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エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ

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ある公益財団法人が


あるカテゴリーを勝手に設けて


対象者を選出して


大々的に


表彰式を執り行いました。


その公益財団法人は


自らを


「NPOやボランティアを支援する助成財団です。」と高らかに宣言しています。


表彰式の名称は


「NPO・ボランティア団体が選らんだ


 被災地で活動した芸能人ベストサポート」です。


この表彰式が意図するものはなんなのでしょうか。


たぶん


「これまでの被災地復興のためのボランティア活動おつかれさまでした。


 でも、まだまだ続くのですよ。」


という啓蒙活動が主たるものであると推察されるのですが


表彰される当事者たちの誰一人として


このような表彰などを望んでいる人はいないであろうことは言うまでもないでしょう。


目立つ人が


良いことをしたとして


褒め称えて


良いスパイラルのエネルギー源にすることは悪いやり方だとは思いません。


主催者の公益財団法人のこれまでの活動実績についても


すばらしいものであると認めながらも


今回の表彰式に費やされた


ホームページ更新費用


アンケート費用


会場費用


表彰状作製費用


同時に発生する人件費などのコストを


それこそ


復興費にまわしたほうが良いと思ってしまうのは


ぼくだけでしょうか。


最近


経済活動の活性化みたいな大義名分のもとに


全体的に


ユルく


なってきているような気がします。


今回の表彰も


啓蒙活動のための宣伝広告費であると位置づければ


なんとなく納得してしまうような内容だったりしますが


ボランティアの本質


に届くことのない


パフォーマンス程度にしか思えないのは


やっぱり残念なのです。


もしかしたら


すべてがボランティアで運営されているのだとしたらゴメンナサイですが。


ぼくらの生活においても


電力やら


税金の使われ方やら


とにかく


ロスや無駄について


徹底的に考えていかなければならないフェーズに突入しているはずです。


コストマインドは


コストパフォーマンスというコトバとともに


経営者ばかりではなくて


一般家庭でも重要視されはじめています。


公益財団法人というポジション


ボランティアという性質


それが


表彰することと


結びつかないのは


やはり


不自然すぎるからだと思っています。


少し前に


大バッシングを受けて使用中止となった


「あなたもGKB47宣言!」も


25万枚のキャンペーンポスターが回収廃棄されて約300万円(+回収人件費など)がムダになったのですが


結果的に大騒ぎになって


本来伝えたかった


「ゲートキーパーベーシック」の内容が周知されることとなりました。


作為的なのか


結果オーライになるのかは


少しの時間が経過しないと見えてこないこともあるのですが


今回の表彰式の意義や効果が


良いスパイラルのエネルギー源になることを願います。



おカネの使い方


アタマの使いどころ



最近


なんとなく


ユルくなってませんか。



ショックを忘れるのと同時に


たいせつなことまで


忘れそうになっていませんか。




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「なぜ消費税を上げるの?」


シンプルな質問です。


さて


いま現在、自分はどのように理解をし


どのような答えを持っているでしょうか。



「日本の財政が悪化しているから、消費税増税は不可避なのだと思う。」



こんな風にざっくりとイメージしている人は少なくないでしょう。大多数がそうかもしれません。


それもそのはずです。


いま国の方向性をリードしようとしてお展開されいるキャンペーンの内容は


「日本は大きな借金を抱えていて


 このまま次の世代に借金を持ち越すのはいかにも無責任だし


 高齢化で社会保障にかかる費用もどんどん増えていくから


 ここは我慢して消費税増税を受け入れてもらいたい。」



というものですから。


わかったようなわからないような雰囲気の中で


なんとなく


「そうだよなぁ~、そうなのかもしれないよなぁ~」という


気分になっていたりもします。


さてさて


これには


大きな前提というものが存在しなければ


その主張も


その主張から派生する質問すらも


さらに


その答えも


実は成り立たないのです。


その大前提とは何でしょう。




「消費税増税によって日本国の収入は増える。」




ということです。


ですからおのずと最初の質問を変えなくてはなりません。




「消費税増税で、本当に、日本国の収入は増えるのでしょうか?」



ってことにです。


本当に増えるんでしょうか?


