公益社団法人日本船舶海洋工学会さんが主催し、授賞する
「シップ・オブ・ザ・イヤー」 という表彰カテゴリーがあります。
この「シップ・オブ・ザ・イヤー」というのは
毎年日本で建造された話題の船舶の中から
技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して与えられるもので、今年で22回目。
権威と歴史を兼ね備えた
船舶関係者、特に「新たに船舶を造船し、就航させた者たち」にとっては
一生に一度しか訪れない
「新人賞」獲得のチャンス
のようなポジションと言って良いと思います。
その「シップ・オブ・ザ・イヤー2011」の発表が先日ありました。
ぼくが船名、デザインなどを含めてそのコンセプトメイキングに深く携わる機会をいただいていた
当時のプロジェクトの様子は、ここクリックで見ることができます。
新潟県粟島浦村粟島港と同村上市岩船港を結ぶ
離島航路に昨年4月に就航した
「awalineきらら」(粟島汽船ホームページはここをクリック!) が
小型客船部門賞の栄誉に輝きました。
粟島浦村の村長様をはじめとする関係者のみなさんの地道な努力が実った本当に素晴らしい成果だと思います。
本当におめでとうございます。
授賞(受賞)理由には
「新潟県粟島の離島航路を支える25ノットの高速双胴船。
日本海の厳しい海象に耐える耐航性能と乗り心地を実現するため、現地での海象調査や模型水槽試験を行い、最適な双胴船型、姿勢制御装置を開発している。
双胴がもたらす広い甲板を活用した客室、高い輸送能力、また新たに開発した自動姿勢制御装置によって縦揺れ、横揺れが抑制され、快適な乗り心地を実現しており、
離島の生活を支えるインフラとして、また観光振興や地域の活性化に貢献が期待される。」
とあります。
夏の終わりから秋にかけて
日本海は台風などの影響がなければ比較的穏やかです。
粟島は人口が300人ほどの小さな小さな島です。
美しい海
あたたかみのあるやさしさが満ち溢れています。
9月15日(日)~10月14日(土)まで特別割引運賃を導入するなどして
ひとりでも多くの人に島に来てもらえるように
努力もしています。
「シップ・オブ・ザ・イヤー2011」小型客船部門受賞!の
「awalineきらら」に
乗りに行きましょう。
そうそう
粟島は
リピーターさんの率がとっても高いことでも知られていたりするんですよ。
その理由は
みなさんが体験して
確かめていただければと思います。
コンセプト・メイキング
大切なんです。
こういう
目に見えるご褒美は
素直にありがたく
うれしいものです。
This is HASHIMOTO☆QUALITY