2018年12月26日のNHKニュースの「シブ5時」で取り上げられたものです。
錆の中には、錆びない錆があり、錆びない錆を用いた塗料を使うと、錆びないので、インフラの老朽化を防ぐ塗料として紹介されました。
「シブ5時」の特集の場合、NHKニュースWebに上がってきません。
内容は・・・。
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2018/12/26 17:43 NHK総合 【ニュース シブ5時】
インフラ老朽化防ぐ・塗料・どん底からの逆転物語
https://jcc.jp/news/14253831/
インフラ老朽化防ぐ・塗料・どん底からの逆転物語
https://jcc.jp/news/14253831/
山下正人の妻は中学、高校の同級生、山下正人の当時の印象はちょっと変わっていた、先入観にとらわれないと話す。
京都で生まれ、道端や河原の石を集めるのが大好きでちょっと変わった子どもだった。
石への興味は鉄への興味に変わり、大学院では金属の結晶の美しさに魅せられた。
卒業後、金属を扱う大手鉄鋼メーカーに就職、憧れたのは自動車の材料を研究する花形部署。
しかし上司から錆びの研究をするように言われる。
当時は錆びることはそれほど問題になっていなかった。
心底落ち込んだ。
さびの研究を命じられたのは一人だけ、上司の命令でさびの研究を行っていたある日、さびの結晶の写真を見て美しいことに気付いた。
世界中の文献を読みあさったが、さびを止める方法は見つからず。
研究開始から4年、会社の屋上に上がった。
ふと目を落としたその時、目にしたのは錆びた鉄板、錆び方が何かと違うことに気付いた。
30年前に研究した人が諦めて放置していた鉄板だった。
研究室に泊りがけで鉄を守るさびを調査、さびの結晶構造を突き止めた。
中国の産油国など世界からも注目されている。
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どこの自治体かは、もう数日前なので思えていませんが、既に一部の自治体では使用されています。関西電力さんの火力発電のプラントにも使用されているそうです。
海外からも声がかかっているとのこと・・・。
問題は、錆の防止はできるけれども、既に錆で劣化が進んでいるところはそれ以上錆びないようにするだけの効果しか得られないということで、錆で劣化が激しいところは難しいそうです。
現在、インフラの劣化が問題視されていますが、間に合いますでしょうか・・・。
今後は修復できる塗料を目指すと言われていました。実現出来たら凄いですね。
※本日上げないといけない分を取り上げてからネイチャーを取り上げます・・・。