香港にいる間、朝食は近場ですましてたんだよね。一回ホテルで食べたら高くて普通だったから、ホテルのすぐ近くの店で、お粥とか焼きそば(鼓油皇炒麺)とかの香港の典型的な朝ごはんを毎日。
たとえば、こんな感じ。これは鼓油皇炒麺と豆乳。

だけど最後の日は時間があったから、空港に行く前に茶楼でゆっくりと飲茶ブランチをなんて考えてて、ローカルの人に「どこかいいとこない?」聞くと、蓮香楼がお勧めとのこと。へー、蓮香楼ってあの人気のある蓮香楼だよね、というわけで時間もあるし蓮香楼までてくてく歩いていくことにした。
眠いから途中でコーヒーを買う。セブンイレブンが雨後のたけのこみたいにそこらじゅうにあるから、その中の一つに入る。スタバのカフェ・アメリカーノってのを珍しいので買ってみた。これは北米では売ってないよね。

さて、ここが蓮香楼の入り口。上半身裸のおっちゃんがいるのは仕様です。

店に入ると、なかはものすごく混み合っていて、喧騒の中にいるという感じ。いろいろな声や音が頭の上を飛び交っていく。
運良く一人分席が空いているテーブルがあったので、さっととられる前に席を確保。すると、お茶の用意が一そろい目の前に。サービスは意外と機敏なのね。
え、一そろい?

これは.....洗杯ってやつですね。右の大きなおわんの中で、れんげや箸、食器をまず最初にお茶で洗うというやつだ。お茶は左の蓋の乗ったおわんに入っている。昔は衛生上の理由でやっていたんだろうけど、ここでは今でもやってるんだね。
この左のおわんから湯飲みにお茶を注ぐのは少しテクニックがいる。茶葉が出てこないように、少し蓋をずらして指で押さえつつ片手で持って、そのすきまから湯飲みにお茶を注ぐようにする。ちょっと不便な気もするが、慣れればなんということはない。
お茶はもちろん普洱茶。アメリカではよくジャスミン茶がでてくるけど、本場では普洱茶がポピュラーなのだ。普洱茶が脂肪の摂取を抑える効果があるので飲茶にちょうどいいともいうけど、まあそれは後知恵なんだろうね。

お茶がなくなると、蓋を開けておけばすぐにお湯をなみなみと足してくれる。やかんは店内でこんな感じにいつも熱々の状態に保たれているのだ。茶葉が多いせいかそれとも普洱茶っていうのはそういうものなのか知らないが、お茶は何倍飲んでもなかなか薄くならない。
店の中には点心を乗せたカートがぐるぐるまわっている。これも伝統的な風景だ。最近のモダンな店では注文式になってきているとも聞いたが、そこら辺はどうなんだろう。
新しいカートがほかほかの点心をのせて出てくるとすぐみんながわさわさと集まってくるので、僕も負けずに乗り込んでいって、うまそうなものを選んではスタンプを押してもらう。最後にスタンプぶんだけ支払うというシステムだ。

食べた点心の一部は以下の通り。
手羽を揚げた湯葉みたいなので巻いて蒸したやつ。

ソーセージ(臘腸)ののったシュウマイ。これが一番平凡だった。それでもおいしいけど。

ワンタンスープみたいなやつ。

この蒸し物が最高だった。豚肉としいたけと、後なんかの内臓だったかな?コラーゲンたっぷりっぽい感じ。よく覚えてないけど。

という感じで食べまくってたんだけど、まわりをじっと観察しているうちにあることに気がついた。茶楼ってのは、ただのレストランじゃないんだね。まず第一にお茶をのむとこだし、そして社交ができる場所なんだ。
僕の前に座っているおっさん、というかおじいさんは、ばくばく点心を食べてる僕を尻目に、お茶を飲みつつ新聞を読んでいる。というか、点心をひとつも食べずにまずお茶だけをのんでるわけ。そして数杯お茶を飲んだ後、おもむろに一皿シュウマイですよ。ダンディだね。僕みたいな旅行者のおのぼりさんじゃないわけだ。そして、新聞の記事をつまみに、隣の連れらしいおばさんとあーだーこーだと大声でしゃべっている。
と思ったら、おばさん、途中で挨拶もなしに会計済ましてでてっちゃったよ。このおじさんとおばさんは別に連れじゃなくて他人なのね(知り合いかもしれないけど)。だからここは、お茶飲みながらいろいろなことを見知らぬ人としゃべれる場所なわけだ。こんなところが香港にはまだあるんだねえ。これで思い出すのは、昔のヨーロッパの「コーヒーハウス」かなあ。こういう場所は今の日本にはあまりないねえ(昔はどうだったんだろ)。日本のバーとか居酒屋ではそれなりのコミュニケーションがあるかもしれないけど、マスターとかシェフを通してしゃべることが多くて、隣同士で話が弾むってことはまれだったような気がするし。
っと話は外れたけど、香港最後の日は蓮香楼のおかげで非常に充実していたのでした。次はロサンゼルスにもどるぞ。
評価:
たとえば、こんな感じ。これは鼓油皇炒麺と豆乳。

