『東京オリンピックへの妄執に取り憑かれた連中が、国民に早く忘れて欲しいこと』をもとに、年表を作ってみた。
1944年(昭和19年)、インパール作戦。
1945年(昭和20年)、終戦。
1964年(昭和39年)、20世紀の東京五輪。
1972年(昭和47年)、札幌冬季五輪。
1988年(昭和63年)、ソウル(Seoul)五輪。名古屋も開催地として立候補していた。昭和最後の五輪。これから2018年(平成30年)の平昌(PyeongChang)五輪までの30年間、10年ごとに東アジアで五輪が開催された。
1998年(平成10年)、長野五輪。日の丸飛行隊が活躍。
〔1 老人たちの妄執・東京オリンピック~「コンパクトな復興五輪」というお題目〕
1999年(平成11年)、石原慎太郎、東京都知事に就任。
2000年(平成12年)、シドニー五輪。
2002年(平成14年)、ソルトレークシティー冬季五輪。日韓ワールドカップ。
2004年(平成16年)、アテネ五輪。
2006年(平成18年)、トリノ五輪。荒川静香が金メダル獲得。
2006年(平成18年)3月8日、東京都議会で正式に2016年五輪に立候補することが決定される。
2007年(平成19年)、東京マラソン開始。
2008年(平成20年)、北京(Beijing)夏季五輪。大阪も開催地として立候補していたが敗れていた。
2008年(平成20年)、2016年(平成28年)の五輪開催地は東京、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの4都市に絞られる。
2009年(平成21年)、シカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリードの順でIOC評価委員会(委員長ナワル・エル・ムータワキル)による現地視察の考査が行われた。石原氏は環境問題を前面に出したが評価委員は「我々は国連ではない」と困惑。評価委員が日本で東京五輪招致に反対していた団体と対面(開催地選定)。反対団体は「五輪の理念には賛同するが石原都知事が問題」と言ったらしい。
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〔麻生首相、IOC評価委員に対し「迎賓館は日露戦争直後建設」、まったく問題なし〕
日本側はIOCの委員会の人たちに対し国賓並みのもてなし(接待)【五輪】〕
2009年(平成21年)10月2日、コペンハーゲンでIOC大会、2016年五輪はブラジル・リオデジャネイロに決定。東京敗れる。
2009年10月11日、広島市と長崎市が広島・長崎オリンピック構想を表明したが、同年12月に国際オリンピック委員会(IOC)により却下(2020年東京オリンピック構想 - Wikipedia)。
2010年(平成22年)、バンクーバー(Vancouver)冬季五輪。
2011年(平成23年)3月11日~12日、東日本大震災、新潟・長野県境地震。
2011年(平成23年)、女子蹴球W杯で「なでしこジャパン」が活躍。2011年(平成23年)7月、石原都知事が2020年(令和2年)五輪への再立候補を表明。
東京五輪の位置づけが「復興五輪」となる。
2012年(平成24年)
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〔猪瀬直樹/inosenaokiさん (@inosenaoki) / Twitter〕
誤解する人がいるので言う。2020東京五輪は神宮の国立競技場を改築するがほとんど40年前の五輪施設をそのまま使うので世界一カネのかからない五輪なのです。
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2012年(平成24年)10月、石原慎太郎、4期目の任期途中で東京都知事を辞職し国政に復帰。副知事・猪瀬直樹氏が後任。
2013年(平成25年)1月7日、国際オリンピック委員会(IOC)に提出された立候補ファイルによると、競技会場は総数37。東京圏にある33会場のうち28会場を、東京湾岸の晴海の選手村から半径8km以内に集約する「コンパクト」な会場配置にするとした。メインスタジアムの工費1300億円など4554億円の総工費で開催するとした(東京オリンピックへの妄執に取り憑かれた連中が、国民に早く忘れて欲しいこと)。
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〔オリンピックと原発(海外の風刺画)〕〔2013年09月16日 | 日記〕
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〔2 猪瀬元知事のライバル候補侮辱発言~物議を醸したメインスタジアムのデザイン〕
2013年4月27日、NYタイムズで「猪瀬元知事のライバル候補侮辱発言」報道。30日に猪瀬氏謝罪。
2013年9月7日、東京五輪のメインスタジアムのデザインが、インド系イギリス人の設計家、ザハ・ハティド(Zaha Hadid)氏のデザインに決まる。
