昨日、30歳の俳優さんに「僕とその舞台作りましょうよ」と言ってもらったことをきっかけに、また脚本を書き始めようと思い立ったことまで申し上げました。
僕が脚本を書きたいと思った理由の一つに刑事ドラマ・Gメン75の原田大二郎さん演じる関屋警部補があるわけですが、今実際に書きたいのはGメン75のようなハードボイルドではなく・・・コメディです。
多くの人が気軽に楽しむことのできるコメディですね。
お笑い芸人さんが取り組んでいらっしゃるコントとは違って。
人間って一生懸命生きている中でいろいろと面白いことをしますよね。
一生懸命生きているからこそ面白い事件が起きる!
そういう設定やセリフや登場人物のやり取りで見せるコメディを書きたい。
そして、最後にホロッとくるような場面もあって。
人間ってやっぱりいいなあと思って帰ることができる、そんなコメディです。
日々つらいニュースがひっきりなしに目につきますし、ストレスも多い日々ですよね。
僕がときどき日本に戻って、東京の満員電車はもちろん、左側にきれいに整列するエスカレーターに乗るだけでストレスを感じます^^;
だからこそ楽しい舞台で笑って、最後にホロッとして、人間ってやっぱりいいなあと思いながらまた明日から頑張ることができる・・・そういう舞台を作ることができたら最高ですね!
さらに僕の強みはマレーシア・ジョホールバルに住んでいること。
外から日本を見てみると、日本の素晴らしいところがよく分かります。
ホントによく分かるのですよ。
日本にいると、毎日のように自虐的な報道が多かったりしますよね。
どうしてそんなに日本人って日本のことを悪いと思っているのかなと思うことがあります。
日本人にはこんなに素敵なところがたくさんあるのに! と。
ですから、マレーシアを通して日本人ってこんなに素敵だなということも見えるコメディができたら、ホント最高だと思うのです。
そんなコメディを目指して吉田一紀プロデュース『ららら・らすと和ーど』第2回公演に挑戦してみようと考えました!
そして今回挑戦したいことがもう1つあります。
それは・・・演出です!
今までは僕は脚本を書くことだけにしてきました。
「吉田さんは演出はしないのですか?」と聞かれることがありましたが、演出家さんにお願いすれば、僕の本を客観的に見てくださることで、2倍、3倍、4倍、5倍に膨らむ可能性があると思うから演出はしません、と答えてきました。
でも、第1回公演の反省から・・・自分で演出してみたいと思うようになったのです。
前回の演出が悪かったということではありません。
むしろ僕の未完成の本をかなーり膨らませて形にしてくださいました。
本当に感謝しています。
だからこそ、今度は自分で演出までやってみたいと思うようになったのですね。
小説と違って脚本は書いただけでは完成ではありません。
脚本は台本とも言うことがありますが、本当に台の本。
その台の本をもとに演出家さんと役者さん、照明さんや大道具さんなどスタッフさんが一体となって作り上げて完成していくわけです。
脚本家は本を渡してしまえば、基本的にそれでお役目終わり・・・。
あとは役者さんやスタッフさんたちにお任せするしかありません。
稽古場に顔を出しても遠くから見ることしかできず、場合によると「脚本家がチェックしに来たよ」なんて目で見られたり。。。
それで特に前回の第1回公演の稽古を見て叫びたくなったのです。
「僕も仲間に入れてよ!」と^^
稽古場にいても僕は疎外感たっぷりの、ホントたっぷりすぎました^^;
特に『ららら・らすと和ーど』の場合は僕がプロデューサー。
つまり資金繰りという苦しい作業はすべて僕がやっているのに、完成系までのプロセスは蚊帳の外。
でも、稽古でどんどん僕の台本が立体化していく様子を見ていると、もちろん役者さんもスタッフさんもかなり苦労されているのは分かるのですが、ひとえに面白そう^^
「おい、誰が資金調達していると思ってるんだよ」とどつきたくなる衝動さえありました^^;
確かに僕自身が書いた本を僕が演出すると客観的に見ることができず膨らまないかもしれません。
でも、一緒に完成系まで作らせて! と思ってしまったのです。
またどなたかに演出をお願いしたいと思うこともあるかもしれませんが、とりあえず今回は僕に演出をやらせて! そして稽古の輪に入れて! そんなわがまま、自分プロデュースの企画なら許していただけないだろうかという甘え^^
ということで、今回は演出にも挑戦してみることにしました!
昨日も申し上げましたように、
30分か40分くらいの短編で出演者は3名くらい。
舞台装置や衣装は作らず、リーディング(朗読)公演にちょっと芝居をつける感じで、僕が初演出でもあるので・・・まずは小さな会場でやってみようということになりました。
それではどんな会場がいいか???
マレーシアのバーでは20時くらいまでなど早い時間に「ハッピーアワー」を設定し、割引料金でビールを飲むことができます。
最近では日本でも見かけますよね。
そんな時間から人が集まり仲間と会話を楽しみ、生バンド演奏も入ったりしながら陽気な時間を過ごします。
隣のテーブルとも気軽に声をかけ合い、一つのコミュニティになっているかのようなバーもあります。
そんなマレーシアのハッピーアワー状態で演劇を楽しんでいただける企画はできないかなと考えました。
舞台ができて飲むこともできる空間となると・・・ライブハウスだろうと。
でも、ロックしているような空間では合いません。
マレーシアの陽気な雰囲気のライブハウスはないだろうか???
とあちこちのライブハウスに出没することが趣味の友達に聞いたところ、新宿にあるライブハウスを紹介してくれました。
そこは僕が以前スタッフの手伝いをしていたミュージシャンが何度か出演したことがあり、馴染みのあるところです。
しかし、出入りしていたのは10年ほども前、かなり前のこと。。。
一人で行くのは不安だったのでその友達が一緒に行ってくれたところ、ライブハウスの社長さんが僕のことを覚えていてくださいまして^^
そういう企画を考えているならぜひ使ってほしいとおっしゃってくださいました!
そして漠然と公演日は金・土かなと思っていたので、空いているところを見ていただいたところ・・・
5月29日(金)・30日(土)がまずは空いていると。
そのライブハウスに行ったのは今年2月の頭。
あと4ヶ月弱ある。
30分くらいの短編でもあるし、本は何とか書き上がるだろう。
大道具や衣装を作るわけでもないし、ということで・・・5月29日(金)・30日(土)でやってしまおう! と決定し、ライブハウスの社長さんと祝福の乾杯^^
そんなことで吉田一紀プロデュース『ららら・らすと和ーど』第2回公演は、
5月29日(金)・30日(土)
Neo LiveHouse SHINJUKU SACT!
で行うことに決定してしまいました!!!
まだ開演時間もチケット代金も、もちろんチラシも作っていませんが、追々お伝えさせてください。
しかし・・・まずはスケジュールを押さえていただき、ぜひ見に来てくださいますようお願い致します!
と言っていますが、今日時点であと1ヶ月と1週間を切っております。
もちろん脚本書きは進んでいるのですが、まだ完成しておりません
。
さて、これからどうなるか???
どんな本を書いているか、そして気になる出演者はどんな方々かを近々お伝えしたいと思います。