2009年 フランスへの旅 7 | ラヴィデミコ

2009年 フランスへの旅 7



昨日は化粧も落とさず寝てしまい

今朝もなかなか起きれず・・・


10時くらいにやっとの思いで動き出し、お風呂に入ってさっぱりキラキラ

6日目はこの旅で初めてのノープラン&一人行動。

ようやくパリにも慣れてきたし、今日は気ままにぶらりしよ~音譜


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で、やってきました ロダン美術館 le musee de Rodin



かの有名な考える人 le Penseur が、真っ青な空の下、

ひたすらに物思いにふけっておりました・・・



この作品を見ると、「あ、人間って考えていいんだ。てか考えるものなのね。」

と励まされます(笑)

よく考えすぎといわれる性格してるので・・・


我思う、故に我在り Je pense, donc je suis」とデカルトも言ってますしね。



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かつてロダンが住んでいた館をそのまま美術館にしたのがこちら。

18世紀の趣ある建物もすばらしいのですが、ここの魅力はなんといっても

庭園の美しさにあります。


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ちょうど今の季節はバラがきれいに咲いていましたブーケ1


庭の随所に置かれた彫刻たちが、広大な庭園に表情を添えます。


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それにしてもいいお天気!!晴れ

そして暑い・・・



思ったより庭園がボリュームあって、若干ふらふらになりながら

美術館内部へ向かいました。



でも、この庭園、なんと1ユーロで入れるのです!!

これはかなりのお得な場所だと思います。


彫刻がそんなに好きじゃなくても、いいお天気のときには

気持ちのいい時間が過ごせること間違いなし。



私はもともとロダンの彫刻が好きなので、常設展も見ることにしました。

(企画展もやっていたので、そっちも見ていたらけっこう時間がかかると思います)



そう、ここのチケット売り場で、

「何歳ですか?」

ってお兄さんに聞かれたんです。


えっもしや25歳以下に見られてる??


と軽く動揺し、つい薄ら笑いで


「・・・30歳です(まだなってないけど)」

とバカ正直に答えてしまいましたドクロ

あ~25歳って言っておけば安く入れたのに!!(笑)



お兄さんも、「この子30歳?しかもバカだな、25歳って言っときゃいいのに」的な

薄ら笑いをなげかけてきました・・・


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こちらの作品 (確か「手 les mains」だったかな?)、すごく好きです。


ふれるかふれないかの男女の手・・・すごくやさしい雰囲気。


ロダンの彫刻は、力強いものもあれば、官能的で優しいものもある。

大理石という硬い素材と、限りなくやわらかい主題。

そのアンバランスな魅力にひきつけられます。


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こちらはロダンの恋人、カミーユ・クローデルの作品、「波 la vague」。


ガラス越しの撮影でいまいち伝わりにくいのですが、波の部分のヒスイ(?)が

微妙に透けていて、すごくきれいなのです。


バックのやさしいピンクの壁との色合いもすてきで、

こちらの作品もお気に入りとなりました。


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美術館エントランスを二階から眺めるとこんなかんじ。


ピカソ美術館も似た雰囲気だったように記憶しています。


パリには、昔画家が住んでいた場所をそのまま美術館にしているところが

他にもけっこうあります。


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お庭からはアンヴァリッド(ナポレオンが眠る場所)とエッフェル塔が見えます。

(わかりにくいですが・・・中央にエッフェル塔の先っぽが見えてます)


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美術館を出ると、こんな街角アートが。



これはおそらく団体さんか何かがもらえるロダン美術館の入館シールみたいなもの。

出てきた人がみんなここに貼っていてくんでしょうね。


関係者も、あえてはがしたりはしなそうなくらい、きれいな色合いでした。






さて、ロダン美術館を満喫した後は、おみやげもの探し。



そろそろ旅の終わりも見えてきたので、ここらで買っておかないと。

向かった先はマドレーヌ Madeleineです。


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どぉ~んと、いつ来ても壮大なマドレーヌ教会 la Madeleine


いまだに中に入ったことはないですが・・・

また次の楽しみにとっておこう。



この近くにはマイユ Maille (マスタードの専門店)、ラデュレ Laduree

ラ・メゾン・デュ・ショコラ La Maison du Chocolat など、高級グルメのお店が

たくさんあります。



中でもラデュレは狭い店内に人がごった返していて、とてもじゃないけど

買う気が失せましたあせる

日本にもあるからいいや~とか思っちゃった・・・


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こんなかんじでショーウィンドウもかわいいドキドキのでうろうろしていたら、

お店から日本の30代OL風4人組がはしゃぎながら出てきて、

両手には抱えきれないほどの戦利品・・・


いや~あの団体パワーには勝てん・・・


マイユで、いかにもおみやげ用な小さいビン五種類の詰め合わせを購入し、

メゾンデュショコラで日本にはないプルーンのチョコがけ(これがめっちゃおいしい!)

