不思議な夢
年始早々、インフルエンザの疑いで仕事を数日休むことになってしまいました。結局インフルエンザ検査は陰性だったのですが、しばらく体のだるさはとれず、なんだかもやもやした年明けとなりましたが、今日は体調もだいぶ戻ったようです。季節柄、学生の卒論、修論がここ1,2か月で迫っていることから、毎年恒例ではないですが、ただいま我がラボは総力戦です。私も実働的なヘルプに入っていますが、果たしてそのことが学生らにとって良いことなのかというのは賛否両論あります。が、私としてはそうしています。”意識”は移るといいます。ずーっと続けていくと、何か伝わることはあると思っているので、まあ、長いスパンでやっていきたいと思っています。さて、そんなこんなんで、頭の渋滞とインフル疑いのため、体と心のアンバランスが起こったせいでしょうか、ここ数日いやに苦しい、というか不思議な夢を見ました。夢は昔からよく見る方だと思います。夢は見ても覚えていない、といわれるくらいですから、よく見る、という表現は間違いかもしれませんが、あくまでも感覚的に、です。一昨日の夢は特に印象に残っています。家族(架空の家族も含む)と自宅で談笑していました。色付きではあるのですがどこか滲んだ風景でした。ある瞬間、人物以外の自宅のすべて風景がふうっと、消えて別のものにシフトしました。その入れ替えられた自宅の風景は、夢の中の自分だけが体感しうるものなんでしょう昔住んでいた自宅のものに変わっていたのでした。周りに家族はいる。しかし、風景は自宅は10年以上前に住んでいたものに、戻って(タイムスリップして)しまっていたのです。そこにいる私は、ものすごい深いさみしさを感じました。感覚的には、この昔に戻ってしまった時点からこれまで経験してきた10年以上のすべては、なかったことだったんだと、そのような感じでした。悲しみを持って、私は目を覚ましました。不思議な夢でした。夢ってそもそも不思議です。明瞭に覚えていることもある。今回のように感覚的に覚えていることもある。なんとなく見たけれど、覚えていない。見たけど覚えていない(☚言葉の矛盾ですが)といった感じですよね。特に感覚的に覚えているときの夢って、心模様がとっても形容しがたい。大海にインクを垂らして、その滴が水面に触れた瞬間。滲んで、広がり、インクはなかったかのように、大海の水面は元通り揺れている。そんな感覚でしょうか。昔から思うのは、夢を見ているときって私は私なのでしょうかね?もっと言えば、夢をみているとき、布団に横たわっている私はワタシなんでしょうか。年始早々、頭の中は透明で複雑です。さて連休明けの週が、卒論・修論勝負です。