JIN
テレビ業界が、新型コロナの影響で苦境が続く中、『JIN』の再放送がありましたよね。本日は、その完結編。JINは本放送でも拝見していたのですが、今回も時間の許す限り見させて頂きました。やはり、最終回の最後の「〇〇病院」を見つけてもろもろ話をするシーンは胸を打たれます。本放送の時も、不覚にも涙を流しましたが、今回もやはりやられました。このシーンをご覧になった方は、分かるかと思いますが、これまでの経緯があって、最後のあの方からのメッセージのシーン。(念のためネタバレ防止)もう会えることはないけれど、辿ることで今につながったことが、あの感動と現在を生きる人の気持ちへと昇華したのでしょう。ただ、私は本放送の時も感じていたのは、もう一つ。もちろんこの物語を継続して拝見した、心の震えというのもあります。もう一つというのは、この話はこの物語に限らず普遍的にあるものだ、と思っているからです。過去(江戸)と未来(平成)という、年号の乖離だけでなく、我々も同じようなことに局面するじゃないですか。だって、夫婦でもいずれかは、どちからが先に逝く。残ったものは、どうか。想いは同じでしょう。彼らは離れた時代を介して、この感覚を持っているかもしれませんが、現在を生きている我々も結局同じなんですよ。南方先生さきさん。心が震えましたよ。