後ろの車間がちょっと狭いんだけどむりやり車線を変えたら、四駆に乗っているきれいな金髪のお姉さんに中指立てられたので、こちらもリアミラーごしに中指を立て返すうららかな日々。

と気持ちよくラ・ブレアを流していると、Pink'sがすいている。Pink'sはロサンゼルスで一番行列のできる店のひとつで、なぜあれだけみんな待ってられるのか正直理解できないんだけど、今日は平日の昼間だから列がない模様。というわけで数年ぶりにお昼はPink'sのホットドッグに決定。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-店正面

従業員さんは人懐っこくて丁寧で、有名店という感じは全然しない。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-1939

1939年からやってる、家族経営の店だからかな。こんなに人気があるのに、展開もしてないし(最近どこかに支店を開いたらしいけど)。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-がらがら

へー、なかにはちゃんとかなり広いスペースがあるんだね。込んでるときはあまり関係ないけど。


さて、こちらはチリドッグwithKlout。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ChileKlaut

でこれはチリチーズドッグ。チリチーズドッグかくあるべしという、美しいフォルム。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ChileCheese

ホットドッグは、うん、普通においしい。特にこれといった特徴はないけどね。メニューがいっぱいあってそれほど高くもないのはいいな。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Napkin

なんでナプキンをこんな山盛りくれるかわからなかったけど、食べ始めると確かに手がべちょべちょ。バンズがやわらかくて崩れてくるわけだ。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Pictures

室内には、たくさんのハリウッドスターのサイン入り写真が飾ってある。まあ、ただのホットドッグ屋じゃなくてその歴史が魅力なんだな。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Pink's

食べ終わって出るころには、すこしだけ混みだしてたよ。ちょうどよかった。


おいしかったけど、何でみんな一時間も待てるのかはやっぱり理解できないわ。空いてるときにまたこよう。

評価: $ロサンゼルスにだっておいしいものはある
マンハッタンにはすごく短期の滞在だったからあまりどこにもいけなかったんだけど、その間に昼飯にさっと立ち寄った飾らない中華のお店を2件紹介しよう。

一つ目は"Xi'an Famous Foods"。Xi'anは西安(昔の長安)。だからこれは山西の料理だね。山西の料理ってのは中国の中でも比較的マイナーだし、ましてやアメリカなんかではなかなか食べる機会がなかったけど、最近はいろいろな地方の料理が食べれるようになってきてうれしいね。このお店もすごく新しくてきれいな感じで、つい最近開いたのかな。結構繁盛してるみたい。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-XianNoodle

この地方は麺類でものすごく有名で、そのなかでも刀削麺なんかはもう日本ではもう珍しくなくなってきたと思うけど、ここも刀削麺などの麺類に力を入れている。ここでは刀削麺を"Hand-Ripped Noodle"と呼んでいるみたい。普通はアメリカではHand-shaved noodleっていうけどね(ちなみに伸ばすのは"Hand-pulled noodle", 蕎麦みたいにこねて手打ちにするのは、これは自信がないけど"Knead Noodle"か"Hand cut noodle"かなあ。)


一番の人気は羊肉の入ったスパイシーなヌードルだというので、それを頼んでみる。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ShavedNoodle


んー、おいしい。おいしいね。しっかりと歯ごたえのある麺だ。ガツンと、インパクトのある味。麻辣な味付けなんだけど、それほど辛くはなくて食べやすい。

しかし刀削麺って伝統的にはもっとマイルドな味付けが主流だった様な気がするんだけど、とするとこの麻辣味は最近の流行なのかな。日本でもそうだしね。四川の味付けは全国区レベルの人気だから、それに影響されたのかもという感じがする。料理はどんどん進化するから。でもひょっとしたら僕の記憶違いかもしれないけど。




いっぽうで、もう一つのお店は時間の止まったようなお店だった。"Excellent Pork Chop House"、「武昌好味道」っていう台湾系のお店だ。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-外観


