【前回】努力しても報われないことを悲観し続けた、日々。
こんにちは、仲村ゆりかです。
父親が倒れ入院したことで、私の心配ことが増え、心労も増していきました。
余震の続く中、家を留守にして実家に行く事はできませんでした。
何より、娘のことが気がかりでした。
あっちもこっちも心配ごとが増えるけれど、体は一つなので、何を優先すべきなのか?が分からなくなっていました。
娘の立場としては、親が優先すべきじゃないの?!
母親としては、子どもが最優先でしょ?!と、いつも頭の中で葛藤してました。
そして「一人であれもこれも出来ない!!!」と、イライラを子供達にぶつけていました。
でも、本当は助けてもらいたかった。
誰に?
主人にです。
父親の状況を知らせるために、主人には電話で伝えていました。
父親の事に関しては、音信不通にはしませんでしたね。(笑)
父親のことを話しているのですが、私の言葉が段々主人を責めるような言葉になっていくのは、自分でも気づいていました。
話ていると、(今までのこともあり)怒りのような気持ちが込み上げてくるのです。
もし「いつも気にかけているよ」メッセージをくれていたら、私の気持ちも落ち着いたのだと思います。
そのころ主人は、仕事上で立場的にも大変な時期で、電話に向こうの声は疲れていました。
「今、大変なんだ・・」というたびに、(娘の拒食症の時のこともあり)「また逃げるのか?!」と、強い怒りを感じることもありました。
でもその反面、主人に言ってもどうしよもないし、主人だって単身で頑張っているんだから、私が頑張るしかないな~と、思い直す私もいました。
こういうところにも、子供の時から身についた「いい子ちゃん体質」が現われるのです。
本当は憎しみや怒りでいっぱいだったのに、蓋をしようとしていました。
そんな中、長期休暇で主人が帰ってきました。
その時、何か私の中で違和感がありました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180813/23/kyosyokusyou-kokufuku/da/1e/j/o0400026614247125361.jpg?caw=800)
説明するのは難しい。
凄く何かが変わっていたとかではありません。
「女の勘!」ってやつです。(笑)
違和感を感じながらも、とりあえず子供の話しや父親のことを、顔を見て話せることは、一人で抱え込んでいた私の気持ちを軽くしたことは確かです。
やはり顔を見て話すって、大切ですね。
子供達も、父親がいるといつもとちょっと様子が違います。
私の気持ちの中では色々あるけれど、子供達には父親という存在は必要なんだな~と思いました。
でも、思春期の息子には、主人は自分から全く関わろうとしませんでした。
それに対する不満はありましたが、家族で外食したりして、なるべく子供達と主人が楽しい時間を共有できるように考えました。
そんなある晩、深夜にフッと目が覚めました。
「携帯・・・」
そんな声が聞こえたのです。(笑)
そして、自然に体が動き、主人の携帯のメールを開いていました。
あっ!私の名誉のために申し上げておきますが、私が主人の携帯を見たのは、初めてのことです。
色々な感情は主人にはありましたが、信用はしていたし、個人のものを許可なくみることに抵抗があったので、携帯を見るようなことは一度もしたことがありませんでした。
でも、何故かその時は、声に導かれるように、躊躇することなく携帯メールをみたのです。
このことは、今でも不思議な出来事です。
でも、今思えば私を助けるための「神の声」だったのかもしれません。(笑)
メールの内容に、私は愕然としました。
(詳細は、以前メルマガで配信しましたので、ここでは記載しません)
主人を信用していた分、私のショック、悲しみ、怒りは計り知れないものでした。
暗闇の中で携帯を見ながら、
家族を立て直すためにここまで頑張ってきたことはなんだったのか?
どうして、私だけがこんな目にあうのか?
私は、幸せになれないのか?
まるでジェットコースターで下に落ちているような感じで、血の気が引き、胸が苦しくなりました。
憎しみは、悲しみに変わっていきました。
でも、冷静な私もいました。
ここで、声を荒げて主人を問い詰めるより、私にとって、何をするのがいいのか?を考えました。
本音を言えば、怒鳴りまくりたかったですけど・・・。
怒鳴ったところで、主人は逆ギレして、また逃げるに決まっています。
感情的になったら、主人に負けるような気がしていました。
今思えば、私はいつも主人と戦っていたのかもしれません。
次の日、友達に相談して、今の状況、これからやる事を客観的に見つめ直しました。
そして、私はまた立ち上がったのです。
でも、夫婦で起きた問題は、子どもには言えず、逃げることもできず、新たな苦しみを抱えることになりました。
またどん底に落ちた私でしたが、何かが違う。
何が違うかというと、一人で這い上がるのではなく、子どもがサポートしてくれたという事です。
今振り返ると、この最悪の状況の中からも学ぶべきもの、気づかされることがたくさんありました。
なにより、この出来事により、子供達の精神的成長を実感できて、いい子になったな~と、とても嬉しかったことを思い出します。
続きは、次回です。
★息子の家庭内暴力に至るまでの家庭内環境&私の心の葛藤については、コチラをご覧ください。
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