前回の消費税増税(3%→5%)で経験したことを思い出し


検証するための重要なデータの一つとして


比較できる出来事として


ものさしに使わなければなりません。


もちろん外的要因、内的要因、世界や日本を取り囲む経済環境の変化というものも加味しなければなりませんから


一概にそっくりそのまま「同じこと」とするのは乱暴な気もしますが


実際のところどうだったのかというと


消費税増税は景気を


冷やす要因


になったことは明白でしょう。


したがって


景気を回復させる施策ではなかったと言えるわけです。


経験してきたことから導き出されるべき


ひとつの結論は


「日本国の収入は増えなかった。」という事実です。


そうなると


現状では


なんらかの方法で「収入が増える。」という結果にたどり着けないのか


というと


ある条件が揃えば可能性は大きいです。


その条件とは


1.景気回復とともに


2.デフレからインフレに転じる


3.その結果、日本のGDPが成長局面に転じる


3については


1および2が達成された結果ですから


一つ目の


「景気回復策」を大いに論じ、具体化しなくては次の段階に進めるはずがありません。


現状はというと


まったく見えも聞こえもしません。


具体的な案はどこにあるのでしょうか。


つい最近まで、達成数字や時期に異様なまでのこだわりをもって


身内で足の引っ張り合いみたいなことが繰り広げられてきましたが


論点はそこではないことは


ほとんどの有権者が気づいています。


国務大臣の問責決議案を提出して


自らの職責を放棄する(議員さんが議会で審議拒否をするということ)行動をとっている


野党のみなさんからも


何ら具体的な景気回復策は示されていません。


国会を空転させることを


「寝る」というらしいですが


そのような方々のお昼寝に


たいせつな血税が使われていることに不満を持っている有権者は


次の選挙では


そのような人たちを選ぶはずがないでしょう。


それなのに


ことあるごとに


「解散総選挙だ!信を問え!」


ひたすら空しく響くばかりです。


話を戻しましょう。


もう一つの


「デフレからインフレに転じる。」


これは、景気が回復しなくても可能性があると言われています。


インフレターゲットという手法です。


日本は、国が抱える借金に関する数値や指標が悪いにもかかわらず


金融破たんしする可能性が高くないというような扱われ方をしています。


その大きな理由の一つが


「国債」という


莫大なお金を生み出す


良くない表現で言うとドラッグみたいな借金方法なのだと言われています。


その国債を


日本国民がこぞって買っているからというものです。


ここでいうところの「日本国民」は一般市民を含みますが


メインとなるのは日本のあらゆる金融機関(銀行、保険会社、年金基金などなど)と一部の富裕層だとイメージすると良いと思います。


その占有率は95%を上回っています。


世界各国でも同様に国債が発行され資金を生み出しているのですが


その買い手がほぼ自国内で寡占、独占されていることは珍しく、ある意味異様です。


しかしこの異様さが


安心感を生み出している摩訶不思議なリアルだったりします。


まやかし、まぼろしのような気もしますが


これが


この国債の価値と


密接に関係してくるのが


インフレターゲット(調整インフレ)です。


インフレターゲットとは


物価上昇の目標を定めて、それを達成すべく政府や中央銀行が行動を共にする政策です。


複雑な仕組みなど必要ないです。


基本的には日銀が大量に通貨を発行して


国内の資産(特に日本国債)を大量に購入する


だけという単純かつ明快なアクションです。


日銀が通貨供給量(マネタリーベース)を良い意味でドラマチックに増やせば


円の価値が下落するので、間違いなく物価上昇=インフレが起こります。


円の価値が下落する、すなわち円安が起こりますから


日本経済の命綱である輸出産業の競争力が復活します。(もちろん貿易収支の黒字化は国際的に様々な軋轢を生みますから簡単ではないですが。)