魯肉飯 (ルーロウファン)が急に食べたくなったんだよね。なんかここはそれっぽいのを出しているということなのでよることにしたわけ。

お店の中も、なんか最近の日本なら「昭和」っぽいって呼ばれるような感じ。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-店内


まず、前菜として红油抄手。これも元は四川だけど台湾では昔から人気なメニューだよね。これはまあまあ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-红油抄手


そして店の看板らしい"Pork Chop Rice".菜っ葉と白菜の漬物とそぼろ肉がご飯に乗っていて、そのうえにポークチョップが乗っている。まあ確かにこれは一種の魯肉飯だ。一口食べるとすごく素朴な味わいがする。前の店が外食の料理なら、こちらは家庭料理を食べてるみたい。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-PorkChopRice1


この店のレビューを見てたら、一つ印象的なレビューがあった。たぶんアラフォーかアラフィフのひとだと思うんだけど、この店の味がものすごく懐かしい味だっていうのね。しかもここじゃないと駄目なんだって。で彼が店の人とたまたましゃべってみたら、本当に偶然なんだけど、彼が台湾で子供のころに住んでたあたりでこの店の主人はいくつか店をやっていて、それからNYに移ってきたということらしくって。つまり、この店は本当に彼の少年時代の味だったわけ。だから、ここはずっとそのころのまんまの味でやってるってことなんだろうね。

ところで、逆に台湾ではもうこの手の味ははやらなくなったらしくて、台湾では同じ味のところを見つけられないって彼は書いていた。台湾時代の思い出の味がNYでしか食べられない、っていうのは面白いね。

この話がどこまで本当かわからないけど、でもこの空間にいるとそんなこともあるのかなって気がしたよ。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-PorkChopRice2

で、僕の"Pork Chop Rice"の感想をいえば、うん、おいしかった。でも、僕にとっては普通においしいだけ。思い出補正が入るときっともっとおいしいんだろうな、と思う。


評価:両方とも$ロサンゼルスにだっておいしいものはある
今回は番外編ということで、ニューヨークのレストランを紹介しよう。さらに今回は和食の店というのがことさら番外編感を漂わせている、というのはなぜかというと和食の店をわざわざ取り上げることはあまり必要ないかなと思っているから。日本にいくらでもおいしい場所があるのに、わざわざアメリカの和食なんてね。でも例外があるんだ、これが。本当においしい和食が食べれるところか、アメリカならではの和食をだすところは、折を見て紹介しようと思っている。ちなみに今回紹介するKyoya(響屋)は前者だ。

Kyoyaはイーストヴィレッジのあるタウンハウスの地下一階にある。あまりわかりにくい場所ではないんだけど、入り口に何も目印がないので、昔初めて来たときは一回見逃してしまった。今回は迷うことなく目的地へ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはあ<br />る-Entrance

一人で入ったので、入り口にはいるとすぐ前にあるカウンターへ。まだ早い時間なのでそれほど客は多くない。遅くなるとすぐ混みだすので、グループで来るなら予約は必須だろう。早く来たのは人ごみを避けることもあったが、すぐに品切れになってしまう鯖寿司を食べたいということもあった。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Kyoya

まず日本酒は、月の桂の「琥珀光」がお勧めだというのでそれをもらう。冷で。京都の地酒だ。 
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Sake

ところで言い忘れたがここは割烹/高級居酒屋という感じ。で料理は京風ということで、これだけで僕の評価はぐっと上がる。

本当はここは懐石のコース(予約必須)を頼むのがよいらしいんだが、いまだ試したことがない。今回も一人なのでまた酒飲みモードに。結局もっと高くつくんだけど。


とりあえずおつくりを今日のお勧めからいくつか選ぶ。きびなご、藁でいぶした鰹、そしてうに。ぜんぶ産地を説明してもらったが、きびなご以外は忘れてしまった。きびなごは鹿児島産だ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Otsukuri


