。
競馬って行ったことないのですが、こういうところなら一度観てみたいな~![]()
赤エンピツを耳の後ろにはさんだおじさんたちが罵声をあげる、というイメージは
ここには全くありません(笑)
今日もひたすらいいお天気。
競馬場横をのんびりお散歩するのも楽しかったのですが、
暑かった・・・![]()
友人はあんまり暑がってなくて、あたし一人で日陰に逃げ込もうとしてました。
いくら日焼けしたいからって、あの紫外線を平気(?)であびてられるのは
なんなんでしょう・・・
白人の方々は紫外線に弱い(目もそうだって言いますよね?)というイメージが
ちょっと変わってしまいました。
いたるところにあったシャンティイアイスクリームのワゴン。
この写真はあたしの中で奇跡![]()
だって男の子の服の色とワゴンの色がまったくいっしょ!!!
きれいなクリームイエローと赤。色彩マジックがここにも・・・
さすがフランス、となぜか思ってしまった一枚でした。
しばし芝生でごろんと休憩した後、まだまだ明るくても
もう18時近くなっていたので帰ることに。
友人はこれから家族と走るそうです(笑)げんきだね~![]()
シャンティイの国鉄駅まで送ってもらって・・・
あ、そういえば!!
あたし切符が~![]()
行きで買い間違えたペルサン・ヴォーモンまでしか行かない切符を
往復で買ってしまっていたあたし。
これじゃやっぱりパリまで行けないよね?
また駅の人に言って買いなおさなきゃよね??
と考える間もなく、駅に着いたとたん到着した電車。
やっぱり近くに駅の係員はいません![]()
「え~これでのっていいの~」ととまどうあたしに
「中で変えてもらえばいいから!てか変えなくても多分コントロール(検札係)
はいないから!!」と電車に押し込む友人。
しかも次の日も会う予定だったのに、何の約束もしてなかった!
「明日どーする??」と発車間際に聞かれて、とっさのフラ語が出てこない!!
(しかもドアの真横の席に座ってるフランス人が見てるから余計に
しなくていい緊張をしてしまった
)
「電話するね」と言い残すのが精一杯でした・・・とほほ![]()
パリまでは30分程度の旅。
なんか最後ばたばたしてたのもあって軽く放心状態で乗っていたあたし。
そんな短い間に車掌さんも通るはずもなく、
そのまま北駅に着いてしまいました。
日曜だし、検札もいないだろうとちょっと図太くなった気持ちで下車。
やっぱり誰もいませんでした![]()
まあ、ホームを離れるまでは逃げるように立ち去ったりと、
慣れない旅行者には精神衛生上あまりよろしくないので、
できるだけ正規料金を払って乗ったほうがリスクは少ないと思います。
明日はいよいよ帰国日!!
あっという間ですが、いろーんなことがありすぎた日々でした。
(ここには書いてないことも多々ありました・・・)
明日は20時の便なので、夕方までは今日会った友人と過ごす予定。
なので今日のうちにパッキングしとかないとね。
この日の夜は、日曜で近くのスーパーなどが開いてないこともあり、
昨日の残りのパンとチーズとお菓子ですませちゃいました。
お風呂に入って友人に電話して(パリに戻ってました)この日は
12時くらいには寝たかな?
明日は少し早めに出て、お土産を買い足しに行かなきゃです。
7日目終了。
9につづく
2009年 フランスへの旅 7
昨日は化粧も落とさず寝てしまい
今朝もなかなか起きれず・・・
10時くらいにやっとの思いで動き出し、お風呂に入ってさっぱり![]()
6日目はこの旅で初めてのノープラン&一人行動。
ようやくパリにも慣れてきたし、今日は気ままにぶらりしよ~![]()
で、やってきました ロダン美術館 le musee de Rodin。
かの有名な考える人 le Penseur が、真っ青な空の下、
ひたすらに物思いにふけっておりました・・・
この作品を見ると、「あ、人間って考えていいんだ。てか考えるものなのね。」
と励まされます(笑)
よく考えすぎといわれる性格してるので・・・
「我思う、故に我在り Je pense, donc je suis」とデカルトも言ってますしね。
かつてロダンが住んでいた館をそのまま美術館にしたのがこちら。
18世紀の趣ある建物もすばらしいのですが、ここの魅力はなんといっても
庭園の美しさにあります。
ちょうど今の季節はバラがきれいに咲いていました![]()
庭の随所に置かれた彫刻たちが、広大な庭園に表情を添えます。
それにしてもいいお天気!!![]()
そして暑い・・・
思ったより庭園がボリュームあって、若干ふらふらになりながら
美術館内部へ向かいました。
でも、この庭園、なんと1ユーロで入れるのです!!
