エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ -7ページ目

エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ

NO PASSION NO GLORY     This is HASHIMOTO☆QUALITY                                            


朝、いつもの砧公園で走っていると

多少のアップダウンがあるのだけれど

自分のペースで走っていると

自分のそれとは明らかに異なる

テンポと勢いが

後ろから迫ってきては

あっさりと

横を通り過ぎていきます。

ぼくは、いかなるタイミングだったとしても

イイ気がしません。

追い越していったのがオリンピック代表選手だったとしてもです。

絶対にかなわないとわかっていてもです。

これは

負けず嫌いという性格とは少し違う

自分にとっては

子どもの頃から鍛えられてきた

闘争心の名残りみたいなもので

期間の長短に関係なく

ストイックに勝つことに向かって

スポーツなどをやった経験がある人なら理解してもらえると思います。

たまには

その闘争心のおもむくままに

ムキになって追いかけてみたりしますが

追いかけて振り切られた日には

それがじゅうにぶんに予想された結果だったとしても

現状を突きつけられるのでキツかったりするので

無謀な勝負をしないことのほうが圧倒的な多いのですが

その考え方がまた

イヤだったりもします。

そして

そんな中

最も重要視しているのが

どのようなヒトに追い抜かれたかってことです。

小学校四年生くらいの男の子

スポーツウェアがバッチリ似合っていてメタボとは無縁の身軽さ

まるでゴムボールが弾むような軽々しさです。

オヤジの意地を見せつけたいところですが

それじゃぁ大人げない(笑)

いや、それ以前に勢いが違い過ぎます。

次に横を通り過ぎたのは女性のランナー

たぶん、ぼくよりもかなり先輩のようです。

でも走り方やウェアのチョイスと着こなしで

にわかランナーではないことはわかります。

このような方に追い抜かれるのは、悔しいのですが、ありがたいです。

それは、自分のペースのものさしになるからです。

普段自分が刻んでいるリズムとテンポの検証になります。

歯を食いしばって加速しようとするときに発生する負荷への

肉体的、精神的な対応能力がわかるからです。

悔しさをポジティブに変換してモチベーションをプラス方向に積み上げるのです。

しかし

まれに

ココロがポキリと音をたてそうになることがあります。

たいへんふくよかで、いかにもにわかランナーさんに

アッサリと追い抜かれたりするときです。(笑)

