行雲流水的くっぞこ -241ページ目

boris「boris at last -feedbacker-」

 前回に続きborisなんですが。

 boris「boris at last -feedbacker-」(2003年)です。

 前回のは大文字のBORIS、今回のは、小文字のboris。彼らの中では、ロックをやるのが大文字の方、フリーなモノをやるのが小文字の方、と一応分けているらしいです。

 これ、音の方は、簡単に言うと、グルグルの「UFO」をスロー再生したみたいな音、うーん、フリップ&イーノのイーノ抜きみたいな。でも、メロディが湿っぽいんです。日本のフォークみたいな。

 一応CD上、トラックは5つに分かれていますが、組曲みたいになってて、44分弱で1曲です。

 イマジネイティヴな音。

BORIS「HEAVY ROCKS」

 ここ数年良く聴いたアルバムです。

 BORIS「HEAVY ROCKS」(2002年)です。

 ジャケットだけ見ると、コンラッド・シュニッツラーか?とも思ってしまいますが。

 音は、へヴィーなハード・ロック。’70年代ブリティッシュな感じ。

 しかも、へヴィーなのに思い切りキャッチーでポップです。非常に聞き易いです。グルグルの2nd「HINTEN」とかに近いかな。

 個人的には、人間椅子から幾分歌謡曲の要素を抜いた感じ、でしょうか。BORISも歌謡曲の要素も多いんですけどね。

江戸川乱歩「三角館の恐怖」

 ミステリー小説は好きなのですが、トリックが分かっても、そのトリックを理解できなかったミステリー、というのがあります。


 私が小学生の頃ですが、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズにはまり、それが長じてミステリー好きになる、という黄金パターンを私も踏襲していました。ポプラ社という出版社から出ていた、江戸川乱歩のジュブナイルミステリーのシリーズを繰り返し読んでいました。

 そのシリーズに「三角館の恐怖」(昭和26年)という小説があります。アメリカのロージャー・スカーレットの「エンジェル家の殺人」を翻案したものです。翻案とは小説の粗筋だけを使って、それ以外は創作したものです。

 当時はこの小説のメイントリックが理解できなかったんです(笑)


 簡単な粗筋を話しますと…、

 子供がいない金持ちのところに、養子として双子がひきとられます。その養父の遺言が「双子の兄弟のうち、長生きした方に全財産を譲る」というものでした。若いうちは気にならなかったこの遺言が、二人とも年をとってくると、だんだん気になってくる訳です。だんだんエスカレートして、とうとう屋敷を壁で対角線に二等分して、御互い行き来を絶ってしまいます。これが、この屋敷三角館の由来で。

 弟は若いうちから健康に気をつけていましたが、兄は気にせずに暮らしてきたので、年を取ってから健康を害します。そこで兄は、弟にあの遺言を破棄して、財産を二等分しようと持ちかけます。そこで、事件が起こります。


 詳しくは書きませんが、柄が無い短剣が背中に刺さって殺されてしまうんですけどね。
 当時小学4-5年の私は、刃物の仕組みを知らなかったので、”柄が無い短剣”という状態が理解できなかったんです。

 それから、三年ほど経った中学生のとき、テレビで刀鍛冶の番組を見ていたときの事。刀鍛冶が日本刀を分解していました。

 「へぇ、刀ってこんなふうにして、柄を外すんだなぁあれっ?」

 ここで、「三角館の恐怖」のトリックが全部理解できたんです。

 理解するのに、三年かかったんですね(笑)。

 

「三角館の恐怖」は文庫本で読めますので、読んでない人は簡単に手に入りますので。どうぞ。



 昭和36年~38年にかけて、生前最後(昭和39年没)の全集が出ましたが、乱歩さんは、手塚治虫さんと同じく、新しく全集が出るとその時勢に合わせて現代風に書き直します。この時も大分いじりました。

 有名なところでは、長いからという理由で「目羅博士の不思議な犯罪」というタイトルを「目羅博士」に縮めたり、「盲獣」という小説では、変態っぽいからという理由で鎌倉ハム大安売りという章を丸々削ったり、ですね。

 これ以後出版された、乱歩さんの小説は、この全集と同じバージョンで出ています。ただ、春陽堂書店の春陽文庫の全集では、この前述の全集以前に出版されていたものなので、「目羅~」も元のタイトルのままですし、「盲獣」も鎌倉~の章はそのままです。

読み比べてみるのも、面白いんじゃないでしょうか。

免許更新

 免許の更新に行ってきました。

 ゴールドでしたので、更新は5年ぶりです。ただ、5年前は別な所で更新したので、この地元の試験場に来たのは、その前の8年前でした。

 大体場所は分かっていたので、カーラジオで、地元ラジオ局の、おすぎさんの番組でも聴きながら、試験場にも10分前くらいに着く感じで、楽勝!な気分で。

 そこで、確実に近くまで来たんですが、曲がるところを間違えたらしく、どこまで行っても試験場がないんですね。

 間違ったので、Uターンしようと、空き地に車を入れると、後ろからも一台、軽自動車が、同じく空き地に入ってきました。その車も試験場への道が分からず、後ろを付いて来たとの事。「まだ手前ですよ」なんて言って、引き返しました。

 そこでも、また道を間違えたか、同じところに戻ってきてしまいました。時間を見ると、迷ってもう20分経っています。そこで、何気なく左に曲がると、試験場は、すぐそこにありました。なんてことは無い、試験場の周りをくるくる2周回っているだけでした(爆)。

 駐車違反を1回やってたので、ゴールドじゃなかったんですが、今回も有効期間は5年でした。

 前の引越しは、夜中にやっていました。家の横に車を停めて、家の中で荷造りをしていたら、そのまま力尽きて、30分くらい寝てしまったんですね。ハッと飛び起きて、外へ出ると、もう、駐車違反の切符が切ってありました。罰金壱万五千円(高)。

 警察で、30分寝ただけなんですけどねぇ、と、ぼやいても、どうにもならなかったんですけどね(泣)

水木しげる/森下登喜彦「妖怪幻想」

 変なCDです。

 水木しげる/森下登喜彦「妖怪幻想」(1979年)です。このCDは、LPで出ていたものの再発です。

 森下さんと水木さんのコラボレーション。妖怪をシンセサイザーで表現する、というものです。

 シンセを使って、自然を描写した、ドイツのミュージシャン(アシュラテンペル、エドガー・フローゼ等)がいますけど、このレコードは、まさにそれ。初期のポポルヴー(ドイツのミュージシャン)の「ファラオの庭で」とか、「アッフェンシュトゥンデ」が、オリエンタルな世界や、ドイツの森の中をシンセで表現したとすれば、このレコードは、それの日本版。日本の自然・妖怪を表現していると言えます。

 まぁ、妖怪の音楽ですから、そんな肩肘張ったものじゃないんですけどね。御気楽な。

 好きなんですよ、これも。


 曲名を羅列すると、

1.河童(かっぱ)

2.一反木綿(いったんもめん)

3.座敷童(ざしきわらし)

4.ぬらりひょん

5.震震(ぶるぶる)

6.狸囃子(たぬきばやし)

7.砂かけ婆

8.小豆洗い

9.子泣き爺

10.べとべとさん


ブックレットには、水木さんの妖怪のイラストと、妖怪の説明も載っていて。