先ほど病院の救急専門の待合室で
携帯から記事をアップしました。
救急車で母と一緒に病院まで行き、
母はそのままERへと運ばれ、
私は待合室で全く状況がわからないまま
約４時間ただひたすら待ってました。
約４時間後、医者がやってきて
状況を説明してくれました。
大腸がんが肺に転移しており、
そのせいで肺に水がたまっていたとのことでした。
尋常じゃないくらいの水のたまり方で
肺に全くスペースがなかったため
呼吸が出来なかったらしいです。
「相当苦しかったと思いますよ。
よくここまで我慢してましたね」
と言われました。
本人も私も呼吸が苦しいのは
心臓のせいだとばかり思っていたので
（現に心臓も相当悪いです）
肺にたまった水のせいだとは
全く思いつきもしませんでした。
今日は緊急手術をして、
１リットル以上の水を吸いだしたとのこと。
さらに続けて明日、明後日と
水を出すそうです。
「今は普通に呼吸が出来るようになって
楽になったと思います。
２日後にはさらに楽になりますよ。」
と言ってもらえました。
命には別条がないということで
このまま永遠の別れには
ならずにすみました。
数日入院すれば家に戻れるようです。
このまま２度と家には戻れないだろうと
覚悟していたので
心の底からほっとしました。
ただ、肺の水を今回吸い出したとしても
悪いところが治るわけではないので、
またそのうち同じことが起こるだろうとのことです。
心臓が悪いのも
癌が進行しているのも
治すことは出来ないです。
その都度応急処置をする以外の
手立てはないと思います。
ここのところ重い話ばかりで
私のブログを読んでくださっている方には
申し訳ないんですが、
もう少しお付き合いください。
実は母が癌にかかって以来、
介護に関するブログを読み漁るようになりました。
高齢の親御さんを看取るまでの話のほかにも
配偶者や兄弟姉妹、
さらにお子さんを亡くされた方
のブログもずいぶん読みました。
一番の理由は
どのような心情だったか
どうやって乗り越えたのか
を知りたかったからです。
親を看取るというのは
通常なら誰もが通る道です。
避けては通れないことなのはわかっていても
その日が来るのが怖くてたまらないのです。
父が亡くなって以来、この１０年
母と電話で話さなかった日は一日もありません。
一日欠かさず１０年毎日電話をしました。
最後の日まで絶対に続けようと思う反面、
電話で話すことがかなわなくなる日が来たら
私はどうなるんだろう。
母を励ますつもりの電話ですが、
私も生きがいになっていたと思います。
その日にあったことを毎日伝える相手を失ったら
この先何を支えに生きていけばいいんだろう。
もう仕事に行く気力もなくなり、
鬱になっちゃうんじゃないか
夜も眠れなくなって
毎日ただ泣き暮らすんじゃないだろうか
想像しただけで胸が苦しいです。
いい歳をして
こんな子供のような思考回路の人間って
どこか異常なんじゃなかろうか。
そんなことをぐるぐる考えてるわけなんです。
友達にも家族にも言えないから
ブログに心情を綴る
ってことありますよね？
そういう方のブログに
大分救われた気がします。
私とは比べ物にならないくらい
辛い思いをされた方でも
時が経つにつれて
悲しみは癒されていくんだな
と勇気づけられました。
今一人で実家にいます。
誰もいない実家で一晩過ごすのは
生まれて初めてのことです。
今回のことは
お別れの日に向けての
心の準備をする
きっかけになったと思います。
今回は色々と大変な旅でしたが
神様がくれたチャンスだったと思います。
何事もなく、普通に過ごしていたら
現実から目を背けてしまって
深く考えることも出来なかったと思うから。
こんな話にお付き合いいただき、感謝します。
また楽しいブログに戻りますので、
これからもよろしくお願いします。