アメリカの牛乳は
・種類が多い
・ラベルにいろいろな表示が書かれている
ために、
何を購入したらよいのか悩みます。
今日は、
アメリカの牛乳の
・種類
・表示
・殺菌方法と賞味期限
・サイズ
について紹介したいと思います。
【アメリカの牛乳の種類】
●Whole Milk
乳脂肪分3.25%以上の牛乳で
日本の普通の牛乳に最も近いです。
(ちなみに、
上の写真の牛乳は 150cal/240ml でした)
●2% Reduced Fat Milk
乳脂肪分2%の低脂肪牛乳です。
●1% Reduced Fat Milk
乳脂肪分1%の低脂肪牛乳です。
●Low Fat Milk
低脂肪乳ですが
○% Reduced と記載のないものもあります。
(ちなみに、
上の写真の牛乳は 110cal/240ml でした)
低脂肪乳は
全体的に味が濃厚さにかけますが
カロリーは低めです。
●Fat Free Milk
乳脂肪分0%の無脂肪牛乳です。
●Lactose Free Milk
無乳糖牛乳、
乳糖を分解する酵素である
ラクターゼ(Lactase)が
含まれている牛乳です。
乳糖は糖類の一種で、
グルコースとガラクトースという
単糖類が合わさった二糖類です。
一般的な牛乳を飲んでお腹を壊す人は、
ラクターゼが少ないか
ラクターゼの働きが弱いことが原因です。
Lactose Free Milkは
そういった方に向いている牛乳です。
【アメリカの牛乳の表示・ラベルについて】
●Grade A
液体(飲料)の消費に適した
十分な衛生状態で製造された牛乳を指します。
●Vitamin A
ビタミンAが加えられた牛乳です。
ビタミンAは脂溶性ビタミンで
眼・味覚・肌や粘膜の健康維持に
役立ちます。
●Vitamin D
ビタミンDが加えられた牛乳です。
ビタミンDは脂溶性ビタミンで
カルシウム・リンの吸収に関わり
骨・筋肉の健康維持に役立ちます。
●Omega-3(ω-3)
オメガ-3脂肪酸が加えられた牛乳です。
オメガ-3脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種で、
魚油に含まれているDHAやEPA、
エゴマや亜麻種子などの
植物油に含まれているα-リノレン酸などの
脂肪酸の総称です。
健康のために意識して摂るべき
必須脂肪酸であり、
血流改善やコレステロール値の低下に
関わります。
●rBST Free
●rBGH Free
成長ホルモン薬を使用していない
牛から採れた牛乳です。
厳密には、
rBST(Recombinant Bovine Somatotropin)は牛の遺伝子組み換えソマトトロピン、
rBGH(Recombinant Bovine Growth Hormone)は牛の遺伝子組み換え成長ホルモンのことです。
ソマトトロピン(Somatotropin)は、
脳の下垂体で作られる成長ホルモンで、
乳汁の生産量を増やす働きがあることで
知られています。
●Pasteurized
殺菌済の牛乳のことです。
●Homogenized
均一化乳のことです。
何も処理をしていない牛乳は
静置しておくと成分が分離するため、
脂肪球を機械で細かく砕いて均一化し
いつ飲んでも
同じ味わいを感じられるようにしています。
●Pasture Rased
放牧飼育で育った牛から採れた牛乳です。
●Grassfed
牧草を食べて育った牛から採れた牛乳です。
【アメリカの牛乳の殺菌方法・賞味期限について】
未殺菌の生乳(Raw Milk)は
サルモネラ菌など病原菌の繁殖の危険性があるため
多くの州で店頭販売が禁止されています。
(栄養価の高さや味わい、
ヘルシー志向・オーガニック志向のため、
生乳を推奨する人もいます)
そのため、
一般的な牛乳は殺菌されているものが多いです。
●LTLT(Low Temperature Long Time)
賞味期限:約5日
低温殺菌方法で
62~65℃で30分加熱します。
味わい・風味は牛乳に近いですが
この殺菌方法は手間がかかるため
値段が高めの傾向にあります。
●HTST(High Temperature Long Time)
賞味期限:約2~3週間
高温殺菌方法で
72℃〜78℃で15秒加熱します。
殺菌力は高く
牛乳の栄養素も残せる方法です。
アメリカの牛乳の大半は
この殺菌方法を用いられています。
●UHT(Ultra High Temperature)
賞味期限:約2~3ヶ月
超高温瞬間殺菌方法で
120〜135℃で1~3秒間加熱します。
殺菌力はとても高いのですが
栄養素がなくなってしまいます。
[サイズについて]
●1ガロン(1gallon・3.785 L)
●ハーフガロン(1/2 gallon・1.89 L)
●1クオート(1quart・1/4 gallon・946 mL)
の3サイズが主流です。
日本では紙パックが主流ですが
アメリカではプラスチック容器が主流です。
[まとめ]
アメリカでどの牛乳を選ぶかは
その家庭の好みだと思います。
我が家は
・種類:Whole Milk
・表示・ラベル:rBSTFree・rBGH Free・Pasteurized・Homogenized
・殺菌方法:殺菌してあればこだわりなし
・サイズ:ハーフガロン
で選んでいます。
アメリカに留学・駐在・帯同・旅行する方の
参考になれば嬉しいです。
本当は、
前回投稿の牛乳プリンのブログに
載せるつもりだったのですが、
牛乳についての説明が長くなったので
別記事にしました。
マッチングアプリ使ったことある?
→ないです。
今はマッチングアプリで出会うのも
一般的になってきましたね。
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我が家の絶対ルール
→これといった絶対ルールはないです。
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