エキセントリックにコトバのチョイスで | エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ

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人と話をするときや


人の話を聞くときに


どんなコトバをチョイスして


どんな風に表現すれば


より伝わりやすくなるのかを


意識しています。


ただし


過度な思い込みや


ヘンなこだわりで


がんじがらめになって


ぎこちなくなってしまっては


本末転倒です。


たとえば


「ブランディングじゃなくて、デザインなんです。」(あくまでも架空の設定としてです)


言わんとしていることはわからなくないのです。


差別化を図るために


「敵」みたいなターゲットを作り上げて


それを否定するところからロジックを組み立てていくってこともアリなのですが


「すみませんが、ブランディングってなんですか?デザインてなんですか?」ってツッコむと


実は、それぞれについて本質まで突きつめているわけでもなければ


自分の考えもない。


ひたすら他人様の受け売りをしているだけ。


このブログでも


利用する人、利用される人という切り口でか何度も書いてきましたが


主体ではなくて


主体にあこがれて


主体になりたくて


でも


ひたすら媒体でしかないというリアルに気がつけないタイプの人。


「誰かと知り合いです。」


その「誰か」がどこかのカテゴリーで名が通っていたりすると(勝手に思い込んでいるケースがほとんど)


それこそブランドに対する信仰心みたいなものが刺激されて


何だか自分まで有名人になったような錯覚に陥ったり


ひたすら優越感という自己満足浸っていたりして。


それで媒体体質の人は


まんまと


術中にはまって


貴重な時間と労力をせっせと費やして


その人の宣伝をし続けるわけです。



先日も


元気の良い、勢いのある比較的若い飲食店経営者の方と話しをしていた時に


いよいよ調子に乗ってきたその人が


「ここが成功した要因の一つだと思うのですが


 ファッショナブルで斬新でしょ。」と口にしたのです。


真顔でです。


「ファッショナブルで斬新。」


真面目に話す彼に


「オイオイ、ファッショナブルで斬新って」などとツッコむことはしませんでしたが


このコトバをウケ狙いではなくて、その年齢でチョイスしていることが


ある意味斬新でした。


この


「ファッショナブルで斬新」というコトバも


言いたいことはなんとなく伝わってくるのですが


真顔で言われると


そこはかともなくダサい感じがします。


この人は


いままで


「ファッショナブル」とか「斬新」にはご縁がなかった人で


これからもないのだろうなと思えたりもします。


でもいっしょうけんめい


目の前にいるぼくに向かって


熱く語ってくれていることも事実です。


それに対して小ばかにしたりとか、茶化しているのではないのです。


何かにひどく感銘を受けた時や


気づかないことにハッとした時


興奮状態にあるときに


本性が顔を出すんです。


それが人間らしさなのですが


カッコウいいことを言おうとしたり


意気揚々と自慢話をするとき


焦って言い訳をするときとか


コトバのチョイスで


ほんのひと言で


損しちゃうこと


あるんです。



海を渡った


日本の若きエースが


初登板の立ち上がりで打ち込まれました。


彼は日ごろの言動が落ち着いていますし、コトバを上手にチョイスしています。


そうはいっても


二十代の若者です。


緊張はしなかったかもしれませんが


興奮状態にはあったはずです。


そういうことなんです。





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