きびなごには酢味噌か、たまり醤油、そして酢醤油。どれもいけるが僕はやはりオーソドックスな酢味噌が好みかな。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Kibinago

光物を食べるとその店が魚の新鮮さにどれぐらい気を使っているかがわかるけど(だからというかアメリカでは光物がそろっていない寿司屋が普通)、このきびなごは間違いなく新鮮でおいしかった。このあとしばらくして九州にいってきびなごをやはり酢味噌で食べる機会があったけど、その味に決して負けていない。

ここでほっと落ちつく宮重大根と青菜(これもなんだか忘れた)の炊き合わせ。しかしこれはすこしだけ塩気がきつかったな。まあ日本酒飲んでるんで、そのほうがうれしかったりもするんだけど。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Daikon


今日の目玉は、これ。自家製のからすみがあるというのでそれを頼んでみた。特に奇抜なアレンジはせず、ミニ七輪みたいなやつで炭火で軽くパリッとあぶってスライスした大根と一緒に食べる、という伝統的な直球勝負のアプローチが潔い。まあ、日本酒といっしょにうまいからすみがたべられれば、ニューヨークならではのアレンジなんかまったく必要ないのかもね。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Karasumi


......いつのまにか隣に座っている日本の人と話が弾んでいた。からすみがかなりあったので隣におすそ分け。おいしいものは一人で食べるより誰かと食べるほうがおいしいもんね。話を聞くと、今日が誕生日だとのこと。忙しくて何も予定は入れられなかったけど、夜ご飯はおいしいものをたべようと思ったそうで。

「Happy Birthday!」 

誰かを祝福することは、自分も幸せな気分にするものだ。感謝。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Karasumi2


ここらでしめようと、鯖寿司を出してもらう。昔は三陸の鯖を使っていたんだけど、地震の後は入りにくくなっているとのこと。「どこの鯖なの?」と聞くと、デンマークの鯖とのこと。いずれにせよ相変わらずおいしい。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Sabazushi


お隣さんからおいしそうなアナゴ鮨をおすそ分けしてもらった。おいしいけど、ここらへんになるともう酒で少し味覚が鈍っている。書いてないけどお酒をおかわりしているからね。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Anago


最後はお茶を選ばせてくれるので、ほうじ茶。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Tea

おいしかったよ、また来るね!

ということでもちろん評価は $ロサンゼルスにだっておいしいものはある

ずいぶんと間が開いてしまった。その間いろいろあったけど、一番些細なことでいえば僕のiPhone3Gがぶっ壊れて、後でレヴューしようとしていたレストランの写真がかなりお釈迦になってしまった。

このTaste on Melroseの写真は、セーブしておいた写真の中にたまたまみつけた。この写真を撮ったのは、もう何ヶ月前になるかな。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Taste on Melrose

まずここの名物のWhite Truffle Oil & Mushroom, Mac&Cheese
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Mac&Cheese
アメリカのコンフォートフード、マカロニチーズですよ!変わってるのがトリュフオイルがかかっているんだけど、トリュフオイルは何にかけてもおいしいから反則だよね。

トローリチーズ。食べてると罪悪感を感じるような、ちょっとジャンクな味なのだ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Mac&Cheese2

健康的にサラダもとる。これがなんだったか思い出せない。見たところザクロとアルグラか。普通のメニューにはないやつだから、多分レストランウィーク用の特別メニューだな。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Salad

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Street

さてメインだけど、このパスタはPancetta & Asparagas Rigatoni。アルデンテ、もぐもぐ。まあまあかな。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Rigatoni

そしてメインにもたっぷりチーズ。グリルドチーズサンドイッチ。これが一番うまかった。カリカリのベーコンと新鮮な赤たまねぎがジャンクなチーズ味とよくあっている。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Sandwich

パンにも油が染みて...おい太るって。でも気にしない。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Sandwich2

