伊都国つうしん 229
● ずいぶんなご無沙汰でした。
気づいたらこのブログ、もう2か月以上、書いていない。
この間、伊都国は、7月8月と例年どおり危険な暑さの夏であり、
ただ、9月に入ってからは、昨年とは一転、
おそらく8月末の、沖縄周辺を迷走した台風の影響でしょう、
30度を超える日がめったにないという、一気に涼しい9月となりましたね。
そしてこの間、個人的に小さな幸せ的な出来事や発見などはあるものの、
なぜかブログの話題として書く気にならなかったのは、気が、どこか
ほかに行っていたのかもしれません。
ま、ともかく。
わたし周辺の伊都国では大した話題もなく、いつものように
個人的な話ではありますが、久しぶりに、ブログに書いてみます。
8月下旬、わが家の玄関先の小さな庭の隅に、
いきなり可憐な花が咲き出した。
ちょっと驚き。昨年、あったかなぁ。
どっかから種が飛んできたのか。
花の名を教えてくれるアプリによると、
「ゼフィランス・ロゼア」と出た。
和名では「タマスダレ」らしい。
別名「レインリリー」という。
雨上がりに咲くかららしい。
いきなり咲いた時、それ以前に雨は
なかった気がしたが……。
とうもろこし好きな私。
ここ福岡でもなかなか気に入ったものに出会えず、
北海道の農場に頼んだところ、
出荷は8月末からだ、とのこと。
盛夏の印象があったので、ちょっと驚き。
ゴールドラッシュとピュアホワイトという
2種類が5本ずつで、総額5,720円。
つまり1本572円だ……。
でもまぁ、満足できたから、良しか。
● 最近見た邦画の話。
私は、映画は好きなのでよく観ます(と言ってもほとんど劇場ではないが)。
でも、邦画はほとんど観ないですね。
なぜだろう……いくつか要因はある気がする(もちろん私だけの)。
たぶん一番は、出演者の演技や展開が大げさすぎる点かなぁ、疲れる。
そして仕方がないのだろうけれどチープな印象が残る…………。
もちろん、これは私見です。
そんな中で最近観たのは、昨年、ツタヤからのDVDで『八犬伝』が久しぶりかな。
これ実は、1982年発表だそうだけれど、山田風太郎の『八犬傳』が原作の映画だ。
私、山田風太郎は好きな作家なので、だいたいは読んでいるのですが、知らなかった。
たぶん何かの書評で知って、図書館で借りて読んだのですが、とっても面白かった。
滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』をもとにしていますが、実際に交流のあった
滝沢馬琴と葛飾北斎が主人公で二人のやりとりの「実」と、その間に執筆している
八犬伝の物語の「虚」のふたつの世界を描いた作品です。
で読後に、なんとこれを原作にした映画が上映された、と知って驚き、
DVDで観たというわけです。
なぜ、いまどき、大昔の作品を映画にしたのかは分かりませんが、
この、久しぶりに観た邦画、なかなか楽しめました。
出演者たちの(特に「虚」の八犬伝の物語の)演技はやはり、やりすぎな大げささが
あるものの、CGを使った映像にはチープさは感じませんでした。
山田風太郎原作の「八犬伝」。
画像サイトより。
▼ で、この邦画の話を書いてみようと、思わせた最近見た映画は。
旅と日々。
画像サイトより。
1本は、『旅と日々』。
これ、昨年11月の日経新聞の映画評に載っていて、面白そうだったので、
切り抜いておいた。でもツタヤディスカスにはずっと在庫されず、
まぁ無理だろうなぁ………と思っていたら、なんと。
アマゾン・プライムに上がってきたので、「おっ」と喜び観たのです。
この映画、つげ義春の2つの物語を合作したものとのことです。
私、つげ義春はいくつか見ていますし、感ずるものがあるものの、
正直、良さは分からない……、そんなふうなのですが、
この映画に対しても、同じような印象でした。
ストーリーは、あるようでないような、事件らしいものはあるけれど、
まさに、淡淡、タンタンと流れていきます。
ただ、観終わったあと、いくつかのシーンが、数日しばらく思い出されます。
出だしは「ええっ」と思いましたが、映像が、とてもいい。
撮影監督が(もちろん監督の意図なのでしょうが)いいのだろうな。
なので、なぜかとても印象に残った映画でした。
パーフェクト・デイズ。
画像サイトより
2本目は、「パーフェクト・デイズ」。
監督は、ヴィム・ヴェンダースなのですが、
舞台も俳優も日本ですから、まぁ、邦画でしょう。
2年ほど前に公開で、ずいぶん評判が高い映画です。
アマゾン・プライムにも上がってきましたが、私は、やはりどうも観る気がしない。
今年はとうとうNHKでも放映されたので、一応録画したものの、
なかなか観る気にならず、でも、たまたまその夜、観るものが他になくなり、
では………と、消極的な気持ちで録画を観たのでした。
ヴェンダースらしい、一人の人間の細かい日常を淡淡と描きながら、
人が生きる意味を問いかける映画です。
これ、役所広司の演技がなければ成り立たない映画かもしれない。
ストーリーは、あるようでないような、まさに毎日繰り返される、男の日常。
そしてそこにさざ波のように、小さな出来事がかかわる。
東京の公衆トイレの掃除を仕事にしている男の、繰り返される日々の中で、
自分の存在を確認するための儀式や、小さな出来事に幸せを感じる生き方が
印象にのこる映画です。
そして何より、これを観た欧米人たちは、
東京の公衆トイレの、なんというユニークさ、大胆さに、きっと呆れることだろう!
それが、もっとも記憶に残った映画だったかもしれません(笑)。
久しぶりなのに、またまた長々と、失礼しました。
最後までありがとうございました。
あ、そういえば、アマゾン・プライムに、例の『国宝』が上がってきていたなぁ……。


































