水木しげる/森下登喜彦「妖怪幻想」 | 行雲流水的くっぞこ

水木しげる/森下登喜彦「妖怪幻想」

 変なCDです。

 水木しげる/森下登喜彦「妖怪幻想」(1979年)です。このCDは、LPで出ていたものの再発です。

 森下さんと水木さんのコラボレーション。妖怪をシンセサイザーで表現する、というものです。

 シンセを使って、自然を描写した、ドイツのミュージシャン(アシュラテンペル、エドガー・フローゼ等)がいますけど、このレコードは、まさにそれ。初期のポポルヴー(ドイツのミュージシャン)の「ファラオの庭で」とか、「アッフェンシュトゥンデ」が、オリエンタルな世界や、ドイツの森の中をシンセで表現したとすれば、このレコードは、それの日本版。日本の自然・妖怪を表現していると言えます。

 まぁ、妖怪の音楽ですから、そんな肩肘張ったものじゃないんですけどね。御気楽な。

 好きなんですよ、これも。


 曲名を羅列すると、

1.河童(かっぱ)

2.一反木綿(いったんもめん)

3.座敷童(ざしきわらし)

4.ぬらりひょん

5.震震(ぶるぶる)

6.狸囃子(たぬきばやし)

7.砂かけ婆

8.小豆洗い

9.子泣き爺

10.べとべとさん


ブックレットには、水木さんの妖怪のイラストと、妖怪の説明も載っていて。