吉田一紀(マレーシア移住作家)のららら・らすと和ーどな日々 -2ページ目

吉田一紀(マレーシア移住作家)のららら・らすと和ーどな日々

マレーシア・ジョホールバルに移住したフリー作家・吉田一紀が、自然と笑顔に包まれたマレーシアでの創作活動の日々を自由に綴ります。

『ジョホールバル・マンボ』で坂田直樹さんが演じた店長・ステファン。
僕がジョホールバルで知り合った華僑系マレー人の名前を拝借しました。
とても大切な友達です。


この日、用事があって出かけようとしたところ、僕は車を持っていなく心配したステファンさんは車を出して、あちこちに連れていってくれました。
いつもこのように助けてくれて、本当にありがたい友達です。


夕方になり、家族で夕飯を食べに行くから一緒に行こうと誘ってくれました^^
それで行ったお店は・・・


吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-ジョホールバルの大笑族1

店先にもテーブル席がある屋台風の中華料理屋。
時間が早かったのであまりお客さんがいませんが、19時過ぎになると地元の方々で賑わう人気店です。


ステファンさんのお母さんが適当に料理を注文してくれて、

吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-ジョホールバルの大笑族2

丸テーブルにたくさんの料理が並びます。
みんなで料理を分け合いながら食べます。


ジョホールバルに来てから、ステファンさんや友達の家族と一緒に食事をさせてもらうことは多いですね。
日本にいるときは、友達の家族と食事をさせてもらうことなどあったでしょうか???
21世紀に入ってからはないかもしれません・・・。


ステファンさんの家族との食事は、お兄さん夫婦も一緒のときがあります。
お子さんはもちろん、奥さんのお母さんもいらっしゃることもありますし、ステファンさんの会社の従業員も一緒のことも多いです。
僕や姉も仲間に入れていただくこともあるので、総勢10人くらいになることも。


でも、この丸テーブル一つにみんな一緒に座ります。
狭くても椅子を詰めに詰めて、とにかく一つの丸テーブルに座るわけです。
肩が触れ合うくらいに狭くても、根性で座りますね^^


ステファンさんは、この丸テーブルでみんな一緒に食事することに大きな意味がある、と言います。


四角のテーブルでは向き合っている人しか話しにくい、でも丸テーブルなら全員と話しやすい。
家族や仲間全員と話しながら食事をするのがいいというわけです。


そして、華僑たちが異国の地で発展しているのも、この一つの丸テーブルで家族で食事をする時間を大切にしていることが原因だとステファンさんは言いますね。
食事をしながら仕事のことや、いろいろなことを話します。
それが情報交換の場となり、家族や仲間の信用できる情報なので、それをビジネスに活かしていく・・・。


日本の経済が衰退した原因は、家族みんなで食事をすることが少なくなったからではないか? とステファンさんが言っていたことがあります。
個人の時間を大切にするあまり、家族との時間をないがしろにしている傾向が日本にはありますよね・・・。


家族みんなで一つの丸テーブルで食事をする・・・このステキな光景をよく体験したことが、家族愛がテーマの『ららら・らすと和ーど』を企画したいと考えたきっかけの一つなのです。
『ららら・らすと和ーど』という企画では、「家族愛」というテーマで一貫してやっていきたいと思っています。
そのきっかけとなったのが、ジョホールバルでこのような様子を見たことです。


吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-ジョホールバルの家族の夕食1


人気の鍋料理の店です。
ほとんどが家族連ればかり。
しかも、1テーブルの平均が5、6人ではないでしょうか。


吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-ジョホールバルの家族の夕食2

このテーブルの一家のように、兄弟夫婦とその子供・おじいちゃん・おばあちゃん、そんな一家総出で夕食を食べに来ています。
別にこの日が何か特別な記念日でもありません。
普通の夕食です。


日本では核家族化がさらに進み、家族自体も個々で過ごす生活スタイルになってきていますよね。
東京のあるレストランでは、一人用の席を多くしたほうが売り上げが増えるのだとか。


確かに一人のほうが気楽です。
しかし、ジョホールバルにいると、このように家族との時間を大切にしています。
というか、基本、家族と過ごす! という感じなのです。
そして、そこには家族の笑顔が溢れています。
ときには小さな兄弟同士、ちょっかいを出し合って喧嘩したりして、お母さんが叱っている声を聞いたりしますが、そういう家族の声って温かいですよね。
一人暮らしの気楽さでは味わえない温かさです。。。


このような様子を見たときに、人間の本来の姿ではないかなと感じました・・・。


それで『ジョホールバル・マンボ』の和斗(川口雄介さん)の「自然と太陽と家族の笑顔があればいいって思うんだ」というセリフが出てきたわけです。

『ジョホールバル・マンボ』を見てくださった方はお分かりかと思いますが、坂田直樹さんが演じたカフェの店長・ステファン。
お客様からいただいたアンケートの中でも、ステファンがよかったというご感想がたくさんありました。


このステファンさんですが、実はジョホールバルに実在します^^
ジョホールバルで友達になった華僑系のマレー人です。


マレー人と友達になったというと、言葉はどうしてるの? とよく聞かれますが、実はステファンさんは日本語がペラペラ。
高校の後、日本で1年間、日本語を勉強し、一般入試で日本の大学に入り、日本の一般企業に就職。
7年間日本で過ごしていました。


ですから、日本語がペラペラなわけです^^


僕はジョホールバルに住んで、ステファンさんにはかなーり助けられています。
食事をするところ、買い物をするところ、携帯電話を買うところ、髪を切るところ、病院・・・いつもいろいろと教えてもらい、連れていってくれるので、僕はジョホールバルの生活を不便なく楽しめているということがいえます。


