息子は、コンロで本を燃やしていました。~家庭内暴力編~ | 「自分も子どもも愛せるママになれる」新宿御苑前子育て相談室

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● 息子は、コンロで本を燃やしていました。~家庭内暴力編~

【前回】食事を作らないのは、息子が見捨てられたと感じる行為。

こんにちは、仲村ゆりかです。

娘の彼氏が来てくれたお蔭で、私の迷いが少しなくなりました。

食事は、捨てられても作る。

今が踏ん張り時!後で後悔はしたくない。

そう私は、決めました。

方向性が決まると、私もほんの少しだけ楽になった気がしました。

息子も、暫くは殺気だったオーラが薄れていたような感じを受けました。

息子は、朝は時々食べるようになりました。

夕飯は、台所に置いてあるおかずを、気が向くと立ち食いしていることもありました。

このまま状況が良くなるかもしれないという期待と、そんなに甘くないぞ!という警戒心で複雑な気持ちでしたね。

後日、後者の予感が当たりました。

息子の気持ちは、沈静化していませんでした。

壊すものが減ってきたという事もあり、大きな破壊行為が幾分おさまってきたのかな~とは感じました。

まだ、家具や窓ガラスを破壊する所まではしていませんでした。

でも、いつ何時、どう爆発するか分からない状態だったので、毎日緊張していました。

私の直観ですが、息子がガラスを割ったら、もう引き返せない状況になるような気がしていました。

ですから、今のうちにどうにかしないといけない!と、手立てを考えていたのですが、何もできないでいました。

そんなある日、犬の散歩に行っている間に息子は帰宅していました。

一瞬ビクッとしましたが、意外に穏やか・・・。

辺りを見回しても、別に変わりない。

私は、いつも何かするんじゃないか?、何かしたんじゃないか?と、ドキドキしていました。

その時は、何かしでかしている訳でなく、テレビを観ていただけのように見えました。

でも、次の日、荒れ果てたリビングに積まれた私の勉強の本、テキストを整理していた時、衝撃的なものを目にしました。

それは、何か?というと・・・。



燃やされた跡がある本でした。

ページの端が燃えて黒くなっていました。

燃やした本を、平然と元の位置に戻している行為が、陰険ないじめのようで、怖さを感じ、血の気が引きました。

それを見た時、ヤッパリ息子の怒りは治まっていなかったんだ!と確信に変わりました。

どうやら、台所のコンロで火をつけているようでした。



火をつけて、消して、元の位置に戻していました。

それは、私が留守の時にやっていました。

このままではマズイ!何とかしないと、火事にでもなったら大変なことになる。

私の頭の中では、最悪な景色が浮かび上がってきました。

私が恐怖を感じたのは、燃やす範囲が広くなっていく事でした。

最初は、ページの端の方だけでしたが、ページの範囲や枚数は増えていきました。

でも、息子にどう声をかけていいのか?、サッパリ分からず、そのことについて話すことができませんでした。

だた、息子の心の闇が奥深くなってきたことは分かりました。

あのときの息子は、善悪の判断が出来るのか?が、サッパリ分かりませんでした。

どんなタイミングでどうなるか分からないことが、一番怖かった。

燃やすものがエスカレートしないように、(私は息子がいる時は)外出しないようにしました。

監視するというより、私がいると抑止にはなっていました。

破壊行為が始まった時もそうでしたが、何かがプチッときれたら歯止めが利かなくなることを、私は知っています。

ですから、息子の行為がエスカレートする前に、手を打たなければいけないことも分かっていました。

でも、決め手がありませんでした。

火については、我が家だけでは済まない事なので、息子から目を離さないようにするしか手立てはありませんでした。

この先、息子は何をしようとしているのか?

自分の子供でありながら、もう私の想像の範囲を超えていました。

そして、私が本当にヤバイ状態だ!

人間ではなくなったかも?と思ったのは、可愛がっていたワンコの行動からでした。

続きは、次回です。


★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。

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