これはかなりのお得な場所だと思います。
彫刻がそんなに好きじゃなくても、いいお天気のときには
気持ちのいい時間が過ごせること間違いなし。
私はもともとロダンの彫刻が好きなので、常設展も見ることにしました。
(企画展もやっていたので、そっちも見ていたらけっこう時間がかかると思います)
そう、ここのチケット売り場で、
「何歳ですか?」
ってお兄さんに聞かれたんです。
えっもしや25歳以下に見られてる??
と軽く動揺し、つい薄ら笑いで
「・・・30歳です(まだなってないけど)」
とバカ正直に答えてしまいました![]()
あ~25歳って言っておけば安く入れたのに!!(笑)
お兄さんも、「この子30歳?しかもバカだな、25歳って言っときゃいいのに」的な
薄ら笑いをなげかけてきました・・・
こちらの作品 (確か「手 les mains」だったかな?)、すごく好きです。
ふれるかふれないかの男女の手・・・すごくやさしい雰囲気。
ロダンの彫刻は、力強いものもあれば、官能的で優しいものもある。
大理石という硬い素材と、限りなくやわらかい主題。
そのアンバランスな魅力にひきつけられます。
こちらはロダンの恋人、カミーユ・クローデルの作品、「波 la vague」。
ガラス越しの撮影でいまいち伝わりにくいのですが、波の部分のヒスイ(?)が
微妙に透けていて、すごくきれいなのです。
バックのやさしいピンクの壁との色合いもすてきで、
こちらの作品もお気に入りとなりました。
美術館エントランスを二階から眺めるとこんなかんじ。
ピカソ美術館も似た雰囲気だったように記憶しています。
パリには、昔画家が住んでいた場所をそのまま美術館にしているところが
他にもけっこうあります。
お庭からはアンヴァリッド(ナポレオンが眠る場所)とエッフェル塔が見えます。
(わかりにくいですが・・・中央にエッフェル塔の先っぽが見えてます)
美術館を出ると、こんな街角アートが。
これはおそらく団体さんか何かがもらえるロダン美術館の入館シールみたいなもの。
出てきた人がみんなここに貼っていてくんでしょうね。
関係者も、あえてはがしたりはしなそうなくらい、きれいな色合いでした。
さて、ロダン美術館を満喫した後は、おみやげもの探し。
そろそろ旅の終わりも見えてきたので、ここらで買っておかないと。
向かった先はマドレーヌ Madeleineです。
どぉ~んと、いつ来ても壮大なマドレーヌ教会 la Madeleine 。
いまだに中に入ったことはないですが・・・
また次の楽しみにとっておこう。
この近くにはマイユ Maille (マスタードの専門店)、ラデュレ Laduree 、
ラ・メゾン・デュ・ショコラ La Maison du Chocolat など、高級グルメのお店が
たくさんあります。
中でもラデュレは狭い店内に人がごった返していて、とてもじゃないけど
買う気が失せました![]()
日本にもあるからいいや~とか思っちゃった・・・
こんなかんじでショーウィンドウもかわいい
のでうろうろしていたら、
お店から日本の30代OL風4人組がはしゃぎながら出てきて、
両手には抱えきれないほどの戦利品・・・
いや~あの団体パワーには勝てん・・・
マイユで、いかにもおみやげ用な小さいビン五種類の詰め合わせを購入し、
メゾンデュショコラで日本にはないプルーンのチョコがけ(これがめっちゃおいしい!)
