エキセントリックに地元を応援 | エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ

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オリンピックの卓球という競技を見ていて


違和感を感じた人は少なくないのではないでしょうか。


同時に


近い将来


野球やソフトボールと同様に


卓球も


正式種目から外されてしまうのではないかという予感すら覚えた人も少なくないと思います。


世界各国から集まってきているはずの


それぞれの国を代表するはずの選手たち。


厳しい国内予選を勝ち抜き


オリンピック標準記録を突破して


その国の予算で


その国を代表して集まってくる選手たちの


真剣勝負に感動するわけです。


卓球を見ていて感じる違和感は


お国は違えども


勝ち上がってきた


多くの出場選手が


もともと中国で生まれた人たち


だからなのです。


もちろん


現行のルールでは


違反ではないです。


国全体での競技人口も多く、歴史もあり、強化策も実施されている


しかし代表枠には限りがある


だったら国籍を変えて


オリンピックに出場できる可能性をさぐる。


このロジックには


ある意味一点の曇りもないです。


いっしょうけんめいや必死さ、執念というと言い過ぎかもしれませんが


これはこれですごいことかもしれません。


でもやっぱり


違和感があるわけです。


オリンピックの場合は


ナショナリズムという概念が出場者、観客のベースにあって


いわゆる自国を最優先に応援します。するはずです。


だから


選手が獲得するメダルも


国が獲得したと評価、カウントされています。


卓球に限ったことではないのかもしれませんが


この曖昧さというか


アンバランスな感じが気持ちよくないのです。


逆に、そういう意味で言うと


今回の卓球日本女子代表の活躍は特筆すべきでしょう。


人種がどうの国籍がどうの


そんなことを言っているのではなくて


オリンピックの本質


そういう部分と照らし合わせると


やっぱり違和感があるのです。



過去に高校球児だったこともあって


夏の甲子園はスペシャルだったりします。


さっき


この大会の決勝戦の組み合わせが決まりました。


全国4,071校から勝ち上がった二校です。


大阪府代表と青森県代表


いっしょうけんめいプレーをしている選手たちには直接関係ないのですが


ここにも


違和感がモゾモゾ、ドロドロと存在します。


今回の決勝戦は


事実上


大阪VS大阪


だというリアルです。


出身中学を見れば一目瞭然です。


いまに始まったことではないですが。


ぼくも地方の私立高校で野球をしていましたから


このような現実は把握しています。


実際、地元出身の選手がいわゆる外人部隊(県外出身者)の存在が影響して


レギュラーになれなかった姿も見ています。


少子化対策でスポーツにチカラを入れていっしょうけんめいブランディングしている努力については


決して否定はしません。


オリンピック同様


代表枠(野球で言えば9人)に入れず


実力を持ちながらそれを発揮する場所を与えられなかった選手が


選択肢の一つとして


越境する


というのも決められたルールに則っているのならアリでしょう。


でも


都道府県というセグメントで


応援するほうも「郷土愛」ビンビンで盛り上がってるのです。


もし


東北地方の高校のレギュラー選手(背番号1番から9番まで)のほとんどが


関西出身だったら


やっぱり


ヘンだと思うのです。


気候風土やインフラなど


南北に長い


日本という国に存在する


地方それぞれのハンディキャップや強みなどを


工夫して補い


良い部分は伸ばして


正々堂々と戦う。


そこに


高校野球の


キラキラとした


清々しさが


燦然と輝いていたはずです。


何度も言いますが


選手には


特に高校生の彼らには責任はないです。


大人の都合で


いつの間にか


たいせつにしていたはずの


趣旨から


少しずつ


少しずつ


逸脱してしまったことが


残念で仕方がないのです。




スポーツの純粋さ



その本質。





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