こんな風に

ややもするとつまらなくなる可能性ぁある

単純な繰り返しであるルーティンを楽しんでいます。



そして


マイペースは


それを検証するすべを持っていなければ


ただの


自己満足になってしまう


可能性があるということです。




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iPhoneからの投稿

何年か前から


ここぞという時の勝負弱さがメンタル面であると


分析がなされたのか


海外アスリートのインタビューに頻繁に出てくる


「楽しむ。」というキーワードに影響をされたのか


スポーツ医学的な見地からなのか


はたまた心理学的なアプローチからなのか


日本人アスリートもこぞって使うようになった


「楽しもうと思います。」


きっと


このひと言で


背負っているであろういろいろなモノから


解放されて


緊張で、ガチガチで実力が出せなかったみたいな状態を


自ら回避するのに


都合がイイということになっているようです。


日本語で


この「楽しむ」というコトバをチョイスすると


様々な解釈を生み出したりするので


なかなかややこしかったりもします。


まぁ、このあいまいさが


日本語の、日本の文化の良いところであるとも言えるのですが。


このキーワードをネガティブに受け取る人は


「日本の代表として出場しているのに、自分が楽しむことで満足してイイのか。」


「うまくいかなかったときの言い訳っぽくて不快だ。」


「楽しむことを目標にしたら、具体的に目指してきたことが最後の最後であいまいなモノになってしまわないのか。」


というところでしょうか。


目標にしていた舞台で最高のパフォーマンスをできる人はしあわせだと言えます。


その人が「楽しめた。」と振り返ることが許されるのは


ある一定の結果が伴った場合か


次への可能性のようなものを十分にアピールできた場合だけです。


だから


コトバが足りないのだと思うわけです。


「楽しめるように準備をします。」


「楽しめるように準備をしてきました。」


または


「最後だから楽しみたい。」


楽しむことが結果を連れてきてくれるのだとしたら


なおさらです。


そうじゃないと


上手くいかなかったときの落としどころが無くなってしまうでしょう。


簡単に燃え尽きちゃダメなんです。


準備が足りなかった


違う準備の方法があったかもしれない


次につなげていかなきゃ


もったいないんです。


たしかにある面ではリラックスしていたほうがイイでしょう


でもリラックスしすぎない


あるレベルの緊張感の中にいなければ


カラダの奥底に潜んでいるパワーを引き出すことができません。


このポテンシャルというヤツを


通常の状態でも出せるかどうかは


やっぱり


それまでの「準備」なんです。


先日あるコンペ形式のプレゼンテーションで


某大手さんと相対することとなりました。


ネームバリューでは足元にも及びませんが


「経験」と「準備」では負ける気がしていませんでした。


ワクワクです。


この緊張感でこそアタマの中の無数のコネクターが


あっちと結びついたり、こっちと結びついたりという状況になることを知っていますから。


これを「楽しむ」と表現するのなら、同じなのかもしれません。


サポートしてくださった方にも恵まれたこともあって


勝負に勝ち


国を代表して


再び海外に行かせていただけることになりました。


だから


準備すること


のたいせつさを実感しているのです。


だから


少しだけ余裕ができて


ある意味


楽しめるのです。


もちろん


プレゼンがゴールではありません。


ここからが


本当の


準備期間スタートです。




本番に弱い?



違うでしょ。




準備してますか。


何のために


どうやって。



準備のための時間確保できてますか。





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人と話をするときや


人の話を聞くときに


どんなコトバをチョイスして


どんな風に表現すれば


より伝わりやすくなるのかを


意識しています。


ただし


過度な思い込みや


ヘンなこだわりで


がんじがらめになって


ぎこちなくなってしまっては


本末転倒です。


たとえば


「ブランディングじゃなくて、デザインなんです。」(あくまでも架空の設定としてです)


言わんとしていることはわからなくないのです。


差別化を図るために


「敵」みたいなターゲットを作り上げて


それを否定するところからロジックを組み立てていくってこともアリなのですが


「すみませんが、ブランディングってなんですか?デザインてなんですか?」ってツッコむと


実は、それぞれについて本質まで突きつめているわけでもなければ


自分の考えもない。


ひたすら他人様の受け売りをしているだけ。


このブログでも


利用する人、利用される人という切り口でか何度も書いてきましたが


主体ではなくて


主体にあこがれて


主体になりたくて


でも


ひたすら媒体でしかないというリアルに気がつけないタイプの人。


「誰かと知り合いです。」


その「誰か」がどこかのカテゴリーで名が通っていたりすると(勝手に思い込んでいるケースがほとんど)


