ハリウッドを観光していて、お腹がすいてきたとしよう。ガイドブックを覗くと、いくつかのバーガー屋やカフェテリアの名前がみつかる。あなたは「アメリカにいるんだから、アメリカのもの食べないとね。」と考えて、そのうちのひとつに入ってみるが、特にうまくもまずくもないものがでてきて、まあこんなものなのかなと思う・・・

No,No,No.もったいない。ハリウッドにはもっとおいしいものがあるんだよ。東へ、東へ行くんだ。ほんの何ブロックか先には、広大なThai Townが広がっているんだから。そこはタイの外では世界で唯一のタイタウン、10万人近くのタイ系の人が住んでいるロサンゼルスならではの場所だ。ハリウッドのすぐ近所にいきなり別の世界が広がっている - これがほんとうのアメリカなのです。

もちろんタイタウンには数え切れないほどのタイレストランがある。その中でも特に有名な店のひとつがハリウッド通り沿いの北タイ料理の店Yaiだが、今回はそのYaiの姉妹店、Yai on Vermontを紹介することにしよう。

Yai on Vermontは、ハリウッド通りとサンセット通りの間、バーモント通り沿いのモールの中にある。タイタウンの東の外れになる。あたりはちょっとごちゃごちゃしていて雰囲気も悪いのではじめていくと尻込みしてしまう感じだが、店の中はちょっとファミレスみたいで、普通のタイ料理屋よりは清潔な感じがする。


店に着くと、とりあえずタイアイスティーを頼む。これは、「とりあえずビール」と同じようなもんだ。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-ThaiIceTea


まず一皿目はパパイヤサラダ。とてもさっぱりした味でおいしい。材料が新鮮なこともあるが、それだけじゃない。ライムとナンプラーをベースにしたいわゆるタイ料理基本のソースが和えているが、おそらくソースを作りおきせずにその場で作っているのだろう。これはひょっとしたらYaiのよりもおいしいかもしれない。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-パパイヤサラダ


次はパッ・プリック・キンの海老入り。これは直訳すると海老の唐辛子ショウガ炒めということになるが、ショウガの味はあまりしない。ショウガが名前に入っているのは単に歴史的な理由だろう。これは実際はグリーンビーンと海老のレッドカレーソース炒めだ。もちろんこれもはずさない。しかしこれはもっとうまいのが他の店にもあるかな。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-PadPrikKingGoong


そしてYaiにいくときは必ず頼むRoasted Pork with Chinese Broccoli。豚をローストしたものをチャイニーズ・ブロッコリと炒め合わせただけの料理だが、これが癖になる。Yaiのほど麻薬的にうまくはないけど、それでもこれはかなりうまい。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-RoastedPork


最後は、米の平麺を鳥肉と卵といためたもの。上にパクチーがぱらりと。味がきつくなくて食事をしめるにはちょうどいい。でも、この店にはタイ北部のスパイシーなパッ・タイ(Pad Thai Khron Khan)があるので、そっちのほうがよかったかもしれない。

ロサンゼルスにだっておいしいものはある-NoodelswithChickenEgg


これだけ食べて、お勘定はたったの$40。量がしっかりあるので、値段はかなり良心的だと思う。本当は5つ星をあげたいところだけど、5つ星はYai本店にとっておくので4つ星ということにしておこう。

評価:$ロサンゼルスにだっておいしいものはある