〔3 世界を欺いた「アンダーコントロール」発言~竹田恆和JOC会長(当時)の疑惑〕
2013年9月8日、ブエノスアイレスでIOC総会、ジャック・ロゲ会長が2020年の五輪の開催地を東京にすると発表。安倍首相の「アンダーコントロール(制御下にある)」発言。
2013年12月19日、猪瀬直樹都知事辞任。
2014年(平成26年)、ソチ(Sochi、Сочи)冬季五輪。
2015年(平成27年)7月17日、当時の安倍首相はメインスタジアムの白紙撤回を決定。その後、隈研吾設計のものとなり、建設された。このため、元々の計画ではメインスタジアムは2019年(令和元年)のラグビーワールドカップ東京大会で使われる計画であったが、使用を断念(東京オリンピックへの妄執に取り憑かれた連中が、国民に早く忘れて欲しいこと)。
〔4 後を引きいまだ未解決の「疑惑」~真っ赤な嘘だった「カネのかからない五輪」〕
〔5 エンブレムのデザイン騒動も忘れてはいけない~ドタバタ続きのあとに起きた「コロナ禍」〕
2015年7月24日~9月1日、「五輪のエンブレムデザイン盗用問題」。
2016年5月11日、「ガーディアン」紙が「日本側から国際陸連関係者に約130万ユーロ(約1億6千万円)を支払った疑いがある」と報じた。
2016年(平成28年)6月15日、舛添要一都知事辞任。
2016年、小池百合子氏が都知事選で当選。「一兆、二兆、三兆と。お豆腐屋さんじゃないんです」と五輪予算に対し批判。
2016年(平成28年)、リオ五輪。南米初、平成最後の夏季五輪。閉会式の次期開催地PRのセレモニーに安倍首相と小池都知事が参加。この五輪を最後に福原愛と吉田沙保里が引退。
2018年(平成30年)1月26日、東京都:五輪関連8100億円計上 大幅増加、計2兆円超 | 毎日新聞
2018年(平成30年)、平昌(PyeongChang)冬季五輪。平成最後の五輪。
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2019年(平成31年)3月、竹田恆和氏がIOC委員とJOC会長を辞任。
2019年(令和元年)9月末~10月、ドーハで世界陸上女子マラソン。日中は40度を超える酷暑を避けるために深夜0時スタートで行なったにも関わらず4割の選手が棄権。2020年東京五輪のマラソンは札幌での開催が検討される(のちに五輪そのものが延期)。
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〔東京五輪、マラソンと競歩は札幌で開催、決定、「合意無き決定」〕
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2020年(令和2年)12月、野村萬斎氏らの当初の演出チームは解散し、CMクリエイターの佐々木宏が開閉会式の演出の統括役となっていた。
〔6 森喜朗の女性蔑視発言に開会式の愚かな演出案~五輪への妄執ですべてを間違えた日本のコロナ対策〕
2021年(令和3年)2月3日、東京五輪組織委委員会の森喜朗会長(当時)が女性蔑視発言。2月11日に森氏は退任。
2021年3月18日、佐々木宏辞任。
2021年3月26日、森喜朗が高齢の女性に対し「女性というにはあまりにもお年」などと相変わらずの問題発言。
2021年3月20日、日本は東京五輪における海外観客の受け入れを中止を決定。直接的な観光業などへの打撃は2~3000億円ほどになると指摘されている(東京オリンピックへの妄執に取り憑かれた連中が、国民に早く忘れて欲しいこと)。
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2021年(令和3年)4月5日、北朝鮮の「朝鮮体育」が東京五輪不参加を表明。
〔北朝鮮、東京五輪に不参加 「コロナから選手を保護」:朝日新聞デジタル〕
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〔佐藤治彦@新刊「急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術」(亜紀書房)1200円+税さん (@SatoHaruhiko) / Twitter〕
また、長大な原稿を書いてしまいました。僕はオリンピックでのアスリートを見るのは大好きですが、これらのことはきちんと残しておくべきだと思うのです。
〔東京オリンピックへの妄執に取り憑かれた連中が、国民に早く忘れて欲しいこと | ハーバー・ビジネス・オンライン (hbol.jp)〕
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〔令和3年4月〕
関連語句
〔【東京オリンピックへの妄執】のAmeba(アメーバブログ)検索結果 | Ameba検索〕
〔東京オリンピックへの妄執〕〔東京オリンピック 妄執〕(twitter)
〔世界一カネのかからない五輪なのです〕(twitter)
〔コンパクト 復興五輪〕(twitter)
参照