「日本も備えを」 インドネシアの津波で「海底地滑り痕」~噴火のあと火山の高さが3分の1に | Just One of Those Things

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インドネシアで火山活動に伴う津波~専門家「日本でも発生の可能性ある」」、「インドネシア津波 ~支援物資届かぬ地区も~「火山津波」の脅威とは?」、「《インドネシア津波》ブイの故障~「最大限の支援行う」~発生72時間 捜索難航」、「インドネシア津波 山体崩壊で発生か~依然活発な火山活動 監視を強化」、「気象庁 火山活動に伴う津波 直ちに警報発表は困難~インドネシア津波 津波警報基準を引き下げへ」、「インドネシアの津波引き起こした火山 警戒レベル引き上げ~日本赤十字社から500万円の援助」、「インドネシア津波「瞬間的破壊力強い」 日本の専門家が調査~周辺 過去にも津波発生」より。
 

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「日本も備えを」 インドネシアの津波で「海底地滑り痕」
2018年12月30日 6時16分 NHK

ことしインドネシアの各地で発生した津波のうち、9月にスラウェシ島を襲った津波について専門家が調査した結果、津波を引き起こしたとみられる複数の地滑りの痕が初めて確認されました。専門家は「日本でも海底地滑りによる津波への備えを考えなければならない」と指摘しています。
 
ことし9月、インドネシアのスラウェシ島中部で発生した地震では、津波や大規模な液状化などが起き、これまでに確認された犠牲者は2000人を超えています。
 
この地震では震源が陸地だったにもかかわらず津波が発生したことから、早稲田大学の柴山知也教授のグループは、原因を突き止めるため、ソナーと呼ばれる音波を使った装置を使って海底の地形を詳しく調べました。
 
その結果、海底で地滑りが起きた痕跡が湾に沿って合わせて12か所で見つかり、中には幅2キロ、高さ1キロほど崩れているところもあったということです。
 
海底地滑りが津波の原因の1つだとする指摘はこれまでにもありましたが、柴山教授によりますと、実際の痕跡が確認されたのは初めてだということです。
 
柴山教授は「地震が引き起こす津波への対策は日本でも進められてきたが、海底地滑りや火山の噴火による津波への備えも考えていく必要がある」と話しています。
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桜島の噴火による津波の対策が姶良市では行われていますが、到達時間が4分に対し、避難開始から避難場所まで5分~10分かかったということで、間に合わないことがわかっています。事前にということもできますが、いつ起こるかわからないので、難儀ですね・・・。
 
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津波原因の噴火で標高3分の1に インドネシアの火山
共同通信社 2018/12/30 10:19

 【ジャカルタ共同】インドネシアのスンダ海峡で起きた津波で、火山地質災害対策局は29日、原因となった噴火を起こした火山「アナック・クラカタウ山」の標高が、噴火前の338メートルから110メートルに下がっていることを確認したと発表した。
 
 国家災害対策庁は29日、死者が少なくとも431人、行方不明者が15人に上ったと明らかにした。避難者は約4万7千人でけが人は7200人。住宅1500棟以上が被害を受けた。
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ちょっと調べてみるだけでもすごい量でした。驚くほど、激しく動いていますね。
 
追加のご供養、祈願済みです。
 
NHKではきれいにまとめられて報道されていました。
 
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インドネシア津波 噴火のあと火山の高さが3分の1に
2018年12月30日 14時15分 NHK

インドネシアのスンダ海峡で、今月22日に発生した津波について、火山の噴火によって大量の土砂が海に流れ込んだのが原因だという見方が強まる中、インドネシアの地質当局は、この火山が一連の噴火のあと3分の1の高さになったという観測結果を明らかにしました。
 
今月22日、インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間で発生した津波では、これまでに431人の死亡が確認され、15人が行方不明になっています。
この津波をめぐっては、スンダ海峡にある火山、アナック・クラカタウが噴火して大量の土砂が海に流れ込んだのが原因だという見方が出ていて、日本の国土地理院も衛星のデータを解析し、山が大規模に崩れる「山体崩壊」が起きた可能性を指摘していました。
 
火山を監視しているインドネシアの地質当局が、このほどアナック・クラカタウを詳しく観測したところ、噴火前は338メートルあった高さが、一連の噴火の後は110メートルと3分の1になったことが分かり、山が大規模に崩れたという見方を裏付ける結果となりました。
 
アナック・クラカタウでは、今も活発な火山活動が続いていて、インドネシア政府が津波の被害を受けた地域の住民に海岸に近づかないように呼びかけるなど、新たな津波に対する警戒が続いています。
 
■支援物資の輸送は難航
 
インドネシアの防災当局によりますと、津波で大きな被害を受けたジャワ島西部の沿岸部を中心に、現在も4万6000人余りが避難生活を送っているということです。
 
被災地では道路が寸断され陸路で支援物資を運び込むのが難しい地域もあり、今も多くの避難所で食料や飲料水、毛布などが不足しています。
 
政府はこうした地域に物資を届けるため重機を使って道路の復旧を急いでいるほか、海軍の艦船を使った物資の輸送も始めていて、被災地の港では兵士が船から食料や毛布などをおろす姿が見られました。
 
しかし、被災地では悪天候が続き海も荒れていることから、物資の輸送は難航しているということで、被災者は不安の中で年の瀬を迎えています。
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どうか、一秒でも早く、悪天候がおさまりますように・・・。

 

 

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