もうすっかり観光地化されたFairfax&3rdにある「Farmers Market」だけど、実はいろいろと面白いところもあるんだよね。このまえ取り上げたèpleもそうだけど、今回も意外な発見だった。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-マーケット1

ファーマーズ・マーケットの北側に入り口があるグローブショッピング・モールはいつも賑わっている。石畳があって、音楽が流れていて(でも生演奏じゃない)、まあ一言で言うといかにもカリフォルニアっぽい偽ヨーロッパみたいな感じのところで、あまり好きな場所じゃない。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-マーケット2

ましてや、その入り口にあるギリシャ料理屋なんてまずいにきまっている。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-外観

Ulysses Voyageだって?
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-絵

旅人を引き込む魅力があるようにも見えないが、おなかがすいているというこちらの都合で入ってみることにした。

ところがこれが大当たり。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ディップ

前菜としてお好みで3点のディップが選べるのがあったので、タラモサラタ、ザジキ、そしてナスのペーストなどの定番を選んで、ピタをもらう。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ピタ

タラモサラタは、ボラ(など)の卵とポテト、オリーブオイルを混ぜたやつ。ザジキはヨーグルト、にんにく、レモン、塩、ディル。ナスはオリーブオイル、塩、レモンで味付けしてある。

どれもすばらしくおいしい。オリーブオイル、塩、レモンの組み合わせはすごいね。

ヨーグルトもいい。

ところで最近アメリカではグリーク・ヨーグルト(ギリシャ風ヨーグルト)が大ヒット中なんだよ。グリーク・ヨーグルトは、水分を抜いてあって甘くなく、しっかりしたヨーグルト。高たんぱく質、低カロリーなところが健康を気にする人にすごくうけたんだ。過去数年間、売り上げが年間100%を超えるスピードで増えてきてるらしい。

でも実はギリシャではこの手のヨーグルトは主流じゃなかったりするし、伝統的にはアメリカみたいに牛の乳を使わずに羊の乳を使っていたんだけどね(最近はあれだけど)。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-店内

昼ごはんだったので、前菜のあとは、サラダだけ。これはふつうのグリーク・サラダ。上に載ってるのはフェタ・チーズ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-サラダ
トマト、オリーブ、きゅうりなどきわめてスタンダード。よろしいお味。

連れが頼んだのは、チキンのプレートみたいなやつだったかな。忘れちゃった。とりあえず、ピタとザジキが前菜とかぶってしまったよ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-サラダ2

いやー、何を頼んでも隙のないものが出てくるので感心したよ。次はディナーに来ようかな。

評価:$ロサンゼルスにだっておいしいものはある
香港にいる間、朝食は近場ですましてたんだよね。一回ホテルで食べたら高くて普通だったから、ホテルのすぐ近くの店で、お粥とか焼きそば(鼓油皇炒麺)とかの香港の典型的な朝ごはんを毎日。

たとえば、こんな感じ。これは鼓油皇炒麺と豆乳。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-そば

だけど最後の日は時間があったから、空港に行く前に茶楼でゆっくりと飲茶ブランチをなんて考えてて、ローカルの人に「どこかいいとこない?」聞くと、蓮香楼がお勧めとのこと。へー、蓮香楼ってあの人気のある蓮香楼だよね、というわけで時間もあるし蓮香楼までてくてく歩いていくことにした。

眠いから途中でコーヒーを買う。セブンイレブンが雨後のたけのこみたいにそこらじゅうにあるから、その中の一つに入る。スタバのカフェ・アメリカーノってのを珍しいので買ってみた。これは北米では売ってないよね。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-アメリカーノ

さて、ここが蓮香楼の入り口。上半身裸のおっちゃんがいるのは仕様です。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-蓮香楼

店に入ると、なかはものすごく混み合っていて、喧騒の中にいるという感じ。いろいろな声や音が頭の上を飛び交っていく。

運良く一人分席が空いているテーブルがあったので、さっととられる前に席を確保。すると、お茶の用意が一そろい目の前に。サービスは意外と機敏なのね。

え、一そろい?
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-普洱茶

これは.....洗杯ってやつですね。右の大きなおわんの中で、れんげや箸、食器をまず最初にお茶で洗うというやつだ。お茶は左の蓋の乗ったおわんに入っている。昔は衛生上の理由でやっていたんだろうけど、ここでは今でもやってるんだね。