また、円安で海外との人件費の差が縮小するので、産業の空洞化を回避することが可能になったりもします。


過去の経済成長期の再現、とまではいきませんが


輸出企業の成長は、国内での雇用が増加することになります。


さらに円安になれば、海外からの外国人観光客の増加にもつながってくるはずです。


このインフレターゲットという手法は、国債を発行している世界各国ですでに実施されているもので


特別な秘策とかいう類のものではありません。


さてさて


インフレターゲットの話をすると


必ず


反対する人が出てきます。もちろん悪いことではないです。


それぞれの主義主張、考えがあってイイんです。


その反対をする立場の人たちの意見は大きく二つです。


ひとつは「金融緩和策を続けてもインフレは起こらない。」というもの


もう一つは 「ハイパーインフレを招く恐れがある。」というものです。


ひとつめの反論は、ゼロ金利政策という金融緩和措置を長いこと続けてきたにもかかわらず


インフレにはならなかったという意見のようですが


突きつめれば、インフレターゲットをやったことが無いからわからないというのが本音でしょう。


もうひとつの「ハイパーインフレを招く。」というのは


たぶんイギリスで物価上昇を2%と定めてはじめたインフレターゲットが4%を超えてしまったことや


98年のアジア通貨危機(韓国やタイ)および記憶に新しい2010年のギリシャ危機のときに


ヘッジファンドの投機によって国債価格や為替レートが大暴落となったことなどを危惧しているのでしょう。


この意見は、日本を侮っています。


日本は世界第二~三位の経済大国です。


また、世界第二位の約1兆ドルの外貨準備を持っています。


さらに国債の市場規模に至っては世界最大です。


アジア通貨危機時の国債の市場規模はタイで100億ドル前後ですが


日本の国債市場は現在約9兆ドルもあります。


よほどの独裁者でも出現しない限り


インフレが強まれば金融引き締め策が講じられますから


やはりハイパーインフレになる可能性は極めて低いと言えます。


さてさて


ではなぜ、このインフレターゲットがチョイスされない、機運が高まらないかというと


不都合な真実が大きな影を落としているからです。


インフレになると国債の価値も下落します。これは当然です。


そうすると見た目には国の借金も減ることになります。


そうなんです、国債の価値が下がるのです。


これによって損をするのは誰なのかってことです。


「日本のあらゆる金融機関(銀行、保険会社、年金基金などなど)と一部の富裕層」です。



質問をします。



「消費税増税で、本当に、日本国の収入は増えるのでしょうか?」



自分がこれまでに見聞きしてきた


「常識らしいもの」


について


政治家さんの説明不足だけにしないで


もう一歩踏み込んで


違う観点から眺めてみて


検証する必要があるでしょう。



ただただ疑い深くなってもしょうがないです。


深くするのは


本質に向かって掘り下げることです。





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春になって


いろいろなところで


いろいろなカタチで


新しいコトがスタートしています。


毎朝のルーティンの帰り道に


集団登校をしている小学校の子どもたちに列を見ながら


思い出だしたことがあります。


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海外で講義をしている時に


何の話題からだったのかは記憶にないのですが

日本の文化だったか、日本の教育だったかの話の最中に


