1972年(昭和47年)
『ドカベン』連載開始。
山田太郎が中2、鷹丘中学に轉校。
岩鬼の葉っぱが木枯し紋次郎の楊枝から来ていることがわかる。
 
1973年(昭和43年)
山田太郎が中3。
映画館で『網走番外地』と『最後の特攻隊』同時上映。
劇中の山田、岩鬼らの台詞から当時の巨人の監督は川上、長嶋と王と堀内と森が現役だったとわかる。
岩鬼と夏子が観戦したプロ野球の試合では、巨人の監督は川上で、背番号3の長嶋、背番号1の王貞治もいた。
『野球狂の詩』では阪急が江川をドラフトで指名し拒否された。東京メッツは唐部と丘を指名。
 
1974年(昭和49年)
山田太郎が明訓高校に入学。山田太郎16歳、岩鬼正美15歳、土井垣将18歳。
『ドカベン プロ野球編』ではこの年の7月11日、土井垣将が誕生。
山田高1夏の甲子園は第56回大会。劇中では、この時、江川卓が法政大所属(この年入学)。
『野球狂の詩』では長島太郎、火浦健、王島大介、唐部、丘、富樫平八郎、日下部了がプロ野球一軍デビュー。
富樫が東京メッツに入った時、唐部と丘がいた。劇中では富樫はメッツ二軍で4年凄し、日下部は早稲田で活躍し、メッツで再会したが、実際はこれは1973年秋のドラフトから1974年春の開幕までの時期の話である。
阪神の監督が金田 正泰だったのはこの年まで。
巨人の長嶋茂雄はこの年、現役引退。引退直前に藤村甲子園と対決(『男どアホウ甲子園』)。
 
1975年(昭和50年)
前年に高校に入った世代は、この年に高2になったはずだが、明訓四天王は作中では相変わらず高1。
山田が里中に言った台詞で、当時、野村克也がプロ22年目を迎えていたことがわかる。
阪神の監督は吉田義男。
 
1976年(昭和51年)
『ドカベン』アニメ化。
この年、『ドカベン プロ野球編』の山田太郎誕生。
本編では山田は高1。まず秋の神奈川大会。里中がキャプテン。微笑三太郎と土門剛介登場。
神奈川大会で優勝。徳川監督辞任。土井垣監督就任。優勝旗盗難事件。
関東大会に進む。
 
1977年(昭和52年)
山田の明訓入学から3年経過したが、山田世代はまだ高1。
この年の4月1日、『プロ野球編』の岩鬼正美誕生。
高1秋関東大会。山田記憶喪失→記憶を取り戻す。
1978年放送のアニメでは、クリーン・ハイスクールのフォアマンは王貞治の756号本塁打に対抗して来日したらしい。
関東大会後、ドラフトで日ハム(大沢監督)が土井垣を、南海が犬飼小次郎監督を指名。
岩鬼はまだ1年生だったのに、岩鬼が「下級生」と呼ぶ部員が複数いた。
年が明けて、明訓は春のセンバツに出場。
甲子園で山田が打撃練習。田淵と掛布が見学。両者が阪神に在籍していた時期なので、甲子園を訪れていたのだろう。
1977年(昭和52年)~1978年(昭和53年)
山田が高1から高2に進級した時の春のセンバツ大会。
江川学院の中二美夫(あたるふみお)が山田を5打席連続敬遠。
この時期、江川卓は、1977年のドラフトでクラウンライター・ライオンズからの指名を拒否して渡米、翌1978年、ドラフト前の「空白の一日」に例の江川事件が起きた。
1978年(昭和53年)
山田高2春センバツ終盤。
アニメでは眼鏡打法で打った岩鬼がベースを回る際に「夢想花」を歌った(1979年3月7日放送、第125話「スーパースター男岩鬼! 一球入魂」)。
殿馬が打ったボールを犬神が捕ったが身体ごとラッキーゾーンに落ちて本塁打、明訓勝利。
この年、横浜球場が完成。
大洋ホエールズが川崎から横浜に移って横浜大洋ホエールズになった。
田淵幸一が阪神から西武に、野村克也が南海から西武に移籍。
例の江川事件があった年。
 
1979年(昭和54年)
山田にとって高2春のセンバツ後、新1年生として渚と高代が入部。
山田高2夏の予選。
殿馬と小林真司が乗った飛行機がハイジャックされ、アニメでは成田空港に着陸。成田空港も横浜球場と同じく、1978年に完成。
夏の甲子園、明訓とブルートレイン学園が関東同士で初戦から対決。当時の甲子園でこれが可能だったか疑問。
明訓が弁慶高校に敗れる。土井垣が日ハムに、犬飼小次郎が南海に入団。王天上が現役。
土井垣は19歳、尊敬する人の一人が野村克也で当時西武所属。
『プロ野球編』の山田太郎は3歳。『プロ編』の明訓が弁慶高校に敗れたのは1993年夏。
1979年(昭和54年)~1980年(昭和55年)
太平監督就任。北、石毛、仲根、今川がレギュラーから去り、上下、香車、蛸田がレギュラー入り。
山田高2秋、白新高校戦の時、夏子がニセ大学生(実は高校生)と付き合い、岩鬼が失恋。夏子とニセ大学生はインベーダーゲームのある喫茶店に入っていた。なお、ニセ大学生の招待を暴いたのは南海権左。夏子は指文字で岩鬼に別れを告げたが、岩鬼は愛の告白と勘違いして本塁打。
『プロ野球編』で夏子は別の男と結婚したようだが、のちに別れ、岩鬼と再婚した模様。
 
原ゆうや@11.5~10中洲トレインさんのツイート
『ドカベン』の凄い所は40年近く前に既に真夏の炎天下の試合でメンバーほぼ全員が熱中症で倒れ棄権するチーム(高校)を描いてる所だ。 しかもそのチームの監督は「水はひかえろ」と誤った指示を出していて、勝者の南海権佐(※野球初心者)が日傘を差しながら悠然と「正解」を語るという皮肉も効いている

19:21 - 2018年7月22日

 

原ゆうや@11.5~10中洲トレインさんのツイート

返信先: さん

返信ありがとうございます。 そうなんですよ… 「どんな相手にも手抜きをせず全力で戦うのが礼儀」という風習が生んだ悲劇でもありますね、これは… 僕も弱小野球部にいたので、クジ運悪く強豪校にぶつかった時、30点取られて、逆にそっちのが「いじめ」で「失礼」なんじゃないかと思いました(苦笑)

 

吉良高校の話。

更新日: 2018年07月25日 

道楽生活さん

16:55 - 2019年(令和元年)10月26日

 

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ドカベン(ものがたりの歴史III)

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