房総プルメリアLIFE |PLUMERIA CLUB - 日本プルメリア協会代表理事のオフィシャルブログ

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房総半島在住のプルミスト。
プルメリアに魅せられ世界の育種家や愛好家と交流を深める園芸家。米国プルメリア協会会員、一般社団法人日本プルメリア協会代表理事。米国で10年に1度開催される国際プルメリア会議では招聘講師も務めるなどグローバルに活動中。

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つい先日、肥料に関する記事を投稿したところ、想定外にたくさんのご質問をいただきました。プルメリア愛好家のみなさまにとって、肥料に関する関心はとても高いのだなと改めて実感したところです。

 

●前回の記事を読む → こちらをクリック

 

前回のブログを読まれた方や、そのご私たちの農園に起こしくださった方からいただいた質問で多かったのが「有機肥料の匂いが強くてマンションではお隣さんに配慮して化成肥料を使っていますが、リン酸値の高い化成肥料を使っても咲きにくいですか?」というものや、それに類似したものです。

 

 

前回の記事にも書きましたが、化成肥料は化学合成した無機物をブレンドして固形にした肥料です。多くは窒素(N)、リン酸(P)、カリ(K)のみの配合か、それにマグネシウム(Mg)を加えた無機的な肥料です。


 

いわば、誰もが知る肥料の3大要素のみか、一部の中量要素を人工的にブレンドした無機質の肥料であって、有機質肥料ではありません。

 


このようにお答えすると次に出てくる質問は、「無機質な化学肥料と有機質肥料では何が違うのでしょうか?」というものです。


 

毎回メッセージや口頭でお答えするのも大変ですし、長い言葉や文章でお伝えしても???な内容になってしまいがちなので、もう少しわかりやすく図式化してまとめてみました。



 

 



自分でまとめていても、長々とウンチクを語るよりも図に示した方がわかりやすいなと改めて実感(笑)

 


かいつまんでお話しをすると化成肥料は化学合成された無機質なものなので、植物が吸収して各機関の成長や代謝に用いるには有機的な物質に変換する必要があります。

 


例えば窒素でいうならば、化成肥料だと硝酸態窒素かアンモニア態窒素が用いられていて、これらの窒素を植物が利用するためにはいくつかの代謝工程が必要になるわけです。


 

硝酸からアンモニアに変換し、さらにグルタミン酸をはじめとするアミノ酸へと変換される代謝経路を複数回たどることが必要で、その代謝経路ごとに光合成で植物が生成した炭水化物や微量要素を消耗していきます。


 

要するに、化成肥料の場合は実際に植物が利用できる成分に変換するまでに体力を消耗してしまうということです。


 

それに対して、アミノ酸態窒素を多く含む有機肥料の場合は、植物が吸収するとすぐに利用できる成分が多く含まれており、体力を消耗せずに効果が発揮できるという効率の良さが化成肥料にはない優れた点といえるでしょう。

 

 

リン酸でみてみると、化成肥料でよく用いられているリン酸成分に「過リン酸石灰」というものがあります。こちらは水溶性なので即効性がありますが、土壌中に含まれる鉄やアルミ成分にとても吸着されやすく肥料に含まれているリン酸が全て聞くわけではありません。

 

そして、土壌中の鉄分やアルミ分にリン酸が多量に吸着された土壌環境になると、ネコブセンチュウがとても生息しやすい環境になり、根に障害を及ぼしやすくなるとも言われています。

 

さらには、水溶性で化成肥料から一気に溶け出したリン酸が鉄分と結合してしまうことで、植物の成長に必要な微量要素である鉄分が欠乏してしまうというマイナスの効果もでてきてしまいます。

 

化学合成品である化成肥料を使うと土が衰えてしまうという話をよく聞くかと思いますが、このリン酸の話を聞いただけでもなんとなく理解ができるのではないでしょうか?

 

 

そして化成肥料と有機肥料で大きく異なる点としては、前回も記述しましたが含まれる成分の種類にあると思います。



 

 

 



熟成して製造した有機肥料にはたくさんのアミノ酸が含まれていて、たとえば油粕や米ぬか、魚粕やフェザーミール・蒸製皮革粉などの原料によっても含有アミノ酸量が大きく異なります。

 


その中でも、花芽形成と花芽分化に大きな効果を発揮するのが「グリシン」というアミノ酸だと言われていて、油かすや米ぬかに比べて魚粕に多く含まれ、さらにフェザーミール・蒸製皮革粉にはさらに多くのグリシンが含まれています。

 


プルメリアがよく咲くと口コミで大人気の「魅惑の肥料」の原料には魚粕が含まれていますし、臭くない有機肥料として人気の「BLOOM BOOST」の原料にはフェザーミールが含まれています。

 


このグリシンは、核酸と協働することで花芽形成や花芽分化を飛躍的に促進することが知られており、Bloom Boostの原料には核酸を多く含む原料も用いられています。


 

一方、化成肥料はあくまでも化学合成した3大要素をピンポイントでブレンドして製造されているため、有機肥料に含まれているこれらのアミノ酸は含まれていません。

 


とはいえ、ご存知のとおり有機肥料には様々な種類があるため、一律的に高い効果があるとは言えないのが現実なのです。

 


なぜなら熟成過程でどのような有機原料や有用微生物を用いて完熟させたかという工程により含まれる成分も大きく異なるからです。

 


また、有機肥料でも鶏糞はアルカリ性で効き目も即効的に出ることが多く、あげすぎると肥料負けさせやすい有機肥料の典型なので、安易に有機肥料ならなんでも良いとはいかない典型例だと思います。

 


たとえば、プルメリアの愛好家で高い評価を得ている「魅惑の肥料」や「Bloom Boost」をはじめとする有機系肥料では、さまざまな土壌有用微生物が土壌中に含まれる有効成分を吸収されやすい形に変換してくれます。

 


無機物である化成肥料にはこのような有用微生物は含まれていないため、高い成分比率のわりには効き目が実感できないというケースも多いのではないでしょうか?

 


私たちがブレンドしている有機肥料については原料メーカーさんからデータもいただいているので、それらに含まれる有用微生物群についてまとめてみたのは以下の表です。



 

 



ご覧のように、たくさんの微生物群やそれらの活動に必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸類が含まれていることがわかるかと思います。

 

 

このように化成肥料が無機的な化学合成品であるのに対し、魅惑の肥料やBloom Boostをはじめ、プルメリアや南国植物の成長・開花促進を目的にブレンドされた肥料はまさに「生きた肥料」といえるのがおわかりいただけたのではないでしょうか?

 


ちなみに、魅惑の肥料やBloom Boostなどの有機肥料の効果を最大限に引き出すためには、肥料をカラカラに乾燥させないことが肝心です。

 


お茶パックに入れて使用することを奨励しているため、肥料がお茶パックという小さな袋の中にまとまって置かれていることもあり乾燥しにくくはなっていますが、完全に乾燥させてしまうと有用微生物群の働きが低下してしまいますので、乾燥にご注意いただくと効き目も大きく変わってくるかと思います。


 

というわけで、化成肥料と有機肥料の効き目の違いについて、なんとなく学んでいただけたでしょうか?


 

臭くない有機肥料も最近では出てきていますので、匂いを気にして化成肥料を使っていたという方はぜひそちらを試してみてください。


 

化成肥料をずっと使ってきて何年もお花が咲かないという方は、この夏こそ有機肥料を試してみると生育の違いを実感していただけると思います。



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