話の展開がおもしろくコロコロと転がったのです。


それの内容は


子どもの安全に配慮して

特に日本の小学校では「集団登校」というものを実施しているのですと


おもてなしの国、気づかいの国、日本をアピールしつつ


ほんの少し


「この集団登校って方式、すぐれモノでしょう。」みたいなニュアンスを醸し出していると


受講生のみなさんが


一斉に手を挙げたのです。


講義の本線から若干脱線することは承知で話を広げてみようと思い


リアクションを聞いてみることにしました。


「先生、なんでそんなに危険リスクを高めるようなことをするのですか。おかしいですよ。」


手を挙げていた人たちは「そうだそうだ。」とばかりにみなさんうなづいています。


「ごめんなさい。この集団登校という行為が危険リスクを高めることについてもう少し具体的に説明して欲しいのですが。」


またたくさんの手が挙がります。


それらの発言をまとめるとこんな感じです。


「常に車は突っ込んで来るというリスクがあるでしょ。


 常に変質者がナイフを振り回して襲い掛かってくるリスクってあるでしょ。


 そんな状況になった時に


 集団だと全員が犠牲になる恐れがあるじゃないですか。」


国の文化の違い


国土の面積の違い(人口密度の違い)


治安の状況の違いなど異なる要因はあるのですが


彼らの言っていることは


本質を突いていると思うわけです。


もう少し掘り下げるために質問をします。


「じゃあ、子どもたちが学校に行くことで安全な条件や状況はどんなことになるのか教えてください。」


引き続き勢いよく手が挙がります。


「一番安全なのは、全寮制の学校に入れて登下校のリスクを回避することです。


 二番目に安全なのは、親が校門の中まで車で直接乗り付けて子供を送り迎えすることです。


 三番目に安全なのは、アメリカなどで実施されているスクール・バスがあちこちで子供をピックアップして行くというシステムです。」


なるほどと思うわけです。


リスクを回避するためには


リスクを分散させることだということです。


ですから


このロジックには


「想定外」という、このところ日本人がいろいろな意味で都合良く使っている言葉が


存在しないということになるわけです。


道を歩いていれば酔っ払い運転の車が突っ込んで来るリスクは常にあると考えるということ。


不注意運転者の車が突っ込んで来ることは常にあると考えるということなのです。


この考え方がDNAレベルで刻み込まれているということです。


日本人は「安全神話」という幻想のもとに


「飲酒運転はしてはいけないことになっているので、そういう人はほとんどいない。


 もしいたとしても


 少なくともわたしの周りでそのようなことが起こるはずがない。(ないしは、確率が低い)」


というロジックだったりします。


そして


「いちいちそんなこと気にしてたら何もできなくなる。」


って言う開き直りにも近い感覚で


もしかしたら慎重そうなフリをしながら


最後はどうにでもなれみたいなところに着地させているのかもしれません。


こんなことはずっと昔から


性善説か否かということで


様々な人たちによって議論されてきたことなのですが


真正面に


考え方の違いというものを突き付けられると


まだまだ考え方やモノの見方に


偏りや思い込みがあるのだと


反省させられるわけです。


たとえば


小さいころにぼくたちが教わった


毛利元就の3本の矢についての教訓(3人力を合わせれば3倍の力が出るから敵に滅ぼされることはない。)も


ところが変われば


3人力を合わせても敵わない敵が現れた時には3人ともに滅ぼされてしまうという想定をしてないのかい?