それこそブランドに対する信仰心みたいなものが刺激されて


何だか自分まで有名人になったような錯覚に陥ったり


ひたすら優越感という自己満足浸っていたりして。


それで媒体体質の人は


まんまと


術中にはまって


貴重な時間と労力をせっせと費やして


その人の宣伝をし続けるわけです。



先日も


元気の良い、勢いのある比較的若い飲食店経営者の方と話しをしていた時に


いよいよ調子に乗ってきたその人が


「ここが成功した要因の一つだと思うのですが


 ファッショナブルで斬新でしょ。」と口にしたのです。


真顔でです。


「ファッショナブルで斬新。」


真面目に話す彼に


「オイオイ、ファッショナブルで斬新って」などとツッコむことはしませんでしたが


このコトバをウケ狙いではなくて、その年齢でチョイスしていることが


ある意味斬新でした。


この


「ファッショナブルで斬新」というコトバも


言いたいことはなんとなく伝わってくるのですが


真顔で言われると


そこはかともなくダサい感じがします。


この人は


いままで


「ファッショナブル」とか「斬新」にはご縁がなかった人で


これからもないのだろうなと思えたりもします。


でもいっしょうけんめい


目の前にいるぼくに向かって


熱く語ってくれていることも事実です。


それに対して小ばかにしたりとか、茶化しているのではないのです。


何かにひどく感銘を受けた時や


気づかないことにハッとした時


興奮状態にあるときに


本性が顔を出すんです。


それが人間らしさなのですが


カッコウいいことを言おうとしたり


意気揚々と自慢話をするとき


焦って言い訳をするときとか


コトバのチョイスで


ほんのひと言で


損しちゃうこと


あるんです。



海を渡った


日本の若きエースが


初登板の立ち上がりで打ち込まれました。


彼は日ごろの言動が落ち着いていますし、コトバを上手にチョイスしています。


そうはいっても


二十代の若者です。


緊張はしなかったかもしれませんが


興奮状態にはあったはずです。


そういうことなんです。





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いっしょにジョギングなどの運動をすると


その人の持っている


もしかしたら


日頃は表に出ていないような


性格や


考え方が


見えてきたりします。



娘をぼくのルーティンに誘うことがあります。


朝早く無理やりたたき起こして


などというわけにはいきませんから


彼女の様子を見ながら


タイミングを待ちます。


これは、さすがに少し大袈裟にに表現しましたが


アクションを起こして欲しいときに


強制的に手をグイッと引っぱることがイイのか


気づくか気づかないくらいに背中をこそっと押してあげるくらいがイイのか


とにかく、ジッと、その気になるのを待つのか


いろいろな場面


さまざまな相手によって


選択肢は多いです。


「もう一回誘ってくれたら行こうと思ってたのに。」と


「しつこい!」


のはざまに


微妙な綱引きがあったりもします。


娘が誘いに乗ってくるのは20%くらいでしょうか


「ぼくの誘いを簡単に断るのはお前だけだからな。」などと言ってみてもさびしいだけです(笑)


そしてこのあとの質問が毎回同じでおもしろいのです。



「どれくらい?」



行こうかな、行ってもイイかなと逡巡している証拠なのですが


この


「どれくらい?」には


どれくらいのペースで歩く(走る)のか


どれくらいの距離なのか


どれくらいの時間を費やすのか


などいろいろなモノが含まれているのです。


その上


ぼくのペースでやるのは無理(走るのなら行きたくない。)


いつもの砧公園周回コース1周なら行ってみようかな


いまからだと暗くなるからイヤだ


などの本音が見え隠れしています。


いまのシーズンだったら


「散歩みたいな感じでイイじゃん。ポカポカあたたかいし、桜きれいだよ。」


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「ゆっくりでイイから1周くらいどう?」


ようやく重い腰を上げます。


最近フランチャイズにさせてもらっている砧公園は


イイ感じにアップダウンがあったりする上に

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場所柄もあってか、皇居周辺のように混雑などまったくありません。


ただの散歩と言いながらも


バッチリ運動ができる服装に着替えさせます。


「じゃ、ここから坂の頂上まで、ちょっとだけテンポアップしてみようよ。」


「えっ~、約束と違う。」と言いながら


目標地点が設定されたのならと、はりきって、ぼくを置き去りにするペースで歩き出します。


追いかけます。


追いかけますが、抜き去ることはしません。


そうしたら


止まっちゃうことがわかっていますから。


いちばんきつい勾配の部分に差しかかった時に


抜きそうな気配を感じさせますが


追い抜くことはしません。


そして坂のピークに到着するという寸前に


「そのペースで、もう少し行って!」と声をかけます。


「えっ~!!!」


止まってしまうこともありますし


辛抱して歩き続けることができるときもあります。


ぼくは、自分一人のときにも


最初に決めた目標地点を少しだけ通り過ぎたところでペースダウンすることにしています。


「もうすぐゴールだ。」といって


最後の直線、猛ダッシュ!というのも悪くはないのですし


最後のスプリント勝負が得意というのもイイでしょう。


おもしろいもので


そういうタイプに人は(意外に多い)


仕事を任せても


納期ギリギリに追い込む


違う表現を使えば


「一夜漬け」さんです。


ハデハデしく見えますが


不発に終わる場合も少なくなかったりします。


自分の「がんばってる感」に酔いやすいとも言えます。


燃え尽き症候群になりやすい傾向があります。


一方


ゴール地点がわかっていて


比較的イーブンペースで進める人


地味な感じがします。


余力が残っているように見えて


「ホントはもっと早くできるんじゃないの?」と疑われてしまったりもします。


娘は、いまのところ前者に近いです。


ですから、こんな場面でも


「もうちょっと。」


なんです。





「散歩するだけって言ったじゃん。」


「ごめんごめん、じゃぁゆっくりでイイからもう1周行ってみよう。」




「えっ~!!!」




いつかわかるよ



本当の



やさしさって



どんなことなのかが。






This is HASHIMOTO☆QUALITY

桜が美しいです。

空は真っ青です。
photo:01


このリアルを

価値観などという

ややこしいふるいにかけることなく

みんなで分かち合いたいです。

それぞれのポジションや

それぞれの状態や

それぞれに抱えるさまざまなこと

あります。

でも

だからこそ

シンプルに

あたりまえのような

見ていても

気づかない

気づけない

小さな感動

少しのしあわせに

感謝して

共有したいです。

価値観の押しつけあいで

カサカサになってしまわないうちに。

シンプルに。

純粋に。



This is HASHIMOTO☆QUALITY


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