【前回】「お母さんが、早めに対処すれば、まだ大丈夫ですよ!」の言葉に救われた。
こんにちは、仲村ゆりかです。
彼は、自分の経験値から、息子への関わり方や、心理状況を、彼なりに分析して説明してくれました。
同じような経験値があったとしても、全く同じようにはいかない。
それを踏まえた上で、想定されることを色々教えてくれました。
やはり、彼自身もまだ20代、息子の歳には近い。
私のような親世代の方の感覚より、思春期世代の感覚がよくわかるようで、とても参考になりました。
色々な苦悩の中で、私を特に悲しませ、心の葛藤を起こさせている(息子の)行動について、聞いてみました。
それは、毎回作る食事を、私の目の前で捨てる行為でした。
毎回、息子のご飯を作るのが苦痛でした。
捨てられるのが分かっている食事を作るほど、私にとって辛い作業はありませんでした。
「捨てるのなら、作らなくてもいいんじゃないか?」
「私が、作った物を捨てることで、息子は楽しんでいるじゃないか?」
「もしかして、私がなめられている?」
「毎回、こんな風に食事を作っているのは、息子を甘やかしている行為なのかな?」
「作るのがいけないかも・・・?」
いつも、食事の準備をする時間になると、頭の中ではこんな言葉でいっぱいになっていました。
怒りと悲しみが入り混じていました。
「食事を作らないと、勝手にしたらいいわ!と見捨てたように思われるかも・・・」
「もしかして今日は食べるかもしれない」
「食べたいと思った時に、用意していなかったら、またイライラするかもしれない」
そう思うと、食事を作らずにはいられませんでした。
私は、息子がいつでも自然に元の生活に戻れる雰囲気を作りたかったのだと思います。
気づいたら、一緒に食べてた~みたいな感じですね。(笑)
そんな私の問いに、彼はこう答えました。
「お母さん、食事を捨てられるのは辛いと思います。
でも、捨てられてもいいから、食事は作ってあげてください。
何でかというと、食事を作ってないと、本当に○○くんは自分が見捨てられたと思うからです。
お母さんが、作ってくれている事で息子さんは、まだ見捨てられているとは思っていないと思うんです。
本当に辛いのは、よ~く分かりますよ。
でも、そこはなんとか作り続けてあげて欲しいです。」
彼の言葉に「まだ、私は頑張らないといけないんだ~」と、悲しささえ覚えました。
納得しようと思いましたが、心の中で拒否していました。
その反面「食事を作らない事が、見捨てられたと思わせるかもしれない」という言葉には、強く納得している私もいました。
それは、私の気持ちの中にも、その不安があったからだと思います。
彼も、私の辛さを分かった上で、一生懸命アドバイスをくれていたのは分かりました。
でもあのとき、私の心の奥では、
「お母さん、そんなの作らなくてもいいですよ!
もう、大人なんだから、お腹が空けば勝手に何か食べますから、ほっておけばいいですよ。」
そんな言葉を期待していたように思います。
誰かが「作らなくてもいいよ!」と言ってくれたら・・・。
私の苦悩は減るし、毎日の葛藤も減ると思っていました。
自分では決められなくて、苦しかった。
「辛い思いをしてまで食事を作らなくてもいいよ!」と、背中を押してくれる人・言葉を探していたように思います。
私は、私が楽になる?楽にしてくれる言葉を、無意識に探していたのでしょう。
でも、私には選択肢はありませんでした。
「結果はどうであれ、やるしかない!」
それだけでした。
とにかく、食事は作ることに決めました。
次の朝、サンドウィッチを作って、テーブルの上に置いておきました。
捨てられるので、ちょっと少なめです。(笑)
息子は、学校に行くために、定時に起きてきます。
その日も、7時に起きてきました。
いつものように、食卓の方に歩いていきました。
いつもなら、皿を手にするのですが、その日は食卓の椅子に座りました。
「何をするのか?」
いつもと違う行動に、ドキッとしました。
見ていないふりしながら、息子の気配を感じていました。
なんと!サンドイッチを食べていたのです。
何が起こったのか?!
頭で理解するのに、時間が必要でした。
心の中では「ヤッタ~!」と叫びたい気分でしたが、懸命に気持ちを抑えました。
その日は、一人ニヤニヤしていました。
もしかして・・・このままいい方向に行けるのではないか?
私の期待は膨れていきました。
が、そんな訳にはいかないのが、子供の問題行動を解決する困難な所なのです。
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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