エキセントリックに目を開いていても | エキセントリックソリューションズ(株)          代表取締役社長のブログ

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「目に見えないコスト」


という表現を使ったところ


「それを具体的に教えて欲しい。」というリクエストがありました。


自分の知らないことを


ネットで検索するだけではなくて


実際に経験してきた人間に


素直に聞くという姿勢は


これからも


たいせつにしてくださいとメッセージを送りました。


その人にとって


「めんどくせえ。」ことから逃げずに、安易な道を選ばなかったご褒美みたいなものです。



企業のトップに立ちたい、起業したいと思っているのであれば


このコストマインドという


とても大事な事柄を常に意識していなければ


経営者というポジションにはたどり着けません。


企業の規模の大小などは関係のない部分といえます。


その道の専門家や分業という考え方もあります。


実際に会社という組織では


それぞれの役割分担があって


機能しているケースが多いです。


大企業と呼ばれる、あるレベル、規模の会社であれば


たとえば法務部、調査部、マーケティング部などを持つことで仕事を分担し、リスクを分散し


そして「目に見えないコスト」が重複して発生することを避けているのです。


モノやサービスを受け取ろうとした場合


実際にはそれらのモノやサービスの値段の他に


「目に見えないコスト」がinclude(含まれる)されています。


さて



実際に「目に見えないコスト」とは何を指すのでしょうか。


会社に勤めている人たちは


自分の日ごろの行動や


自分の組織の役割と目標


などをあらためて理解し、再認識すれば


答えが見えてくるはずです。


このプロセスで、もしつまずいてしまうようなことがあれば


仕事に対する向き合い方や


目標の立て方と内容


その目標を達成するためのアクションに対する理解度


などが低い


簡単に言うと


仕事をしていない


所属している会社や部署にマッチ、フィットしていない


証拠です。


組織のせいにするのは簡単です。


まず自らを省みなければなりません。


勉強不足なのかもしれないし


「めんどくせえ。」という言いわけ交じりの先送りというサボりかもしれません。



モノやサービスを探すコスト


モノやサービスに関する情報のコスト


値段を折り合う際の交渉コスト


モノやサービスの優位性を守るコスト


モノやサービスの提供に際して、それに見合うと正当な対価をいただくためのコスト


などが


「目に見えないコスト」です。


具体的に何がそれぞれに当てはまるのか


自分の周辺をもう一度見回して


検証してみたらわかりやすいと思います。


言うまでもありませんが


この他に目に見えるコストというものも存在します。


独立や起業を考える場合に


「自分一人だからコストもそれほどかからない。」


などというドンブリ勘定な認識で行動を起こして


上手くいかない人が山のようにいます。


「先行投資」とか「サンクコスト(埋没費用)」などというコトバだけが先走りしてしまっていて


なんだかそれを自分に都合よく解釈している失敗予備軍のような人がウヨウヨいます。


その上


インターネットの普及やソーシャル・ネットワークの登場が


様々なコストの一部を低減させる効果をもたらしているような錯覚を生み出しています。


たしかにある一部のコストは低減されました。


「目に見えないコスト」の面での個人の不利がかなり解消された部分もあります。


でも


生産性のあること


すなわち


利益を生み出さない場合には


すべてがロスです。


無駄ってことです。


こんな風に言うと


プロセスの評価を求めるようなことを言ってくる人がいます。


否定はしませんが


「それで、何をしたいの。引き続きどうしていきたいの?」という問いかけに


答えは返ってこなかったりします。



社会人が仕事の移動中に


携帯ゲームやSNSに躍起になっている姿を見ると


「もったいない。」と思います。


意味もなくネットを検索して


一瞬でシェアされる情報を


我先にと知ったかぶりをして焼き直しをするかのごとくプチ加工して


あたかも発信源にでもなったような自己満足で


一仕事終えた


みたいな生産性の無い


ロスを


もったいない


と思います。


今日今までの検索時間は何時間何分ですか。


会社は


そのような


「目に見えないコスト」も含めて


利益を上げることによって


存在するのです。


自分の時給は


幾らですか。


それを捻出するには


商品やサービスをどれだけお客様に認めていただき


どれくらいの対価をいただけなければならないのでしょうか。



目を開いていても


気持ちがどこかに行っていたり


焦点があっていなかったり


違うところを眺めていると


本質には


届かないのです。




目に見えないモノ


目に見えないコト



あいまいにしていてはいけないコト






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