1・2次共通財務・会計~目次~


くろやぎです。

最近、専門外の経済学について色々と書いていましたが、
ちょっとした息抜きに専門であるドラゴンクエスト…じゃなく、
財務・会計について書いてみます。

知人に教えて欲しいとのリクエストを頂いたので、ちょうど良い
と言えばちょうど良いのですが。

てことで、一次、二次の両方で問われる論点で、理解が難しい
投資の経済性計算について、主にNPVを求める手順を通じて
解説していこうと思います。


■投資の経済性計算をする前に1

投資の是非について意思決定をする際に、幾つかの前提となる
約束事があります。

・事業投資(設備投資とか)に投下した資本と、それにより
創出されたキャッシュのみの大小で、投資可否を判断する。
資金の調達コストは考慮しない。

・判定する事業は赤字が見込まれても、企業全体としては黒字
として計算する。つまり、どこかの期で赤字が生じても税額
はゼロとしないこと。

といったところ。

他にも覚えておいたほうが良いことはありますが、問題文中で
示唆されることなので割愛。断じて手抜きでは無い♪(´ε` )


■投資の経済性計算をする前に2

投資の経済性計算を行う上での前提となる知識を列挙します。
まずはこちらを固めましょう。

・お金の時間的価値
→現在価値への割引、複利現価係数、年金現価係数

・固定資産にかかる知識
→減価償却費の算出、特定時点での帳簿価額の算出、固定
資産売却損益の算出

・キャッシュフローにかかる知識
→フリーキャッシュフロー、資金費用と非資金費用

・投資の基礎知識
→機会費用

まあぶっちゃけ、上記の個別論点をしっかり理解していれば、
回収期間法もNPVもIRRも説明いらないかもww


次回は具体的な解法について。ちょっと無機質かな?大丈夫?