この左のおわんから湯飲みにお茶を注ぐのは少しテクニックがいる。茶葉が出てこないように、少し蓋をずらして指で押さえつつ片手で持って、そのすきまから湯飲みにお茶を注ぐようにする。ちょっと不便な気もするが、慣れればなんということはない。

お茶はもちろん普洱茶。アメリカではよくジャスミン茶がでてくるけど、本場では普洱茶がポピュラーなのだ。普洱茶が脂肪の摂取を抑える効果があるので飲茶にちょうどいいともいうけど、まあそれは後知恵なんだろうね。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-やかん

お茶がなくなると、蓋を開けておけばすぐにお湯をなみなみと足してくれる。やかんは店内でこんな感じにいつも熱々の状態に保たれているのだ。茶葉が多いせいかそれとも普洱茶っていうのはそういうものなのか知らないが、お茶は何倍飲んでもなかなか薄くならない。

店の中には点心を乗せたカートがぐるぐるまわっている。これも伝統的な風景だ。最近のモダンな店では注文式になってきているとも聞いたが、そこら辺はどうなんだろう。

新しいカートがほかほかの点心をのせて出てくるとすぐみんながわさわさと集まってくるので、僕も負けずに乗り込んでいって、うまそうなものを選んではスタンプを押してもらう。最後にスタンプぶんだけ支払うというシステムだ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-カート

食べた点心の一部は以下の通り。

手羽を揚げた湯葉みたいなので巻いて蒸したやつ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-点心1

ソーセージ(臘腸)ののったシュウマイ。これが一番平凡だった。それでもおいしいけど。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-点心2

ワンタンスープみたいなやつ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-点心3

この蒸し物が最高だった。豚肉としいたけと、後なんかの内臓だったかな?コラーゲンたっぷりっぽい感じ。よく覚えてないけど。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-点心4

という感じで食べまくってたんだけど、まわりをじっと観察しているうちにあることに気がついた。茶楼ってのは、ただのレストランじゃないんだね。まず第一にお茶をのむとこだし、そして社交ができる場所なんだ。

僕の前に座っているおっさん、というかおじいさんは、ばくばく点心を食べてる僕を尻目に、お茶を飲みつつ新聞を読んでいる。というか、点心をひとつも食べずにまずお茶だけをのんでるわけ。そして数杯お茶を飲んだ後、おもむろに一皿シュウマイですよ。ダンディだね。僕みたいな旅行者のおのぼりさんじゃないわけだ。そして、新聞の記事をつまみに、隣の連れらしいおばさんとあーだーこーだと大声でしゃべっている。

と思ったら、おばさん、途中で挨拶もなしに会計済ましてでてっちゃったよ。このおじさんとおばさんは別に連れじゃなくて他人なのね(知り合いかもしれないけど)。だからここは、お茶飲みながらいろいろなことを見知らぬ人としゃべれる場所なわけだ。こんなところが香港にはまだあるんだねえ。これで思い出すのは、昔のヨーロッパの「コーヒーハウス」かなあ。こういう場所は今の日本にはあまりないねえ(昔はどうだったんだろ)。日本のバーとか居酒屋ではそれなりのコミュニケーションがあるかもしれないけど、マスターとかシェフを通してしゃべることが多くて、隣同士で話が弾むってことはまれだったような気がするし。

っと話は外れたけど、香港最後の日は蓮香楼のおかげで非常に充実していたのでした。次はロサンゼルスにもどるぞ。

評価:$ロサンゼルスにだっておいしいものはある
というわけで、いきなり今回は番外編で香港なのだ。香港に夏に行く機会があったので、これ幸いと食べ歩いてやれと思っていたんだけど、どうも仕事が忙しくてあまりそういうわけにもいかなくて、ホテルから歩いていけるような近場で、何回か一人で食事をすることになった。