を買って、溶けちゃうので歩きながらもぐもぐニコニコ

う~んしあわせラブラブ




やっぱり今日も暑い暑い・・・


若干体力消耗ぎみで(しかも何も食べてない)昨日も行ったバスティーユへ。


昨日閉店してた友達の店に立ち寄る約束をしてたので、ふらっと行ってきました。

あ~今日初めて知ってる人としゃべった(笑)




バスティーユは人も多いし早々に退散。

で、次に向かったのはこちらです。


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ご存知、 凱旋門 l'arc de Triomphe


今回の旅ではまだお目にかかっていなかったのです・・・

(ホテルに向かうタクシーでちら見した程度)


パリに来たからにはやっぱり一度ご挨拶したい場所です。





が、この後とんでもない落とし穴が・・・台風



シャンゼリゼ通りを歩いてるつもりが



あれ?人少ない?

こんなんだったっけ?なんか地味?




・・・ぜんぜん違う、テルヌ広場に向かう通りを歩いていたと気づいたのは

だいぶたってから・・・



このときすでに暑さと一日の疲れでかなりへたっていたあたし・・・



ひ~どうしよう~でも近くにメトロの駅も見当たらないし~叫び


・・・と、とりあえず凱旋門に向かって戻ればいいはず・・・



と痛い足にむちうって歩きました。


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途中、風船をもったかわいい兄妹に遭遇。



あなたたちも凱旋門の方に向かってるの?そうよね??



迷ったにもかかわらず、懲りずに自分の勘で歩いていたあたし汗
人間、疲れると冷静な判断ができなくなりますね・・・




でも、それでもたどりついたんです。(あたりまえ)




再び凱旋門!!クラッカー




今度は間違えないように、ちゃんと標識で確認しながら移動。



そうそう、シャンゼリゼってこんなんだった!!


やっぱり花のシャンゼリゼ通り Av. des Champs-Elyseesには

人がたくさんいました 笑


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ここで歩いてるとまたちょっとおもしろいことが。



花のシャンゼリゼで超熱烈ちゅーキスマークをしている中国系とみられる

ちょっと歳のいった(40代以上)カップル・・・



ヨーロピアンがキスしているのならわかるけど、同じアジア系だし

ちょっとこっぱずかしいなあと思いながらもおもしろいから見てたら(笑)


同じくそれを見ていた日本人の若いカップルがそれに触発されて



ちゅっキスマーク

普段はそんなことするようなカップルじゃないみたいで、そのあと

自分たちで照れてる雰囲気も伝わってきました。



うーんアムールの国では日本人も人前でキスする気分になると。



いいじゃないですかアップ


てか、あたし観察しすぎかしら・・・目







シャンゼリゼに来た目的は、モノプリ Monoprix でお土産&晩ご飯調達。

この大型スーパーにはパリに来るたびにお世話になっています。



フナック fnac にも寄って「ロシュフォールの恋人たち」のサントラを14ユーロでゲット。




さあ~買い物もしたし疲れたし、帰ろ帰ろ!!


いまだ、一人でレストランなどに入る気になれないあたし・・・

そこで気を使って疲れるなら、家で食べたほうが気楽だわ、とか

思っちゃうんですよね~。


まだまだ一人旅のできる女にはなれません・・・


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今日の晩ご飯は、ポワラーヌ Poilane の天然酵母くるみパンと

カプリスデデュー(白カビチーズ)のミニサイズがあったのでそれと、

チェリーと、デザートにコーヒーエクレアナイフとフォーク


また同じようなの食べてるじゃんってかんじですが、

好きだからいいんですさくらんぼ





明日は友達のお誘いで、これまた一人で電車に乗って郊外へ・・・


だいじょぶかな?と若干不安をいだきつつも、

12時くらいには就寝。




6日目終了。





8につづく