だけど最後の日は時間があったから、空港に行く前に茶楼でゆっくりと飲茶ブランチをなんて考えてて、ローカルの人に「どこかいいとこない?」聞くと、蓮香楼がお勧めとのこと。へー、蓮香楼ってあの人気のある蓮香楼だよね、というわけで時間もあるし蓮香楼までてくてく歩いていくことにした。
眠いから途中でコーヒーを買う。セブンイレブンが雨後のたけのこみたいにそこらじゅうにあるから、その中の一つに入る。スタバのカフェ・アメリカーノってのを珍しいので買ってみた。これは北米では売ってないよね。

さて、ここが蓮香楼の入り口。上半身裸のおっちゃんがいるのは仕様です。

店に入ると、なかはものすごく混み合っていて、喧騒の中にいるという感じ。いろいろな声や音が頭の上を飛び交っていく。
運良く一人分席が空いているテーブルがあったので、さっととられる前に席を確保。すると、お茶の用意が一そろい目の前に。サービスは意外と機敏なのね。
え、一そろい?

これは.....洗杯ってやつですね。右の大きなおわんの中で、れんげや箸、食器をまず最初にお茶で洗うというやつだ。お茶は左の蓋の乗ったおわんに入っている。昔は衛生上の理由でやっていたんだろうけど、ここでは今でもやってるんだね。
この左のおわんから湯飲みにお茶を注ぐのは少しテクニックがいる。茶葉が出てこないように、少し蓋をずらして指で押さえつつ片手で持って、そのすきまから湯飲みにお茶を注ぐようにする。ちょっと不便な気もするが、慣れればなんということはない。
お茶はもちろん普洱茶。アメリカではよくジャスミン茶がでてくるけど、本場では普洱茶がポピュラーなのだ。普洱茶が脂肪の摂取を抑える効果があるので飲茶にちょうどいいともいうけど、まあそれは後知恵なんだろうね。

お茶がなくなると、蓋を開けておけばすぐにお湯をなみなみと足してくれる。やかんは店内でこんな感じにいつも熱々の状態に保たれているのだ。茶葉が多いせいかそれとも普洱茶っていうのはそういうものなのか知らないが、お茶は何倍飲んでもなかなか薄くならない。
店の中には点心を乗せたカートがぐるぐるまわっている。これも伝統的な風景だ。最近のモダンな店では注文式になってきているとも聞いたが、そこら辺はどうなんだろう。
新しいカートがほかほかの点心をのせて出てくるとすぐみんながわさわさと集まってくるので、僕も負けずに乗り込んでいって、うまそうなものを選んではスタンプを押してもらう。最後にスタンプぶんだけ支払うというシステムだ。

食べた点心の一部は以下の通り。
手羽を揚げた湯葉みたいなので巻いて蒸したやつ。

ソーセージ(臘腸)ののったシュウマイ。これが一番平凡だった。それでもおいしいけど。

ワンタンスープみたいなやつ。

この蒸し物が最高だった。豚肉としいたけと、後なんかの内臓だったかな?コラーゲンたっぷりっぽい感じ。よく覚えてないけど。

という感じで食べまくってたんだけど、まわりをじっと観察しているうちにあることに気がついた。茶楼ってのは、ただのレストランじゃないんだね。まず第一にお茶をのむとこだし、そして社交ができる場所なんだ。
僕の前に座っているおっさん、というかおじいさんは、ばくばく点心を食べてる僕を尻目に、お茶を飲みつつ新聞を読んでいる。というか、点心をひとつも食べずにまずお茶だけをのんでるわけ。そして数杯お茶を飲んだ後、おもむろに一皿シュウマイですよ。ダンディだね。僕みたいな旅行者のおのぼりさんじゃないわけだ。そして、新聞の記事をつまみに、隣の連れらしいおばさんとあーだーこーだと大声でしゃべっている。
と思ったら、おばさん、途中で挨拶もなしに会計済ましてでてっちゃったよ。このおじさんとおばさんは別に連れじゃなくて他人なのね(知り合いかもしれないけど)。だからここは、お茶飲みながらいろいろなことを見知らぬ人としゃべれる場所なわけだ。こんなところが香港にはまだあるんだねえ。これで思い出すのは、昔のヨーロッパの「コーヒーハウス」かなあ。こういう場所は今の日本にはあまりないねえ(昔はどうだったんだろ)。日本のバーとか居酒屋ではそれなりのコミュニケーションがあるかもしれないけど、マスターとかシェフを通してしゃべることが多くて、隣同士で話が弾むってことはまれだったような気がするし。
っと話は外れたけど、香港最後の日は蓮香楼のおかげで非常に充実していたのでした。次はロサンゼルスにもどるぞ。
評価: