【本年初投稿】暖冬でプルメリアたちの目覚めが早い | 房総プルメリアLIFE |PLUMERI TV ANNEX

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房総半島在住のプルミスト。
プルメリアに魅せられ世界の育種家や愛好家と交流を深める園芸家。米国プルメリア協会会員、日本プルメリア協会代表。米国で10年に1度開催される国際プルメリア会議では招聘講師も務めるなどグローバルに活動中。

秋から体調を崩してしまい、久しぶりのブログ投稿になりました。

秋にコロナにかかり息苦しさが抜けない後遺症に悩んでいる折に年明けから数年ぶりに群発頭痛が再発...。

 

夜になると頻発する群発頭痛に睡眠不足の日々が続いています(涙)

あと数ヶ月でサイクルが抜けるはずなのでそれまで我慢...

 

昼間は少しずつ枝の剪定をしたり、目覚め用の肥料を置いたりしながらシーズン前の準備を進めています。

 

今年は目覚めが早かったので、皆さまのプルメリアも新芽が光沢を増していたり、既に葉が展開されている方、中には例年なら葉が落ちるのに今年は落ちなかったという方も多いのではないでしょうか?

 

今年は冬の間に完全に休眠できていないプルメリアが多いはずですので、通常の冬越し終盤よりも株の体力が消耗しているかと思います。

特に早くから葉が動き始めたり、葉が落ちなかったプルメリアについては水やりの回数も例年よりも増えているのではないでしょうか?

 

3月ごろから少しずつ水やりを始める方も多いと思いますが、水のあげ過ぎには十分注意してくださいね。

 

例年よりも暖かいこともあり、水やりの頻度も高いと思いますが、例年のように水やり時は①Rapid Start、②Fulvomin EX、③Natural Bio Powerの3種同時混合液を使用すると根が速く動き始めてGW明けに屋外に出してからの初動が早くなります。また、水やり開始時に起こりがちな根腐れ防止にもなりますので毎回この3種混合液で水やりを行うと失敗なく、しかも夏に咲かせやすくなると思います。

 

 

 

 

 

既に葉が動き始めていたり、冬の間も落葉せずに越冬中という方は、少し栄養補給をしてあげたほうがいいと思います。

その際にオススメな裏技をご紹介します。

 

室内管理では屋外で使う成長期用の肥料では効き目が強すぎて徒長してしまいます。

また、根が動き始めたばかりなので追肥用の肥料よりも更に発根促進にフォーカスした肥料が欲しいところです。

 

そんな時にオススメなのが、プルメリアの肥料として最も効き目が確かでリピーターさんの多い「トロピカルブルーム」シリーズの成長期用と発根促進用の2種を同量ブレンドして与える方法です。これは私の農園で冬の終わりに用いているレシピなので、気になる方はぜひお試しください。

 

トロピカルブルームの成長期用の窒素比率は4ですが、これを等量のトロピカルブルームの発根促進用とブレンドして窒素分を薄めてあげつつ、根の発育に大きな効果を発揮する天然腐食酸や水溶性のカリ成分、さらには根の発育に欠かせない微量要素を強化してあげるというコンセプトです。

 

ブレンド使用がしやすいように、今年から500g入り小袋のトロピカルブルームの販売も開始しておりますので、屋外に出す前に発根促進や軽い栄養補給を行いたい方はぜひ試してみるといいでしょう。

 

 

⚫︎花芽のない目覚め直後のプルメリアの発根促進と栄養補給ブレンド用はこちら

 

 

⚫︎花芽のある目覚め直後のプルメリアの発根促進と栄養補給ブレンド用はこちら

 

 

トロピカルブルームシリーズには植物が必要な微量要素も効果発現促進剤として全て含有されており、一般的に販売されている肥料にはない完全栄養体に近いリッチな配合になっていますので、特に成長期用については家庭菜園や他の花木、花壇の草花など幅広い植物にお使いいただいています。

