私のブログは、
約9年前に…
風邪すらひかない
超健康なサーファー旦那が
悪性脳腫瘍グレード４
神経膠芽腫を
発症した時からを書いています。
大切な人を亡くし…、
絶望感に襲われ、
「人生終わった」と感じ、
自死まで考えていた絶望未亡人が…
どうやって生きてきたのかを
赤裸々に綴っている…、
『３０代絶望未亡人
這い上がり物語』です。
初めから読んでくださる方はこちらから…
↓
３３歳旦那の病気、発症！
↓
病名が判明しました
↓
１歳と４歳のワンオペ育児をしながら…
↓
旦那の脳腫瘍が再発しました
↓
そして…
↓
旦那を失う前にも…
↓
これのつづきです
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まだ銀行の近くに、
お兄ちゃんが居るのではないか
銀行の近くのスーパーで
食料を買っていたり…
銀行周辺の宿泊施設に
居るのではないか
考えられる、
すべての場所を…
片っ端から探しましたが…
その日、
兄は…
見つかりませんでした
夜になると…
富士の樹海周辺は
真っ暗でした
この真っ暗な中に、
兄は居るのだろうか…。
一人ぼっちで…
何を考えて過ごしているのだろうか…
まさかこんな真っ暗な中…
樹海に入ってしまっているのか
食事は…
睡眠は…
もう、心配で、心配で…
真っ暗になっても…
私は富士山の近くから…
離れることが出来ませんでした
もう少し居たら…
もしかしたら、
バッタリ会えるかも
そんな私に…
何も言わずに寄り添ってくれていた彼氏（のちの天国の旦那）。
翌日は、
朝から仕事だというのに…
私が、
「帰ろう」
と言うまで…
ずっと、
何も言わずに一緒に探してくれていました。
そんな彼氏が…
ぼそっと一言…つぶやきました。
彼氏（のちの旦那）
「大丈夫だよ。
お兄ちゃんは…
絶対に生きてる。
だから…
また明日、
探しに来よ」
」彼氏は私の性格を、
よく理解してくれていました。
毎日でも、
探しに来たいだろう…と…。
そんな私に…
彼氏は嫌な顔一つせず、
付き合ってくれたのです
そして…
「明日も来よう」
と、言ってくれたのです
私はその言葉で…
ハッと我にかえりました
私は…
兄を探すことに夢中になって…
まったく周りを見ることが
出来ていなかったけれど…
こうして、
一緒になって…
一緒の気持ちになって、
兄を探してくれる人が居てくれているのだ
そのことが…、
私の中で、
とても大きな支えとなり…、
「絶対に、
兄を探してみせる！」
という、強い気持ちにも
つながっていったのでした
結局…
翌日も、
15時に仕事を終えた彼氏と、
再び富士の樹海を訪れましたが…
兄を見つけることは
出来ませんでした
父は父で…
母は母で…
上の兄は兄なりに…
それぞれが、
居なくなった兄を想い…
必死に探していました。
そんな中、
私が絶対に毎日やっていたことがありました。
私が担当になって、
毎日欠かさずにやっていたこと。
それは…
兄の通帳の記帳です。
その時は…、
その通帳の情報のみが、
頼りでした。
そしてそれは…
兄が生きていることを
私たちが知ることができる、
唯一の手段だったのです
そして…
いつものように
記帳をすると…
毎回、ハラハラしていました
でた！！
印刷…
された！！
兄の居場所が
つづきます
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