ところが、まったく下調べしないで旅行していたから、どこに行けばいいか皆目見当がつかない。そこで、仕事先の地元の人に徒歩でいけるおすすめの店を教えてもらった。

いくつか挙げてくれたお店の名前のなかに煲仔飯(ボーチャイハン)の専門店があったので、迷わずそこに決定する。煲仔飯は広東の名物料理、僕はこれが大好きなんだよね。でもロサンゼルスではおいしいのにあたったことがないんだよ。香港の煲仔飯はきっとおいしいんだろうなあ、と期待でもうよだれがたれてきそうになる。

さて、ランチの時間を少しはずしてお店に向かった。僕の滞在しているホテルは上環にあって、周りは乾物ストリート、っていうか、たくさんの乾物屋がある。店先にはネコなんかいたりして。ネコは乾物は食べないのかな。
ロサンゼルスにだっておいしいものはあ<br />る-乾物とネコ

目指すお店の名前は、「坤記煲仔小菜」。ここの煲仔飯は香港人に大人気とのこと。煲仔飯は冬の名物料理なんだけど、ここでは一年中出しているらしい。お店はホテルからすぐ近く、歩いて一分だった。

しかし、店に入って座ってメニューを開くと、いきなり予想もしない展開。煲仔飯がない!あわてて壁を見渡すけど、どこにも煲仔飯の名前はみあたらない。やっぱり夏はやってないのか?

とてもがっくりしたんだけど、実はこれが結果的にはよかった。仕方なく気がのらずにつらつらとメニューを眺めていると、広東の家庭料理、咸魚蒸肉餅に目がとまる。

僕はこれにも目がないのだ。

咸魚(鹹魚)ってのは魚を塩漬けにして発酵させたやつである。邸永漢の説明を借りると、

「広東風の塩魚は曹白魚と呼ぶ長さ五十センチぐらいの魚を臓物も出さずに丸のまま塩漬けにする。塩を充分きかせていても、臓物は腐敗をまぬかれえず、それが魚肉にまで伝染して、たんぱく質が分解しはじめる。この発酵臭は鼻をつまみたくなるものであるが、慣れてくると一種形容しがたい芳香になる...」
食は広州に在り、p.42-43

どうにもうまいようには聞こえないけど、これがうまいんだな。邸さんは「ふつうの日本人で、これを一口かんで吐き出さないものは少ないと思う」っていってるけど、そんなことはないよ。これはよくチャーハンなんかにもいれたりするけど(ハムユイチャーハン)、なんといってもこの豚肉と蒸したやつが最高なのだ。

広東語も北京語もしゃべれないので、これこれと咸魚蒸肉餅を指差して注文。しばらくすると、まず頼んでもないのにスープがでて来た。何の変哲もない、でも肉と骨と根菜をじっくりと時間をかけて煮込んだ、素朴でじわっと体に染み入るスープだ。庶民的なお店にいくと、よくこの手のスープが前菜みたいにしてでてくるんだよね。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-スープ

そして、咸魚蒸肉餅。これ、これですよ。豚肉を細かく切ってたたいたやつ(家で手抜くときはできあいの豚挽)に咸魚をのっけて蒸した料理。こくのある中国の醤油(生抽)で味付けしてある。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-咸魚蒸肉餅

この料理は、見た目はそれほど良くないんだよね。もし「見た目より実際は全然おいしい料理ベスト10」のリストを考えるとしたら、そのうちの一つはこれだと思う。


そしてこれにかかせないのが白い飯!
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-肉餅とご飯

うまみのきいた醤油味のせいで、ごはんがいくらでも進む。これは「ご飯と一番あうおかずベスト10」のリストを作っても入ってくるな。

もちろん、このうまみの中心は咸魚だ。これが咸魚のアップ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-咸魚

料理する前はあれほど臭いのに、料理するとこんなにも食欲をそそる芳香を放つのが不思議だね。

ここは煲仔飯が売りらしいけど、これは本当にうまかった。あっという間に平らげてしまう。今まで食べた咸魚蒸肉餅のなかでもベストだよ。


さて、仕事を済ませると、もう夜ご飯の時間になっている。実は坤記煲仔小菜は夜にだけ煲仔飯を出しているという情報をそれまでに仕入れていたので、今回は昼間のリベンジとしゃれこむことにした。さらに、昼に行ったのは支店だったらしいので、今度は少し離れたーそれでも5分くらいなんだけどー本店に歩いていくことにした。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-坤記煲仔小菜

