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色のエッセイ②話目
前回に続き
和の色のお話になります
先日、NHKのテレビ番組「NHKスペシャル『運慶と快慶 新発見! 幻の傑作』」を見ました
運慶・快慶、2人とも言わずと知れた、
東大寺南大門を今も守り続ける『阿吽の像』である
仁王像(金剛力士像)の制作者、
超超天才仏師の運慶と快慶の人生、人柄にも迫る番組で
人の才能好きのわたしにとっては..とっても面白かったです
(2008年のニューヨークでのオークションでは
運慶の製作した大日如来像は、仏像彫刻として最高額の約「13億円」での落札
実際には日本の組織の落札だそうですが)
先日は、平安時代の彩りについて書きましたが
今回は、平安時代から、武士の時代に移る頃
人々を力づけそして、人々を癒した色合いのお話
登場人物は、まずは当然このおふたり。
運慶と快慶
(わたしはやっぱり、何かと最高のペアが好きみたい)
阿吽の呼吸のごとく、運慶をリーダーとして快慶と作り上げた(全員で20名ほどで)、
あの超有名な「仁王像(金剛力士像)」。
(こんな2人に常に守られたら、そりゃぁ心強いでしょうね)
こちらは、昨年の奈良旅行
憧れの金剛力士像の前でめっちゃ嬉しそうな笑いすぎ笑顔(笑)
金剛力士像に守られてるつもりの図
ふたりとも、激しい戦乱の中、
自分たちがお手本にもした仏像を含む寺院などが焼けていくことに非常に心を痛めたよう。
そのため、平安を望んだのはふたりとも同じ
ですが、
運慶はその平安のために武士に近づき
快慶は工房を去り、一般の人びとに寄り添いました🍀
運慶の作と認定されたばかり(と思う)の奈良興福寺の四天王像。
(以前から、専門家の間では「運慶作では」と言われていたそう。)
再現された色は、とっても、とっても、色鮮やか...
(今は科学的な技術が進歩して、色々なことを知ることができて幸せ)
戦乱の最中、この中心の仏を力強く四方で守る四天王像は
武士の心を力強くし勇気づけ、そして慰めたのではないかな..と感じます。
心を持ち上げてくれるような、
まるで世界を構成する鮮やかな極彩色で彩られたような四天王像。
孔雀石を砕いて作る緑青、銅山から僅かしか採ることのできない群青という、当時の非常に高価な顔料を惜しみなく使いました。
(偶然にも、この朱色..わたしが普段、「持続的なエネルギー」の保持のためにイメージする色とそっくり)
番組では、「命のエネルギーに溢れて」いて、「あらゆる災いを跳ね返す圧倒的な生命力」
と伝えていました
運慶、晩年の傑作とのこと
(ただ、表情には、同時に憂いを感じさせるものがあり、その分、すごみを感じさせる..と調査をされた山本勉先生はおっしゃっていました。)
..そして一方
庶民の戦乱の中の苦しみに寄り添った快慶。
快慶の仏像からは、
数多くの阿弥陀如来の絵と結ぶように、そのひとつひとつの如来の絵の裏に多くの人びとの名前が書かれた古文書が発見されることが多いそう。
そして、今回、新たに発見された仏像からも文書は見つかりました
それは、一般の人びとと仏様を繋げ、人々の心を救うための一般の人びとのための快慶仏らしいTHE快慶仏。
(今回は、人々を救う仏像であることを示すかのように、都の中心からは離れた地方のお寺から発見されました)
これまでわかっただけでも、すでに5万人もの人々の名が記載されていたそうで、
今回の新発見の研究者でもいらっしゃる青木淳先生によると
「快慶は人と人との結びつきにそれだけこだわりを持った人だったと思う」とのこと。
そして、今回番組で運慶と対比するように注目されていたのが、
快慶最高傑作と言われる東大寺俊乗堂の阿弥陀如来立像
遠くからだとわかりませんが、
高精度カメラで衣のところをズームすると、
鈍い金色の下地に煌びやかな金の模様を重ねる技法で施された「麻葉つなぎ文」と「亀甲文」という
右と左で違う2種類の文様が見えてきます...とてもとても繊細な表現...
とてもとても、優しい光の表現
(右が0.3ミリ、左の太さは0.2ミリという驚異の技巧)
この金色の線の細さも絶妙に変え、表現しています
(科学的な解析といい、再現といい、高精度カメラといい..
ますます先端技術の恩恵にも喜びを感じちゃう笑笑)
この卓越した技術で極楽浄土を地上で表した快慶。
番組では、これは「救いの光」であり、
「乱世に生きる人々をこの光で癒そうとした」と伝えていました
現代の仏師、吉水快聞さんが
この快慶が辿り着いた救いの光の表現の再現に挑戦されていました
この左に映っている白い丸いものは指先です
吉水さんは、「暗闇から救うのは光で、イコール仏様」で、「本来、『光』は形のないもの、その表現をする快慶さんはすごい」とおっしゃっていました。
この快慶さんという人から、快慶の5万人もの庶民を救う力、想いから生まれる柔らかな慈しみの金の光の色
そして、世の平安を望み時の権力者となるものを読み、武士に近づき権力のあるもののために仏像を彫った運慶さんのエネルギーが湧きあがるような(仏様をしっかりと守る四天王像の)力強い生命力の色
もしも、この2人が袂を分かたず
ペアを組んだままだったら..
また、さらにさらに人々を救うような大きな力にもなった気がします
ですが、運慶はなんと世を去る直前に、
息子の湛慶を快慶に託します
運慶・快慶が組んだような表現を
わたしたちは運慶の息子であり、快慶の弟子である
もう一人の登場人物『湛慶』を通して
今も見ることができます
京都の三十三間堂の像は
運慶の息子であり、快慶の弟子となった湛慶が担当したそうで、
国宝『風神・雷神像』は、運慶の猛々しさと力強さ
中央の『千手観音坐像』は、快慶の優美さと慈しみを、
感じさせるかのよう
結構前のことですが、なんとなく立ち寄った三十三間堂が
(あまりにも有名な観光地のイメージがあり、つい立ち寄るのを躊躇してしまったのですが)
夕方前の明るい朗らかな時間で、
もう、本当に想像以上に清々しくそして壮観で..びっくりしてしまいました
それには、こういう背景があったからなのかな..なんて
今回の番組を観て感じました
そして、今までも普段から色の力を借りていたつもりでしたが..
この時代に「色」が与えた力も感じることができて
さらに日常の中でもさりげなく色の力を借りるように意識的になろう
と決意を新たにすることができたのでした
ラ・シェリ・クルール