私のブログは、
約9年前に…
風邪すらひかない
超健康なサーファー旦那が
悪性脳腫瘍グレード4
神経膠芽腫を
発症した時からを書いています。
大切な人を亡くし…、
絶望感に襲われ、
「人生終わった」と感じ、
自死まで考えていた絶望未亡人が…
どうやって生きてきたのかを
赤裸々に綴っている…、
『30代絶望未亡人
這い上がり物語』です。
初めから読んでくださる方はこちらから…
↓
33歳旦那の病気、発症!
↓
病名が判明しました
↓
1歳と4歳のワンオペ育児をしながら…
↓
旦那の脳腫瘍が再発しました
↓
そして…
↓
旦那を失う前にも…
↓
これのつづきです
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車の中には…
ハンバーガーを食べる兄が笑
「ハンバーガーかい」
と、
あとで聞いた時につっこみたくなりましたが…
兄らしい…
マイペースっていうかなんというか…
父は、
兄が車で逃走しないように、
そ〜っと、
そ〜っと、
近づいて…
声をかけたそうです
お父さん、探偵みたいだなぁ…
父
「おい、〇〇(兄の名前)!!
すると兄は…
驚きながらも、
冷静に…、
特に逃げようとするそぶりもなく…
父いわく、
観念した様子だった
そうです
そして…
父
「一緒に帰ろう」
と言う父の言葉に…
コクリとうなずいたそうです
兄は…
もう帰りたかったに違いありません。
帰りたかったけれど…
自分からは帰れない…
そんな臆病で…
頑固な性格の兄。
きっと…、
父の顔を見て…、
父に見つけてもらえて…、
ホッとしたに違いありません
その河原から家までは…
車で30分ほど。
今度こそは、
逃走しないように!!
と…
兄の車のうしろに、
ピタッと父の車が付いていく形で…
実家に向かって行ったそうです。
もしかしたら…、
兄には、
「逃げるか…」
「帰りたくない」
という思いが少しはあったのかもしれません。
「どうしよう」
と、実家に帰るまで、
考えていたのかもしれません。
でもきっと…、
父のあの一生懸命な姿を見たら、
そんなことが、
できなかったのかもしれません
幼い時から厳しくて、真面目で細かくて…
「お父さんは偉いんだ」
と、全力で押しつけてくる父親。
子どもに寄り添って話をしたり、
子どもの意思を尊重してくれたり、
そんなことはほとんどなく…
「自分、絶対!」
「自分が正しい!」
そういう父親でした。
テレビはほぼNHK。
(ドリフやかとちゃんケンちゃんは、
たまーにしか観せてもらえませんでした)
いつも怖い顔をして、
笑うことなんて、ほとんどなかった。
子どもの事は、
母親任せで…
子どもに問題が起こると、
決まって母親を責めるのでした
「お前の育て方が悪い!」って…。
そんな言葉を聞くのが、
私たち子どもは…嫌で嫌で仕方がありませんでした
そんな、
父親が…、
わが身をかえりみず…
必死になって探している姿。
きっと兄もそれを、
感じ取ったのではないかなぁ
と、私は思います
そしてとうとう…
兄は
帰って来ました
やっと…
10カ月間の
旅を終えて…
無事に帰って来たのです
私
「お兄ちゃん!!
なんでいなくなったの?」
つづきます
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