を買って、溶けちゃうので歩きながらもぐもぐ![]()
う~んしあわせ![]()
やっぱり今日も暑い暑い・・・
若干体力消耗ぎみで(しかも何も食べてない)昨日も行ったバスティーユへ。
昨日閉店してた友達の店に立ち寄る約束をしてたので、ふらっと行ってきました。
あ~今日初めて知ってる人としゃべった(笑)
バスティーユは人も多いし早々に退散。
で、次に向かったのはこちらです。
ご存知、 凱旋門 l'arc de Triomphe !
今回の旅ではまだお目にかかっていなかったのです・・・
(ホテルに向かうタクシーでちら見した程度)
パリに来たからにはやっぱり一度ご挨拶したい場所です。
が、この後とんでもない落とし穴が・・・![]()
シャンゼリゼ通りを歩いてるつもりが
あれ?人少ない?
こんなんだったっけ?なんか地味?
・・・ぜんぜん違う、テルヌ広場に向かう通りを歩いていたと気づいたのは
だいぶたってから・・・
このときすでに暑さと一日の疲れでかなりへたっていたあたし・・・
ひ~どうしよう~でも近くにメトロの駅も見当たらないし~![]()
・・・と、とりあえず凱旋門に向かって戻ればいいはず・・・
と痛い足にむちうって歩きました。
途中、風船をもったかわいい兄妹に遭遇。
あなたたちも凱旋門の方に向かってるの?そうよね??
迷ったにもかかわらず、懲りずに自分の勘で歩いていたあたし![]()
人間、疲れると冷静な判断ができなくなりますね・・・
でも、それでもたどりついたんです。(あたりまえ)
再び凱旋門!!![]()
今度は間違えないように、ちゃんと標識で確認しながら移動。
そうそう、シャンゼリゼってこんなんだった!!
やっぱり花のシャンゼリゼ通り Av. des Champs-Elyseesには
人がたくさんいました 笑
ここで歩いてるとまたちょっとおもしろいことが。
花のシャンゼリゼで超熱烈ちゅー
をしている中国系とみられる
ちょっと歳のいった(40代以上)カップル・・・
ヨーロピアンがキスしているのならわかるけど、同じアジア系だし
ちょっとこっぱずかしいなあと思いながらもおもしろいから見てたら(笑)
同じくそれを見ていた日本人の若いカップルがそれに触発されて
ちゅっ![]()
普段はそんなことするようなカップルじゃないみたいで、そのあと
自分たちで照れてる雰囲気も伝わってきました。
うーんアムールの国では日本人も人前でキスする気分になると。
いいじゃないですか![]()
てか、あたし観察しすぎかしら・・・![]()
シャンゼリゼに来た目的は、モノプリ Monoprix でお土産&晩ご飯調達。
この大型スーパーにはパリに来るたびにお世話になっています。
フナック fnac にも寄って「ロシュフォールの恋人たち」のサントラを14ユーロでゲット。
さあ~買い物もしたし疲れたし、帰ろ帰ろ![]()
いまだ、一人でレストランなどに入る気になれないあたし・・・
そこで気を使って疲れるなら、家で食べたほうが気楽だわ、とか
思っちゃうんですよね~。
まだまだ一人旅のできる女にはなれません・・・
今日の晩ご飯は、ポワラーヌ Poilane の天然酵母くるみパンと
カプリスデデュー(白カビチーズ)のミニサイズがあったのでそれと、
チェリーと、デザートにコーヒーエクレア![]()
また同じようなの食べてるじゃんってかんじですが、
好きだからいいんです![]()
明日は友達のお誘いで、これまた一人で電車に乗って郊外へ・・・
だいじょぶかな?と若干不安をいだきつつも、
12時くらいには就寝。
6日目終了。
8につづく














