冬は季節柄待つらしいが、このときは夏だったからかスペースがあった。僕は店の外にでているテーブルをゲットして、そこで青島ビールを飲みながら煲仔飯が炊けるのを待つことにした。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Tsingtao

ビールは、大瓶なんだよね。

そして、大瓶が空になるころ、鶏肉とソーセージの煲仔飯(臘腸滑雞煲仔飯)到着。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-煲仔飯

ほくほくと湯気が立っていて、炊きたてという感じ。中国菜がいろどりを添えて、おいしそー。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-煲仔飯のアップ

甘めの中国醤油のたれがついてくるので、それを上からまわしかけて、じゅー、なんていっているところを容赦なくわしわしと食べていく。うまい、うまい。

実は煲仔飯の主役はおいしいご飯だったりするのだが、この最後にでてくるおこげがいいんだな。ぱりぱり、ぱりぱり。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-おこげ

いやー、うまかった。目標を達成できて満足、満足。でも、比べてみると予定外の咸魚蒸肉餅のほうに軍配が上がるかもしれない。どちらもおいしかったけどね。香港の町のふつうのごはんの底力を思い知った一日だったな。

よって今回の評価はどちらも$ロサンゼルスにだっておいしいものはある


香港番外編、もう一回だけ続きます......
ビバリーヒルズで朝食を、といえばポロ・ラウンジなわけですよ。サンセット通り沿いのあのビバリーヒルズホテルの中のレストランね。ビバリーヒルズホテルといえば、ビバリーヒルズの紳士淑女の社交場として、そしてその後はセレブリティーの隠れ家として有名なところ。マリリン・モンローも住んでたし、ジョン・レノンも、エリザベス・テイラーも常連さんだった。イーグルスのホテル・カリフォルニアのジャケ写のホテルで覚えている人もいるかもね。

当日は予約をして、朝10時ぐらいにゆったりと到着。門から入って、ホテルの入り口を通り過ぎると、勝手に駐車できるエリアがある。

中に入ると、なんか歴史を感じるというか、古臭いというか。でもホテル内の写真撮るの忘れちゃったよ。

予約の旨を告げると、室内か屋外かときかれるので、屋外がよく見える室内のテーブルに案内してもらった。Mr ...て名前で呼ばれて、ちょっとびっくり。

まずお決まりのフレッシュ・ジュース。僕はグレープフルーツ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-フレッシュグレープフルーツジュース

もちろん、コーヒーももらう。アメリカン・コーヒー。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-コーヒー

中はこんな感じ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-内部

外はこう。あまり混み合ってなかったのもあって、雰囲気はすごくよかった。すぐ目と鼻の向こうにサンセット通りがあるなんて信じられない。秘密の楽園で朝食という感じ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-中庭

意外に旅行者の人は少なそうだった。とりあえずアジア人は僕らだけ。なんかよく新しく店に入ってくる客が、他の客に挨拶してハグしてるんだけど、彼らはここらへんに住んでる常連なんだろうな。このあたりは豪邸だけだから、そこの住人かねえ。

これはアメリカンブレックファスト。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-アメリカン
卵とベーコン、そしてハッシュドポテト。アメリカの典型的な朝食。僕はこれが意外と好きなんだよね。ベーコンがスーパーカリカリでおいしい。卵はもうちょっと半熟なほうがいいかな。

「アメリカ中で食べられている卵とベーコンの朝食は、フロイトの甥のバーネイズが精肉業者の依頼を受けてやったプロパガンダ戦略のたまもので、最近の発明なんだよ。アメリカの伝統的な朝食だと思っている人もいるけど、そんなんじゃない。昔のアメリカの朝食はパンとコーヒーなんだって。」

な、なんだってー。


何はともあれ、これはアメリカンブレックファストについてきたパンとクリームチーズ。どちらもそこそこ。
$ロサンゼルスにだっておいしいものはある-パン
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-クリーム・チーズ

