行雲流水的くっぞこ -254ページ目

ロマン・カチャーノフ「チェブラーシカ」

 

 ロシアのアニメ作家ロマン・カチャーノフ監督の「チェブラーシカ」です。児童文学をコマ撮りアニメ化した作品です。これは子供向けなので、迷ったんですが、いい作品なので。

 1969、1971、1974、1983年に制作された、20分程度の作品を4本収録しています。

 子供向けと言えど、孤独感や物悲しさがありながら、じんわりと暖かくなる作品です。キャラクターはかわいらしいけど、決して明るく楽しいだけの作品ではありません。非常に好きな作品です。

カレル・ゼーマン

 チェコスロバキアのアニメ作家、カレル・ゼーマン監督です。(1910~1989)

 私が初めて彼のアニメを見たのは5、6年前。レンタルビデオ屋で、「彗星に乗って」というのを、何となくピンと来て借りたのですが、これが良くて。実写と絵と写真アニメの融合で非常に面白いものでした。この監督の他の作品を捜して、他のレンタルビデオ屋を回ったり、注文してみたりしましたが他は見つかりませんでした。

 しばらくして、このDVDが出ている事を知って買ったのですが、いいです。「水玉の幻想」「盗まれた飛行船」の2編が収められています。「水玉の幻想」はガラス細工の人形を使ったコマ撮りアニメです。1948年に作られたのに、カラーフィルムを使用していて、非常に美しいです。短編です(10分)。「盗まれた飛行船」はジュール・ベルヌの小説を脚色した作品です。これも、実写と絵と写真の切り絵アニメ(名称これでいいのか分かりませんが)の融合で非常に面白いです。「水玉の幻想」は一見の価値があります。

 実は、彼のアニメ8枚組みDVD・BOXっていうのが出てるんですが、値段がなぁ。結局、そのうち買いそうな気がします。絶対、後悔しそうな気がしますので(今後出るかどうかも分からないですし)。

村田朋泰氏

 前回書いたコマ撮りアニメですが、CGへ代替出来る物は、そちらへ移行していますが、手法としてのコマ撮りアニメはまだ作り続けられています。

 写真のDVDは、村田朋泰氏の「朱の路」です。数年前、たまたま、何気なくレコード屋のDVDコーナーを見ていて(どれを買うと言うことなく)、何気なく買ったんですが、何も情報なく、コマ撮りアニメかなぁ、くらいの感じでした。これが良くて、しみじみしみじみ、郷愁を誘う映像というか。ストーリーは、あってないような感じですが、短いですし、13分。

 翌日、急いで同じレコード屋へ行って、隣に並んでいた、同監督の「睡蓮の人」を買って。それも、良くて。これも短い(16分)ですし、同じ感想なんですが、しみじみします。

 1年ほど経って(2004年)、「白の路」という新作、そして、その年の内に「俺の路」という新作がでています。

 光の使い方が素晴らしいです。短い作品なので気軽に見れるのではないでしょうか。

キングコング



 コマ撮りアニメ、好きなんです。正式名称これでいいのかな?人形アニメ?どちらでもいいですが。


 で、「キングコング」なんですが、テーマ ”アニメ”にしていますが、当然1933年公開の1作目です。コマ撮りアニメ、分からない人は、何年か前、欽ちゃん(萩本欽一氏)が吹き替えやってた「ウォレス&グルミット」みたいなものです。ものが動く不思議、です。今の子供だったら、CGがあるので全然驚かないかもしれないなぁ。私は、CG好きではないです。CGは面白いですが、どんなすごい映像でも、「どうせ、CGだろう」と思ってしまって。映画を見ても、「これ、どうやって撮ってるんだろう?」と思う事がなくなりました。


 子供の頃、当然のように怪獣映画が好きで、ゴジラだ、ガメラだ、大魔神だと好きでした。子供と言えども、本で「怪獣の中には人が入っている」という情報は仕入れていて、そんな感じで見ていました。でも、「キングコング」は外国映画でしたし、字幕だし、一風変わった印象でした。何よりぬいぐるみではなく、恐竜やキングコングが奇妙な動きをしていて、どうやって動いてるのだろう?本物なのか?と思っていました。