 

この時期はハード植え替えに最適な季節でもあります。ご自身で土をブレンドされる方に毎年ご好評いただいているのが、発根促進を目的とした特殊な肥料「トロピカルブルーム・発根促進用」を土に5%ほど加えて混ぜていただくと根が活性化されて活着が非常に早くなり、その後の肥料の吸収力が高まります。10リットルあたり500gで5%になりますので、これから土を混ぜて作ろうという方はぜひお試しされるといいと思います。

 

 

 

 

 

花壇やプランターの土の再生にはトロピカルブルーム発根促進用を混ぜて撹拌した上で、上記の3種混合液を合わせてご利用いただくと疲れた土が元気になりますよ。

 

プルメリアの土を混ぜるのが面倒という方は、既に上記の肥料やその他発根促進成分をブレンんどした専用培養土も入手が可能なので、そちらを試してみるのもいいかと思います。

 

色々な培養土が販売されていますが殆どが軽めの土で安価な原材料を使用しているものが多いようですが、以下のプルメリア専用培養土には発根促進効果の高いことで知られるバチルス菌のペレットやトロピカルブルームの発根促進用、成長期用などがブレンドされており、崩れにくい硬質赤玉土や軽石を配合したロングライフタイプのプレミアム培養土となっております。

 

特に植え付け直後は根が張っていないためグラつきやすいプルメリアがしっかり安定するように、重量感も重視しつつ崩れにくく長持ちする配合を施している培養土はこれくらいしかないかと思います。タンクタイプのブロメリアや乾燥を好む他の植物にも使えますので、よろしければ試しに使ってみるのも良いでしょう。

 

 

 

 

今年は暖冬とはいえ桜が咲くごろから雨が降りやすい季節となりますので、プルメリアたちを屋外に出すのは例年通りGW明けごろからが安全です。どうしてもGW前ごろから屋外に出したい方は、雨除けの下に必ず出すようにしてください。冷たい雨に何度も当たるとせっかく動き始めた根が調子を崩したり、根腐れしたりして結果的にシーズン入りからの成長が思うようにいかないことがありますのでご注意くださいね。

 

シーズンを通して最も使われているプルメリアや南国植物向けの肥料と活力剤は「トロピカルブルーム」の成長期用と、「Fulvomin EX」の2種類かと思いますが、これらにはお得な大きいサイズのものも販売されています。

 

かなりの鉢数のプルメリアをお持ちの方は、以下の大きなものを選ばれた方がお得かと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一つ、今室内で花が咲いていて発色が今ひとつという方は、秋口に開花した際の色揚げにみなさん使われているBio Flora Powderを週に2回ほど葉面散布しながら、室内で最も明るい場所で管理してみましょう。2グラムを計量して水に薄めて葉面散布するのが面倒な方には、固形肥料として使うための簡単キットも用意されています。

 

 

 

 

 

以上、春前に目覚め始めたプルメリアたちに用意すると便利なアイテムのおさらいでした。

 

例年なら春先にトロピカルブルームの定植期用を単体で置かれる方が多かったかと思いますが、今年は暖冬で例年よりも早くプルメリアたちが目覚めたという方も多いようなので、これまで未公開だったトロピカルブルームのブレンドレシピも公開させていただきました。

 

毎年のように異常気象が続いていて振り回されてばかりですが、今年の夏は昨年よりも更に厳しい夏になる予報も出ていますので春の開幕ダッシュが例年以上にとても大切になります。

 

毎年3月の終わり頃になると屋外に早く出したいという気持ちが高まる時期ではありますが、グッと我慢して今のうちに室内で根をとにかく充実してあげることに集中してみてくださいね。その方が開花の近道になりますので。

 

また、体調を見ながら今年はもう少し頻度を上げてブログも更新していきたいと思います。

 

長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

今年も良いプルメリアの花が咲きますように!