それで『ジョホールバル・マンボ』で中華系マレー人の役名を付けるときに、感謝の気持ちも込めて、ステファンさんの名前を拝借したというわけです^^
そんな話をしたら、彼女と一緒に来日して今回の舞台を観に来てくれました。


昨日の夜、ジョホールバルに戻り、今日は銀行へ行かないといけません。
そうしたら、早速ステファンさんから電話があり、ランチを食べに行こうと誘ってくれました。
その後、銀行へ連れていってくれる、と。


車を持っていない僕にとっては、ホント助かる彼の心遣いです^^


それでランチに連れていってくれたところは、ステファンさんの両親が経営するレストラン。

吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-ステファンさんのレストラン1

ちょうどランチタイムだったこともあり、超満員です。
外に列ができています。


ご覧いただいて分かるように、地元の方向けのレストランです。
仕事前の方にも対応しているため、毎日朝3時から店を開けているとか。


吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-ステファンさんのレストラン2

僕が食べたのは板麺(バンメン)。
きしめんの極太版という感じですね。
6リンギット(約150円)という安さ!


この板麺を味わって感じるところがあります・・・。
ステファンさんのご両親はローカルレストランで毎日早朝3時から働き、日本の単価に比べるとかなり安いこういった食事を提供しながらステファンさんを日本に留学させたのですね・・・。
何でも高い日本・・・大変だったと思います。


ステファンさんは一時モデルをやろうと思ったらしいですが、ご両親は行きていく術を身につけろと諭して日本に留学させたとか。
ステファンさんはあのときの助言を今も感謝しているとよく言います。


今、ステファンさんは会社を4つ持つビジネスマンですが、ゆくゆくこのレストランを継ぎたいとか・・・。


『ジョホールバル・マンボ』で島谷(原田大二郎さん)の一人息子・和斗(川口雄介さん)は、会ったことのない父親を信じて、島谷が命をかけてやってきた仕事・警察官の道を継いでいたというストーリーがありました。
僕はステファンさんとそのご両親の話を聞いて、このストーリーを作ったのです。

『ららら・らすと和ーど』、僕が初めてプロデュースした公演。
6公演すべて完売という、とても信じられないような大盛況で、無事千秋楽を迎えることができました!
ありがとうございます!


いろいろなハプニングもありましたが、今となってはよい思い出ですね^^
打ち上げでは、演出の釜さんはじめ、出演者のみなさんと始発まで飲んでしまいました。
この歳で朝まで飲むのは体にこたえますが、次の日からまったく同じこのメンバーで集まることはないわけです・・・もったいないというか、名残惜しくなり、朝までコースになってしまったわけです^^;



吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-終演後

千秋楽の幕が閉まった直後、舞台上で出演者のみなさんと記念撮影させていただきました。
とっても楽しく、素晴らしいチームでした、ホントに・・・。


終演後にいただいたご意見では、再演はあるのですか? とのご質問をいただきました。
ホントにありがたいご要望ですね。


今回の再演は今のところは予定しておりません・・・。
数年後に、それぞれ成長したこのメンバーで再演ができたら素晴らしいと思います。
しかし、第2回公演は違う本でやる予定です。
つねに新しいモノにチャレンジしていきたいですね。


今、僕は成田空港にいます。
これからマレーシアのジョホールバルに帰ります。
自然と太陽と家族の笑顔の中で、第2回公演の新しい脚本を書きます!
そしてまら日本に戻ってきます!


マレーシアに向かう飛行機の中から、新しい企画を考えるスタートです。
ぜひ第2回公演も楽しみにされてください!
『ららら・らすと和ーど』第1回公演の幕があくまで、あと2日。
今日はいよいよ稽古場での稽古が最終日となりました。


通し稽古を終えて、小道具類はトラックで運ばれていき、最後の掃除をしました。
出演者・スタッフさんたち総出で手伝ってくださったので、短時間で終わったのですが・・・


みなさんが帰られた後、最後のチェックや鍵閉めをするために、僕が一人残っていました。


吉田一紀(マレーシア移住脚本家)のららら・らすと和ーどな日々-稽古場

祭りの後の静けさです。。。
たくさんの出演者やスタッフさん、そして小道具類がたくさんあると狭く感じていたのですが、すべてがなくなるとガランと広く、とても静かで・・・。


マレーシアのジョホールバルから帰ってきてからの約1ヶ月間、毎日のように通い、出演者のみなさんやスタッフさんたちといい作品を作るために戦って来た場。
明日からもう来ないかと思うと、寂しさが残ります・・・。


1ヶ月間、ありがとうございました! と心で呟いて、ドアを閉めあとにしました・・・。


明日から劇場入りです。
本番まであと2日、いよいよです!



マレーシア移住脚本家・吉田一紀プロデュース
『ららら・らすと和ーど!』第1回公演

出演:
原田大二郎・木村有里
中山一朗・堀江真理子・雨蘭咲木子・川口雄介
西健太・坂田直樹・堤慎一・堤遥菜

劇中歌:みどりこ

2012年8月2日(木)19:00(完売御礼!)
3日(金)14:00(完売御礼!)
3日(金)19:00(完売御礼!)
4日(土)14:00(完売御礼!)
4日(土)19:00(好評につき、追加公演決定!)←残りわずか!
5日(日)14:00(完売御礼!)
恵比寿エコー劇場
前売4,300円、当日4,500円

※公演の詳細・チケットのご購入はコチラからお願い致します!
 『ららら・らすと和ーど』公式サイト