ってことになるということなのです。


このところ


なんだかダマされてる


何か隠されてる


みたいな雰囲気がパンパンに充満して


小規模な破裂がいろいろなところで巻き起こっていますが


その雰囲気に飲み込まれることなく


いろいろな角度で


いろいろな切り口で


物事を見て、考えて


自分の意見や考えを持ち


行動に移すという


良いクセを


つけるようにしたいものです。



*この文章をアップする前に「集団登校」中に不幸な事故が起きてしまいました。


希望とともに生まれ出てくることを望んでいた小さな小さな命が天に召されました。ご冥福をお祈りします。


また、この事故によってケガをされたみなさまの早期回復を心から願います。






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社長が何人か集まって話をする機会がありました。


中には「はじめまして。」という人たちもいたりして


なかなかおもしろい時間と空間を共有しました。


そんな中


話題はSNS関連に流れていきます。


「みなさん○○ッ○ーってやってますか?」というオープンな質問がなされたのです。


そこにいた全員が


「アカウントは取得してるけどほとんど使ってない。」


まったくの偶然なのですが、おもしろい結果でした。


「あれって、いつ見るの?」


「ぼくが見た中で、もっともおもしろかったのが、AKB48の選抜総選挙の実況。(一同爆笑)」


「そうそう、TLの進み方が半端じゃなかったでしょ。(一同爆笑)」


「中身までじっくり読んでるほどヒマじゃなかったけど


 「いま仕事中で、現場に行かれません。○○ッ○ーの情報だけが頼りです。どんどん○イー○してください。」


 ってのがあったんです。


 そんな状況でっていうか、すでに仕事になってないし。(一同爆笑)」


「自分とこのスタッフに○イー○してる人がいないのかすぐにチェックしたりして(一同爆笑)」


「そういえば、「バカ発見器」って呼ばれてるの知ってますか?」


ぼくは知らなかった。


「どういう理由で、そんな風に呼ばれてるの?」


「たかが140文字の情報で、その真偽を検証する術もないままに


 簡単にフォロワーに拡散できちゃうからじゃないですか。


 災害のときに助かった人も多かったけど、デマも多かったじゃないですか。」


「基本、匿名記事だから、まったく責任が無い。」


「ゴシップ満載のタブロイド誌の見出しだと思えばある意味凄いかも。」


「あとは、情報のリテラシーという意識が無いアホが自爆してるでしょ。」


「そうだよね、多いよね。お店の従業員がお客様のプライバシー暴露しちゃったり、暴言吐いたり。」


「その上、利点の理屈がこれまたおもしろいんです。


 「リアルタイムに皆が繋がっていることを感じること、そして、偶然や引き寄せの法則を感じさせる」


 ときたもんだ。(一同爆笑)」


「まぁ、これ以上ネガティブに掘り下げると、このコミュニティの品格が下がるから、積極的にというか有効利用の観点からの意見はないのかな。」


「(一同、ウ~ンと唸り、腕組みをする)」


「有名人でも無いのに、そんな気分に浸れる。」


「情報収集してますって仕事のフリができる。」


「困ったときにリアルタイムで助けてもらえる可能性がある。」


「逆に誰かを助けられる。」


「インタラクティブ(双方向)でリアルタイムだからテレビプログラムで活用されてるように視聴者(お客様)を引き留めたり、集客ができる可能性もある。」


「バラク・オバマの前回の選挙ときの手法がサクセスストーリーの一つで、浮動票となっている若者を上手く巻き込んで、取り込んでムーブメントを起こした。」


この話題には着地点を求めることはしなかったのですが


とにかく


ネットでの情報発信については


社長をやっているものとして


皆同様に思うところがあるらしく


たいへん盛り上がりました。


そして


いままで以上に


ネットでの情報発信については


パブリックな場所での発言であること


地上波のテレビの生放送中にインタビューで発言しなきゃならないときくらいの配慮が必要であること


情報を受け止めるときに


すでにマスコミなどに醸成された雰囲気に流されることなく


先入観を持つことなく


一つの方向から見ることをしないようにする


などを意識していきましょうと


バカ製造元にだけはならないようにしましょうと


それから


社長は


そんなことやってるほど


ヒマじゃないよねって。


めでたし、めでたし。



「バカ発見器」というネーミングのセンスの無さにも乾杯!