最後はデザートで、これもまあそこそこという感じ。
ロサンゼルスにだっておいしいものはある-Dessert

ものすごく高価な食材をつかっているわけじゃないけど、どの料理も平均以上でしかもメルローズ通りにしては財布にやさしいところがよい。ここは普段使いの店として重宝するんじゃないかな。土地柄、店員がみんなモデルみたいなところもいいかも。


というわけで総合評価は$ロサンゼルスにだっておいしいものはある
(三ツ星は"また必ず来る”ぐらいのかなり高い評価です)。


いろいろとたまっているのでこれからはもっと頻繁に更新したい......
ハリウッドを観光していて、お腹がすいてきたとしよう。ガイドブックを覗くと、いくつかのバーガー屋やカフェテリアの名前がみつかる。あなたは「アメリカにいるんだから、アメリカのもの食べないとね。」と考えて、そのうちのひとつに入ってみるが、特にうまくもまずくもないものがでてきて、まあこんなものなのかなと思う・・・

No,No,No.もったいない。ハリウッドにはもっとおいしいものがあるんだよ。東へ、東へ行くんだ。ほんの何ブロックか先には、広大なThai Townが広がっているんだから。そこはタイの外では世界で唯一のタイタウン、10万人近くのタイ系の人が住んでいるロサンゼルスならではの場所だ。ハリウッドのすぐ近所にいきなり別の世界が広がっている - これがほんとうのアメリカなのです。

もちろんタイタウンには数え切れないほどのタイレストランがある。その中でも特に有名な店のひとつがハリウッド通り沿いの北タイ料理の店Yaiだが、今回はそのYaiの姉妹店、Yai on Vermontを紹介することにしよう。

Yai on Vermontは、ハリウッド通りとサンセット通りの間、バーモント通り沿いのモールの中にある。タイタウンの東の外れになる。あたりはちょっとごちゃごちゃしていて雰囲気も悪いのではじめていくと尻込みしてしまう感じだが、店の中はちょっとファミレスみたいで、普通のタイ料理屋よりは清潔な感じがする。


店に着くと、とりあえずタイアイスティーを頼む。これは、「とりあえずビール」と同じようなもんだ。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ThaiIceTea


まず一皿目はパパイヤサラダ。とてもさっぱりした味でおいしい。材料が新鮮なこともあるが、それだけじゃない。ライムとナンプラーをベースにしたいわゆるタイ料理基本のソースが和えているが、おそらくソースを作りおきせずにその場で作っているのだろう。これはひょっとしたらYaiのよりもおいしいかもしれない。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-パパイヤサラダ


次はパッ・プリック・キンの海老入り。これは直訳すると海老の唐辛子ショウガ炒めということになるが、ショウガの味はあまりしない。ショウガが名前に入っているのは単に歴史的な理由だろう。これは実際はグリーンビーンと海老のレッドカレーソース炒めだ。もちろんこれもはずさない。しかしこれはもっとうまいのが他の店にもあるかな。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-PadPrikKingGoong


そしてYaiにいくときは必ず頼むRoasted Pork with Chinese Broccoli。豚をローストしたものをチャイニーズ・ブロッコリと炒め合わせただけの料理だが、これが癖になる。Yaiのほど麻薬的にうまくはないけど、それでもこれはかなりうまい。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-RoastedPork


最後は、米の平麺を鳥肉と卵といためたもの。上にパクチーがぱらりと。味がきつくなくて食事をしめるにはちょうどいい。でも、この店にはタイ北部のスパイシーなパッ・タイ(Pad Thai Khron Khan)があるので、そっちのほうがよかったかもしれない。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-NoodelswithChickenEgg


これだけ食べて、お勘定はたったの$40。量がしっかりあるので、値段はかなり良心的だと思う。本当は5つ星をあげたいところだけど、5つ星はYai本店にとっておくので4つ星ということにしておこう。

評価:$ロサンゼルスにだっておいしいものはある