梅雨も明けていよいよ夏も本番に突入🌴
プルメリアも夏の花芽を出す季節になりました。
真夏に咲くプルメリアの花は
春のお花より大きく色彩も豊かで
見事なブーケ咲きもしやすいですよね💐
大輪の花を咲かせるわが家のWhite Pansyも
立派な花芽をつけてブーケ咲きし始めました♡
ガーデンに置き場所がなくて
温室脇に並べている50鉢ほどの株を見てみたら
殆どの株に花芽が来ていました😊
普段はあまり足を踏み入れない場所で
春に肥料をあげて水やりするくらいで
ほとんど手をかけてませんが花芽がたくさん♡
おそらく皆さんのお庭でも
たくさんの花芽をつけ始めたり
咲き始めた頃ではないでしょうか?
週末のウクレレピクニック出店では
たくさんのアメブロの読者さんや
インスタのフォロワーさんたちが
遊びに来てくださいました。
栽培相談もたくさんありましたが、
予想以上にプルメリアの花が咲かないという
お悩みをお持ちの方が多かったのは
ちょっと意外だったかも…💦
10年ちょっと前には
プルメリアを育てている人も少なくて
日本語で得られる情報は限られていました。
海外のサイトを見たりしながら
ネットで調べても気候が違いすぎて
あまり参考にならなかったり…😅
それでも沢山咲かせてらっしゃる
プルメリアの巨匠が日本にもいらっしゃって
本当に凄いなぁと感動したりしたものです。
いまではSNSという便利なツールができて
日本のみならず世界の愛好家たちと
簡単に繋がれる時代になりました。
私たちのプルメリアクラブにも
1700人を超えるメンバーさんがいて
沢山の開花報告や栽培情報を
簡単に見られる便利な時代になりました😊
なので昔よりは簡単に
プルメリアの花を咲かせる情報も入手できて
咲かせられる方がかなり増えたと思います。
とはいえ先日のイベントでは
何年も咲かないという方がかなり多くて
まだまだ情報発信が必要だなと
改めて実感した次第です…。
ハワイで買ったカット苗や園芸品種で
何年も咲かないという方の話を聞いてみて
気づいたことがありました。
何年も花が咲かないという方の多くが
生育期に肥料を全くあげてないという方や
観葉植物の肥料をあげていて育ちは良いけれど
全く咲く気配がないという方でした。
かなりのエネルギーが必要です。
そのためには肥料は不可欠なんですよね🌱
でも肥料にもいろいろあって
美しい葉を楽しむ観葉植物の肥料は
葉や茎を育てるための肥料であって、
花を咲かせるための肥料ではありません。
観葉植物の肥料をあげると
葉がわさわさになり茎もぐんと伸びて
とても成長が良くなったように見えますが
栄養成長をずっと続けてしまって
なかなかお花が咲きません💧
それどころか窒素分が多い肥料なので
思わぬ落とし穴に秋以降になって
苦しむことになるかもしれません…。
窒素分の多い肥料を与え続けると
プルメリアの場合は徒長してしまいまいます。
一見青々として元気に見えますが、
葉の表皮や樹皮が薄く軟弱に育っているのです。
植物体が成長するスピードと
樹皮の硬化スピードのバランスが悪くて
樹皮が柔らかいままどんどん伸びていき
ちょっとした擦れでも傷つきやすくなります。
なので徒長している株に
先日のように雹でも直撃しようものなら
すぐに傷だらけになってしまって
そこから細菌感染して腐りやすくなります😱
そして徒長した株は秋になると流行する
サビ病にかかりやすくなります。
このような理由から、
観葉植物の肥料をあげると
どうしても窒素過多に陥りやすいので
絶対にオススメしません…⚠️
放置しておくと葉脈から茎の中に菌が進入し
完治ができなくなってしまうので
サビ病も甘く見てはいけません…💦
というわけで間違えた肥料を使うと
プルメリアが咲かないだけでなく、
病気の発生をもたらしてしまう危険性を
もたらすことがあるので注意が必要です⚠️
ではどんな肥料を使えばいいのかというと