こちらは、エッグ・ベネディクト。大好きな朝食の一つ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-エッグ・ベネディクト

トローリとはみ出てくる黄身がたまらない。これはよい火加減。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ベネディクト

アメリカン・ブレックファストは30ドルでエッグ・ベネディクトは21ドル。場所と雰囲気を考えればこれは妥当だな。

実は一番高いメニューがジャパニーズブレックファストで36ドル。味噌汁に玉子焼き、それにMarinated Salmonってのがよくわからないんだけど(南蛮漬け?まさかね)、いったい誰が食べるんだろ。

雰囲気はいいんだけど、食事には特筆するものはなかったな。

というわけで、今回の評価は $ロサンゼルスにだっておいしいものはある

夜に来るとジャズの生演奏やってることもあるし、バーが結構いい感じらしいので、夜に来てみるのもいいかもね。もっとずっと高くつくらしいけど。
もうそれを知ってしまったら、引き返すことはできない。このカードは片道だけの乗車券だ。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-カード

「èple」、それはノルウェー語で林檎のことを意味する。ここで提供されるのは禁断の果汁だ。これを経験してしまったら、もうあなたは二度と普通のジュースでは満足できなくなってしまうだろう。それは幸福なことか、不幸なことか。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-正面

èpleはfairfaxと3rdのファーマーズマーケットの中にある。普段使いの人たちと観光客が入り混じって雑然とした歴史のある少し古びたマーケットの中で、そのモダンな風貌は異彩を放っている。

目印は、あのピンクベリーの隣だ。実はèpleはピンクベリーが実験的に始めたお店だったりする。ピンクベリーは好きだけど、ファーマーズマーケットでピンクベリーにいくことはまずない。èpleがあるからね。


店の前のスタイリッシュなフルーツの陳列棚。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Fruits

いろいろ変わったフルーツがおいてある。Mameyというのはマンゴスチンの仲間らしい。食べたことはないけど。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Mamey

こちらはケースに陳列してあるCherimoya。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Cherimoya

僕が来たときは、ちょうどざくろの実を取り出しているところだった。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ざくろ

ここの目玉はその場で作ってくれるフレッシュジュース、しかもフルーツのバラエティが半端ではない。メニューにないものも頼めば作ってくれる。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-メニュー

これはグリーングレープ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-グリーングレープ

のど越しを妨げないほどの果肉のカスの食感が心地よい。そして温度と甘味が完全にコントロールされている。アメリカのジュースはえてして甘すぎたりするんだけど、ここのジュースはどれもちょうどよい。そういえばピンクベリーのヨーグルトも甘すぎなくて、それが最初は話題になったっけ。ピンクベリーの創業者は、南カリフォルニア大学ビジネススクールの卒業生の韓国系アメリカ人だったと思うけど、ここらへんはアジア人のセンシビリティーなのかな。

これはざくろジュース。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ざくろジュース

こちらはメロン&ミント。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-メロン&ミント

完璧な甘味と酸味とバランス。日本は果物がおいしいけど、これほどおいしいジュースはあまりお目にかからない。たとえばJRの駅中で売っているフレッシュジュースなんかは、全然比べ物にならない。日本の果物は糖度が高いから、ジュースにはむいていないということもあるんじゃないかな。まあ、甘いのが好きならそれでもいいんだけど。

最後に、プラムジュース。見た目も美しい。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-プラムジュース

店にはこれ以外にもいろいろなものがある。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-いろいろ

フルーツサンドイッチもメニューにあるけど、僕は試したことがない。

いろいろなフルーツのフレーバーをつけた蜂蜜は、お土産にぴったりだ。これは僕も試したけど、おいしかった。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-フルーツ蜂蜜

パンナコッタなんかも売っている。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-パンナコッタ

もう一度繰り返そう。このジュースを飲んでしまったら、あなたはもう他のジュースが飲めなくなる。そしてここにくるたび、毎回一杯のジュースに$4.50~を払うことになる。僕はこの値段はバーゲンだと思っているが、この禁断の果汁を試すかどうかはあなたしだいだ。


評価: $ロサンゼルスにだっておいしいものはある