そも“二刀流”とは?
かつて宮本武蔵が興した剣術云々、、、ではなく
ガラケーとスマホの“2台持ち”のことである。
■ガラケーとは
日本独自に進化した携帯電話である。スマートフォン登場以前の
従来の携帯電話のことである。
■スマホとは
ご存知の通りスマートフォンの略である。
iPhoneに代表されるが、電話機能を持った小型PCといえばいいだろうか。
現代における「ガラケーとスマホの2台持ち」=「新★二刀流」
の提唱・推奨がこの記事のテーマである。
<目次>
1.新★二刀流とは
2.新★二刀流のメリット
3.新★二刀流のデメリット
4.最後に
1.新★二刀流とは
ここで提唱する新★二刀流とは、
ガラケーと、格安SIMスマホの、2台持ち
である。
2.新★二刀流のメリット
まずは、メリットを挙げよう。
メリットは、以下の2点だ。
①料金が安い
②仕事・プライベートへの影響が少ない
①料金が安い
三大キャリアのスマホ料金は、安くても1か月7~8千円である。
使う人なら、1か月1万円にもなるだろう。
一方、新★二刀流では、安いと1か月3~4千円となる。
具体的な計算は、以下の通りだ。
ガラケーの月額料金(※1) : 2,500円+α
格安SIMスマホの月額料金(※2) : 約1,000円
⇒ 新★二刀流の月額料金 : 約3,500円+α
※1.docomoのカケホーダイプランが基準。
※2.格安SIMスマホは、データ通信(2GB)+SMS付+電話機能なし契約
での参考額。
現在のスマホの月額料金に比べれば、実に半分の値段になる。
家計的には非常にありがたい。
②仕事・プライベートへの影響が少ない
まず、三大キャリア(docomo、au、softbank)のメールアドレスは、
引き続きガラケーで使えるので、メールに関する仕事への影響がない。
ご存知の通り、スマホを三大キャリアから格安SIMへ乗り換える際の大きな変更点は、
三大キャリアのメールアドレスが使用できなくなることである。
もちろん、格安SIMとなってもGmail等のフリーアドレスが使用できるので
メールを行う上での影響は少ない。
しかしながら、意外と仕事においては、会社内や顧客先等でガラケー現役の方も多く、
フリーアドレスのメールが受け取れない、という人もいる。
そのため、フリーアドレスへ変更すると、仕事に影響する恐れがあるのだ。
こういった理由から格安SIMへの乗り換えを躊躇する社会人は多いと考える。
私自身も、同様の理由で、格安SIMへの乗り換えを以前断念した経験がある。
この点、新★二刀流は、ガラケーを使用するので、メールアドレスに関する
影響は少ない。
ついでにいえば、「フリーアドレスに変更することに伴う連絡先変更の連絡」など
という手間もない、というわけである。
次に、スマホのデータ面の話だが、切り替え前のスマホに
格安SIMカードを差して使うならば、スマホ自体が変わるわけではないので、
データの消失等がなく影響は皆無である。
新★二刀流を手にしたあなたは、
電話・メール・ショートメッセージはガラケーで、
LINEやfacebookはスマホで
今まで通り使うことができるのだ。
3.新★二刀流のデメリット
ここまで、メリットの話をしたが、もちろん、デメリットも存在する。
デメリットは、以下の4点だ。
①スマホのアフターサービスの質低下
②メールデータの消失
③アドレス帳等一部データ移送
⓸2台持ち続ける苦痛(?)
①スマホのアフターサービスの質低下
これもまた、スマホを三大キャリアから格安SIMに乗り換える際の変更点の一つだが、
三大キャリアで享受していた充実したアフターサービスは消失し、
格安SIM提供会社の(三大キャリアに比べれば)低めのアフターサービスへ
変更することを余儀なくされる。
この点は、格安SIM乗り換えの欠点として
以前より議論されていることである。
詳しくは、比較サイトや提供会社各社のホームページを参考にされたい。
②メールデータの消失
これは、私の使っているdocomoのケースではあるが
スマホで受け取っていたメールデータは、
ガラケー(FOMA携帯)に替えるタイミングで、消失する。
これは、メールを扱うシステムが、
スマホ :spモード
FOMA:iモード
の違いから起こることだそうだ。
docomoの店員に聞いたところ、移送等は無理だそうだ。
他のキャリアでも同様のことが起こりうる。
詳しくは、各キャリアのショップ店員に相談することをオススメする。
※私はガラケー変更前には、だいぶショップ店員に相談した。
ウザいと思われていたかもしれない(´・ω・`)
③アドレス帳等一部データの移送
これもまた、やっておかないといけないことかな、と。
私はGmailのアドレス帳に記録していたので、
そこから、ガラケーにアドレス帳を移送する必要があった。
人によっては、他にもあるかもしれない。
実際にするとなれば、赤外線通信やらPC通してのUSB通信等で
簡単にできると思う。
でもでも、手間にはなるので、デメリットとして挙げておいた。
⓸2台持ち続ける苦痛
私自身も二刀流への転換時に熟考したことなのだが、
2台持つってめんどくさい!!!
という点の解消である。
いままで1台もっていればいいものを、2台管理するようになるから、
人によってはめんどくさいと感じるかもしれない。
私は、結局、ガラケーの役割の定義と、持ち歩き方の工夫をすることで
現在苦痛なく、2台持ちのメリットを享受している。
4.最後に
メリット・デメリットを挙げたが、どうだろうか。
とくに社会人にとっては、
スマホは手放せない、
キャリアメールも手放せない、
でも高い、
という三重苦を解消する一手になるか、と考えている。
ぜひぜひ新★二刀流に挑戦してみてはいかがだろうか!