プルメリア愛好家の間で一番人気が高く
安心して使っていただける肥料としては
魅惑の肥料「Happy Plumeria」があります。
この肥料はプルメリア愛好家の間では
レジェンドともいえるPuamele Gardenの
やまちゃんが見出したブレンド肥料です。
有機肥料なので微量要素を豊富に含み
花を咲かせやすくするだけでなく
発色もとても良くなると定評があります。
窒素・リン酸・カリという
肥料の3大要素のバランスも
プルメリアには絶妙な配合です✨
<3大要素とは>
窒素は葉や茎の成長を促し、
リン酸は花芽形成を促進し、
カリは根の発育を促すと言われています。
魅惑の肥料は使い方も簡単で、
お茶パックに入った肥料を土に置いて
上から水をかけてあげるだけです🌱
使い始めて2週間もすると
効果が目に見えるように現れます。
このように根っこが吸い寄ってくるほど
プルメリアが大好きな肥料なんです❤️
このような効果は
一般的な化成肥料では見られませんよね。
置き肥型の化成肥料の効き目は
ロングタイプでも60日くらいです。
(IB化成で50日、超ロングでも90日)
魅惑の肥料の効き目ですが
主成分が最大限に効く期間は
だいたい90日くらいです。
5月上旬までに魅惑の肥料をあげて
まだお花が咲いていないという方は
8月上旬には肥料の効き目が切れますので
8月上旬〜中旬までに再度置いてみて下さい。
それ以降に魅惑の肥料をあげた方は
まだ肥料がしっかりと効いています🌴
肥料をあげてから3ヶ月たった日が
8月中旬以降となる場合には
規定量の半分くらいを追肥してみましょう。
なぜかというと秋雨が降り続くと
肥料の溶けが水やり時よりもよくなるので
効き目も通常より強くなるからです。
プルメリアが最も旺盛に生育する季節です。
この3ヶ月にいかに株を元気に育てるかが
開花させる重要なポイントになります🌱
まだ肥料をあげていない方は
今からでも遅くはありませんので
ぜひ魅惑の肥料を試してみてください。
5月上旬までに肥料をあげた方は
そろそろ肥効が切れてくるころなので
8月上旬のうちに新たに肥料を置きましょう。
化成肥料を春にあげて咲かなかったという方も
そろそろ効き目が切れている頃だと思います。
肥料の袋説明書きを確認してみて
肥効の持続期間を過ぎているようなら
魅惑の肥料を試してみましょう🌱
きっと化学肥料と比べると
効き目の違いを実感できると思いますよ✨
あともうひとつ注意すべきは水切れです⚠️
梅雨明け後の真夏は水切れしやすくなり
特に風の強い日は要注意です。
水が切れると葉の水分ポテンシャルが低下して
くたっと下に垂れてしまいます。
この状態が真昼の陽射しの強い時間に起こると
高い確率で葉焼けしてしまいますし、
花が咲いていれば花焼けも起こしやすいです。
葉は開花に必要な栄養を作る
大切な働きをする器官ですので
葉焼けすると栄養が十分に作れなくなります。
また、激しい水切れを何度も繰り返すと
根もかなりのダメージを受けてしまいます。
そして水がうまく吸えなくなって
調子を崩してしまいます😢
調子を崩してしまったら
もはや蕾をつけるどころじゃないですよね…💦
(厳密にいうと生命の危機に追い詰められると
子孫を残そうと花芽をつけることがありますが
この状態で咲かせても弱々しい花が咲いて
やがては枯れてしまいます…😢)
開花中の株では水切れのストレスにより
花サイズが小さくなる品種も多いので、
水切れにも注意しましょうね。
ちょっとマニアックな肥料のあげ方については
また機会をみてご紹介したいと思います😅
以上、プルメリアの花を咲かせるための
肥培管理についての復習でした〜📝
追記
8/11日まで広尾プラザで開催中の
Hiroo Hawaiian Weekにて
魅惑の肥料を販売中です🌱
Written by 世界を旅する農学修士