アメリカのトランプ大統領がその効果を期待していた、抗マラリア薬クロロキン。
残念ながら、新型コロナウイルス感染患者の臨床試験で、
81名中11名の死亡が確認され、試験は中止となったとの報道がなされています。
研究チームは「高用量投与は推奨されない」との結論を出したようですね。
新型コロナウイルスの拡大が始まって、これまでと違った観点で考えさせられることが多い。
世の中の"絶対"はない。
あるとすれば、その時代での絶対、いわゆる「普通」「常識」「ルール」「平均」「スタンダード」といった類のもの。
このコロナ禍を人類が潜り抜けた後、
この”絶対”にまつわる価値観が大きく変わるのではないかと最近感じています。
人類はコロナに打ち勝った!!
世間が苦難の経験を美辞麗句でもって称賛する。
膨大な死者を置き去りにして、「日常」を取り戻したことに喚起する世界。
その世界は、似たようなものであっても、同じものではなくなっているんだろう。
世の中はヘンテコだ。
以前、このブログでも触れましたが、この世界は100%VR(仮想現実)であると言い切っている学者がいる。
この手の話には、スウェーデンの学者による「シミュレーション仮説」がよく引用されている。
このVRという表現が少し感覚的に違和感があるが、個人的に、少し曲解したことを条件に
あながちそうでもない、と思っています。
以前から私は、人生は旅ではなく物語であって、
旅は我々がこの世を去るとき、すなわち人生から離れるときにはじまる
と、何の証拠もありませんが、感覚的にそう思っています。
新型コロナは2022年まで流行する可能性があると、ハーバード大の研究者らがシミュレーション結果を公表しました。
これもシミュレーション。
なかなかだな。