アメリカの牛乳について | らけ@ボストン

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主人の海外赴任に伴い、
アメリカ マサチューセッツ州 ボストンで
専業主婦・駐在妻になりました。

体験したこと・学んだことや、
薬剤師的な観点から医療・薬のことをつぶやきます。
ボストンに留学・駐在・帯同・旅行される方の
参考になれば幸いです。

アメリカの牛乳は

・種類が多い

・ラベルにいろいろな表示が書かれている

ために、

何を購入したらよいのか悩みます。

 

今日は、

アメリカの牛乳の

・種類

・表示

・殺菌方法と賞味期限

・サイズ

について紹介したいと思います。

 

 

 

【アメリカの牛乳の種類】

 

おすすめ どれを選ぶ 牛乳 ミルク 種類 サイズ 殺菌 方法 ラベル 表示 完全版 ボストン Boston アメリカ 日本 Massachusetts マサチューセッツ 海外 赴任 駐在 留学 旅行 駐在員 駐在妻 駐在夫 子供 帯同 引越 準備 VISA 査証 申請 ブランチ ランチ ディナー 朝食 昼食 夕食 朝ごはん 昼ごはん 夕ごはん ツアー 添乗員 ガイド 観光 バス 電車 MBTA 地下鉄

●Whole Milk

乳脂肪分3.25%以上の牛乳で

日本の普通の牛乳に最も近いです。

(ちなみに、

上の写真の牛乳は 150cal/240ml でした)

 

 

●2% Reduced Fat Milk

乳脂肪分2%の低脂肪牛乳です。

 

●1% Reduced Fat Milk

乳脂肪分1%の低脂肪牛乳です。

 

 

●Low Fat Milk

低脂肪乳ですが

○% Reduced と記載のないものもあります。

(ちなみに、

上の写真の牛乳は 110cal/240ml でした)

 

低脂肪乳は

全体的に味が濃厚さにかけますが

カロリーは低めです。

 

 

●Fat Free Milk

乳脂肪分0%の無脂肪牛乳です。

 

 

●Lactose Free Milk

無乳糖牛乳、

乳糖を分解する酵素である

ラクターゼ(Lactase)が

含まれている牛乳です。

 

乳糖は糖類の一種で、

グルコースとガラクトースという

単糖類が合わさった二糖類です。

 

一般的な牛乳を飲んでお腹を壊す人は、

ラクターゼが少ないか

ラクターゼの働きが弱いことが原因です。

 

Lactose Free Milkは

そういった方に向いている牛乳です。

 

 

 

 

【アメリカの牛乳の表示・ラベルについて】

●Grade A

液体(飲料)の消費に適した

十分な衛生状態で製造された牛乳を指します。

 

 

Vitamin A

ビタミンAが加えられた牛乳です。

 

ビタミンAは脂溶性ビタミンで

眼・味覚・肌や粘膜の健康維持に

役立ちます。

 

 

Vitamin D

ビタミンDが加えられた牛乳です。

 

ビタミンDは脂溶性ビタミンで

カルシウム・リンの吸収に関わり

骨・筋肉の健康維持に役立ちます。

 

 

●Omega-3(ω-3)

オメガ-3脂肪酸が加えられた牛乳です。

 

オメガ-3脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種で、

魚油に含まれているDHAやEPA、

エゴマや亜麻種子などの

植物油に含まれているα-リノレン酸などの

脂肪酸の総称です。


健康のために意識して摂るべき

必須脂肪酸であり、
血流改善やコレステロール値の低下に

関わります。

 

 

●rBST Free

●rBGH Free

成長ホルモン薬を使用していない

牛から採れた牛乳です。

 

厳密には、

rBST(Recombinant Bovine Somatotropin)は牛の遺伝子組み換えソマトトロピン、

rBGH(Recombinant Bovine Growth Hormone)は牛の遺伝子組み換え成長ホルモンのことです。

 

ソマトトロピン(Somatotropin)は、

脳の下垂体で作られる成長ホルモンで、

乳汁の生産量を増やす働きがあることで

知られています。

 

 

●Pasteurized

殺菌済の牛乳のことです。

 

 

●Homogenized

均一化乳のことです。

 

何も処理をしていない牛乳は

静置しておくと成分が分離するため、

脂肪球を機械で細かく砕いて均一化し

いつ飲んでも

同じ味わいを感じられるようにしています。

 

 

●Pasture Rased

放牧飼育で育った牛から採れた牛乳です。

 

 

●Grassfed

牧草を食べて育った牛から採れた牛乳です。

 

 

 

 

【アメリカの牛乳の殺菌方法・賞味期限について】

 

未殺菌の生乳(Raw Milk)は

サルモネラ菌など病原菌の繁殖の危険性があるため

多くの州で店頭販売が禁止されています。

 

(栄養価の高さや味わい、

ヘルシー志向・オーガニック志向のため、

生乳を推奨する人もいます)

 

そのため、

一般的な牛乳は殺菌されているものが多いです。

 

●LTLT(Low Temperature Long Time)

賞味期限:約5日

低温殺菌方法で

62~65℃で30分加熱します。

 

味わい・風味は牛乳に近いですが

この殺菌方法は手間がかかるため

値段が高めの傾向にあります。

 

 

 

●HTST(High Temperature Long Time)

賞味期限:約2~3週間

高温殺菌方法で

72℃〜78℃で15秒加熱します。

 

殺菌力は高く

牛乳の栄養素も残せる方法です。

アメリカの牛乳の大半は

この殺菌方法を用いられています。

 

 

 

●UHT(Ultra High Temperature)

賞味期限:約2~3ヶ月

超高温瞬間殺菌方法で

120〜135℃で1~3秒間加熱します。

 

殺菌力はとても高いのですが

栄養素がなくなってしまいます。

 

 

 

[サイズについて]

●1ガロン(1gallon・3.785 L)

●ハーフガロン(1/2 gallon・1.89 L)

●1クオート(1quart・1/4 gallon・946 mL)

の3サイズが主流です。

 

日本では紙パックが主流ですが

アメリカではプラスチック容器が主流です。

 

 

 

 

[まとめ]

アメリカでどの牛乳を選ぶかは

その家庭の好みだと思います。

 

我が家は

・種類:Whole Milk

・表示・ラベル:rBSTFree・rBGH Free・Pasteurized・Homogenized

・殺菌方法:殺菌してあればこだわりなし

・サイズ:ハーフガロン

で選んでいます。

 

アメリカに留学・駐在・帯同・旅行する方の

参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

本当は、

前回投稿の牛乳プリンのブログに

載せるつもりだったのですが、

牛乳についての説明が長くなったので

別記事にしました。

 

 

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