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たぶん今日一日は


いわゆる爆弾発言と称される


ある方々が発信したメッセージがマスメディアを賑わすことにあると思います。


なんだか「爆弾発言」などと表現をして


そのメッセージの内容や本質を見極める前に


オーディエンスをプチ洗脳状況にするような演出するのはいかがなものかとも思います。


ひとつは


「集団自殺することになる。」


原子力発電所の再稼働に関するこの発言は


問題提起を促すには不適切だと言わざるを得ません。


インパクトはありますが


思いやりや品格が無いからです。


安全の担保を希望し、それで安心な生活が確保されるのなら再稼働しても良いかも知れないと思う国民に対して


「どこかの段階で線引きしなきゃ安全の担保なんてエンドレスなんだよ。


 電源がなくなっちゃったらみんなで死ぬしかないんだよ、それでもイイの?」


って言われても


コミュニケーションが成り立っていないのですから


それは


恫喝に近くなってしまうだけで


誰のためにもならないです。


たしかに


太平洋側と日本海側に立地する原子力発電所ではそれが抱えるリスクに差異があります。


すべてを現時点ですぐに同じものさしで測って


安全なのかどうなのかを論ずることにも無理があるとも言えます。


しかし


いま、みんながもやもやしているのは


安全でクリーンなエネルギーであると思い込んでいた原子力発電という技術が


日本においては安全なものではないことがわかった


ようやく不勉強だったみんなが認識した。


それじゃあどうすりゃあいいのか。


すぐに代替できる安全でクリーンで効率の良いなモノが無いし、ということでしょう。


国民の中には


「実は、原子力発電所止まっても電力不足にならないんだろ。そういうのも隠してるんじゃないのか。」


「なんで同じ日本国内で余剰電力のやり取りが簡単ににできるようにしないんだ。」


という風に疑心暗鬼の塊になっている人も少なくありません。


今日も経産省前で、原子力発電所再稼働反対のハンガーストライキが計画されているようですが


なんだか「反対、反対!」と国会で叫んでいる人たちと変わりが無く見えるのはぼくだけじゃないと思います。


そこにエネルギーや時間を注ぐことができる人は


ある意味余裕があるとも言えます。


無駄だとも無意味だとも思いませんが


チカラの使い方がもったいないような気がします。


何度も書いていますが


ぼくは、原子力発電推進派ではないです。


でも具体的な代替案が無いのですから


段階的に脱原子力発電をしていくプロセスとして


いまは


命にかかわる電源の供給を優先すべきだと考えています。


「何も信じられない、何を信じてイイのかわからない。」


そんな世の中で


そんな雰囲気の中でこそ


毅然とした態度で


明確に


自信を持って方向性を示し


リードしていって欲しいと切に願うばかりです。




「国がやらないのなら東京がやる。」


もう一つの


痛烈なメッセージは


東京都のリーダーが


ワシントンで発信した


「尖閣諸島は、東京都が買います。」というモノ。


この離島に関して


国家レベルで隣国と綱引きをしていたことを知っている人は多いと思います。


この問題は


島国である日本が抱えている大きな問題の一つであって


領土問題という重要なテーマです。


この問題提起で


ぼくらは知らなかったことを学びます。


尖閣諸島は、個人の所有物であったという事実をです。



都民としては


なんだか荒唐無稽というか


度肝を抜かれるというか


「このことに税金を使うの?」くらいの反応しか現時点ではできないかもしれませんが


このメッセージが発信された場所


発信されたタイミング


そのあたりを分析すると


非常に戦略的であることが見えてきたりします。




マスメディアの情報の伝え方やコトバのチョイスに影響されるオーディエンスがほとんどと言っていいでしょう。


「爆弾発言」などという枕詞が付くことによって


先入観を植え付けられてしまうのです。


そうなると


どうしても


一方的な方向からしか物事を見たり考えたりすることしかできなくなってしまうのです。


情報は


毎日土砂降りのようです。


この取捨選択とリテラシーの重要性をもっと意識しなければなりません。


いまは


受信するだけではなくて


発信する側に簡単になれることを意識し続けなければなりません。


そうじゃないと


「オオカミが来たぞ~。」ってひと言に


いつでも


右往左往しなければならなくなってしまうからです。


ましてや


「オオカミが来たぞ~。」って叫ぶ側になっていないのか


自らを


省みなければなりません。




他者を批判することで


自分の不安感をぬぐうようなことに


なっていませんか。




エネルギーの使い方


アタマの使いどころ。






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