先月、湖水地方に行く前にニュースで、今年は雨が全然降らずに貯水湖の水がかなり減っていて、北西部では、ホースパイプ使用禁止令（8月5日から）が発令したのですが、普段は、湖水地方にある人工貯水湖Haweswaterの水面下に隠れてしまっているMardale Greenと言う村が水の枯渇で、再び現れたと言ってたので、見に行ってみようか？と言う事になり、ビアフェスに行った翌日は、Haweswaterへ行ってきました。
（ホースパイプ使用禁止令は、解除になりました。）
この日は、雨は降っていなかったのですが、曇空。
峠を越えながら向かったのですが、さすがに峠の上の方は、霧がかってました。
遠くに見える湖が、Brothers Waterです。
途中、通過した村で、こんな模型が飾ってある家がありました。
小さくて、見えにくいけど、バッドマンのキャラクターでした
細いくねくねした道をどんどん進んでHaweswaterに到着です。
普段は、こんな山奥の何もないところを訪れる観光客は、ほとんどいないんだと思いますが、
さすがに私達の様にニュースを見た観光客達が、普段見られないMardale Greenの村が現れたと言う事で、訪れた人も多かった様で、小さな駐車場はあったけど、駐車場は溢れ、みんな狭いのに路駐をし、更にこの周辺は、大混雑していました
私達もせっかく来たので、少し散策します。
こんな山々に囲まれたところにあって、この山を登るとハイストリートに繋がってる様です。
2方向から水が流れてきて、川となって、Haweswaterに水が向かう様になってますが、水は本当にチョロチョロとしか流れてませんでした。
それでも、前日に雨が降ったので、その数日前までよりは、もしかすると少し水が流れてたのかもしれません。
ここも普段なら、水が流れてそうですが、カラカラでした。
地面は、こんな感じでひび割れてます。
普段は、この辺りも水が貯まってる場所と思われます。
こんな感じで、普段は水面下に隠れてしまっている石垣等があちこちに見られました。
村にあった建物の壁の残りかと思ってたんですが、どうやら、こちらの貯水湖を造る事になった1919年に全て建物は撤去した様ですが、こうして、一部、石壁が残ってました。
このMardale Green村が前回、顔を出したのは23m水位が下がった1995年だったそうです。
1929年から貯水湖として使用する様になって1935年には完全に水に沈み、それからは、1976年、1984年と1995年、そして今年で4回目だそうです。
この辺りもまだ少し濡れてたので、最近まで水面下に隠れていた様です。
私達もここに来たのは、初めてなので、普段のHaweswaterの水面レベルがどの辺りなのかははっきりはわからないんですが、多分、多い時には、緑の芝や木のすぐ下位まであったのではないかと思います。
5月初めからずっとお天気が良くて、気温も30℃前後まであったし、7月中旬までほとんど雨が降ってなかったので、これだけ水面レベルが下がったのも当然ですかね？
ここまで水面が下がったら、そりゃあ、節水しないと水不足になるって言われるのも当然ですよね。
ただ、こちらの貯水湖、かなり大きくて、まだ奥に長く続いてて、そちら側は、まだ結構水もありました。
こちら側の湖も全て繋がってました。
ただ、やはりこの湖の中にある島も左側の方は水面に隠れて、普段は見えない様です。
（ネットから拝借しました）
ちなみに普段は、こんな感じ
の様です。
真ん中の木が生えてる島が上の島です。
戻る途中、峠の上の方から見た様子です。
こう見るとかなり水面が下がってるのがわかりますね。
そして、こちらのHaweswaterは、何とイギリス北西部の1/4に当たるエリアへ水を供給しているそうです。
LancashireやManchesterへも供給している様なので、うちの辺りもここから水が供給されてるのかもしれません。
こちら、北西部のホースパイプ使用禁止令は、8月5日から開始と言われていたのですが、発表されてから、既に何度も雨も降り、こちらは比較的通常に戻りつつあり、水不足の心配も解消された様で、3日程前に解除された様です。
ロンドンの方は、まだ暑そうですが、うちの辺りは、20℃前後の日が多くなり、過ごしやすくなりました。
今日は、お天気も良く、少し暑かったけど、それでも22､23℃位でした。
イギリス北西部の夏は、こんなもんですかね？