 仕組みが分かったのは、「ドラえもん」だったか、少しずつ人形を動かして、カメラで1コマ撮って、また少し動かして1コマ撮って、…という作業を繰り返して、映写すると、人形や物が動いているように見える、と。そういえばパラパラ漫画も同じ原理だな、と納得して。


 ストーリーは、有名なので、あえて書く必要がないかもしれませんが…
 南の島に、売れない女優をつれて、キングコングの映像を撮りに行く。女優を気に入ったコングは女優を連れ去る。取り戻しに行き、逆にコングを生け捕りにする。一行は、ニューヨークに帰って、キングコングを見世物にするが、コングは鎖を引きちぎって暴れる。コングは、南の島で気に入った女優を片手に、エンパイアステートビルによじ登る。という話です。


 そして、このDVDなんですが。淀川長冶総監修「世界クラシック名画100撰集」というシリーズの1巻で、淀川長冶氏の存命中に出ていたDVDです。「淀川長冶オリジナル解説映像付き」と書いてある通り、映画の冒頭に淀川氏が「キングコング」の解説をしています。んん~。まさに、日曜夜9時を彷彿とさせます。個人的には、映画の最後に「さよなら、さよなら、さよなら」と言っている映像が入っていれば、最高だったんですが。(1933年、アメリカ映画)


人間椅子(江戸川乱歩氏に非ず)

 人間椅子です。

 江戸川乱歩氏の小説のタイトルではありません。その小説が名前の由来ですが、青森出身のロックバンドです。13枚アルバム出していますが、上の写真は、とりあえず今日聞いていたアルバムと、部屋にあったポスターです。


 イカ天出身として有名ですが(イカ天=「イカすバンド天国」15年くらい前、深夜に放送していた音楽バラエティ番組、勝ち抜きアマチュアバンド合戦)、イカ天出身のミュージシャンと言えば、フライングキッズ、たま、池田貴族、ミッシェルガンエレファンツ、カブキロックス、ビギン、… 売れた人だけ挙げても、これだけいますが、その中でも、現在でも活動を続けている、数少ないミュージシャンです。

 

 人間椅子がメジャーデビューして、デビューシングル曲「人間失格」を初めて聞いて、これシングル曲なの?って。しかし、その当時、CDプレイヤー自体を持っていなかったので、持ってなかったんですよね。

 その頃は、バンドブーム、イカ天ブームで、オールナイトニッポンに人間椅子の番組(番組内コーナー ?)があったり、たまにテレビに出たりしていました(今では中々見ないですけどね)。


 その当時、ベースの鈴木氏は、「ゲゲゲの鬼太郎」のネズミ男の扮装で演奏しており、人間椅子と言えば、ネズミ男、と言う人が多いですね。今は、鈴木氏はステージでネズミ男の扮装していません。アルバムのジャケットで着ている格好をしています。


 音は、簡単に言うと、70年代ブリティッシュ・ハードロックと”青森”を混ぜた音です。津軽弁の曲「どだればち」では、歌詞カードに、標準語の対訳(笑)が付いてました。


 数年経って、初めて買った人間椅子のCDは、4thアルバムでしたが、一聴して又好きになりました。過去のアルバムを、さかのぼって買って、聞いていました。その後、メジャー契約を切られたり、ベースの鈴木氏がダミアン浜田氏(聖飢魔Ⅱの元リーダー、世を忍ぶ仮の職業は数学教師)のソロアルバムで演奏していたり(驚)。

 人間椅子は、去年(2004年)も新作を出して、全国ツアーしていました。しかし、全国ツアー=東名阪ツアーですので(笑)、私の地元福岡には来てないです、ここ何年か。


 J-POPでは、私の中では筋肉少女帯と人間椅子が2本柱です。(日本のプログレッシブロックは入れていません。)