《インドネシア津波》ブイの故障~「最大限の支援行う」~発生72時間 捜索難航 | Just One of Those Things

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科学オタクの主婦が危機感から一人でこねまくっております、危機管理シリーズ。データ編です。
 
引き続き、この度、被害に遇われた皆様にお悔やみ申し上げます。被災された皆様、お見舞い申し上げます。
 

インドネシアで火山活動に伴う津波~専門家「日本でも発生の可能性ある」」、「インドネシア津波 ~支援物資届かぬ地区も~「火山津波」の脅威とは?」より。
 
古い記事順に・・・。
 

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インドネシア津波 警戒システム不十分の指摘 強化を検討へ
2018年12月25日 6時10分 NHK

これまでに373人の死亡が確認されているインドネシアのスンダ海峡で発生した津波で、インドネシア国内では、津波を感知して早期に知らせる警戒システムが不十分だったのではないかと指摘する声が高まっていて、政府もシステムの強化を図る考えを示しています。
 
今月22日、インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間のスンダ海峡で発生した津波では、防災当局のまとめで、これまでに373人が死亡し、128人の行方がわからなくなっているほか、1459人がけがをしたことが確認されています。
 
今回の津波について気象当局は、スンダ海峡にある火山が噴火したことで海底の地滑りが起きて津波が発生したという見解を示しています。
 
津波を知らせる警報は出されておらず、地元メディアなどからは、津波の早期警戒システムが不十分だったのではないかと指摘する声が高まっています。
 
これについて防災当局の報道官は、現在は地震によって引き起こされる津波の警戒システムしかないため、火山活動や地滑りによる津波を感知するシステムも新たに整備する必要があるとの考えを示しました。
 
また、既存のシステムについても、海事省の幹部が津波を感知するブイに故障があり機能していなかったと認めたうえで、維持や管理がしやすい装置に見直すことを明らかにしました。
 
さらにジョコ大統領も気象当局に指示を出し、津波の早期警戒システムの強化を図る考えを示しています。
 
■クリスマスイブのミサで犠牲者に祈り
 
津波の被害を受けたインドネシアのジャワ島西部バンテン州にある教会では、24日夜、クリスマスイブのミサが行われ、津波の犠牲者に対して祈りがささげられました。
 
ミサには数百人が参列し、聖歌を歌ったり両手をあわせて祈ったりする人の姿が見られ、津波で被災した人たちのための募金も行われていました。教会の代表は、「沿岸部に住んでいた人々を悲劇が襲ったことで、ことしのクリスマスは幸せとともに深い悲しみに包まれている」と話していました。
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ブイに故障があっての、警報が鳴らなかったことで、大きな被害を出したようです。津波の早期警戒システムの見直しや強化がうまくいくことを心から祈っています。
 
日本の対応は、韓国のレーダー攻撃の一件で、対応が遅れましたでしょうか?
 
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インドネシア津波「最大限の支援行う」安倍首相
2018年12月25日 19時01分 NHK

インドネシアで津波による多くの犠牲者が出ていることを受け、安倍総理大臣は25日、ジョコ大統領に電話で弔意を示したうえで、緊急援助物資の供与など最大限の支援を行う考えを伝えました。
 
インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間のスンダ海峡で津波が発生し、400人を超える犠牲者が出ていることを受けて、安倍総理大臣は25日夕方、ジョコ大統領と電話で会談しました。
 
この中で、安倍総理大臣は「多くの尊い命が失われ、甚大な被害が出ていることに大変心を痛めている。亡くなられた方々に心からの弔意を表するとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げる」と述べました。
 
そのうえで「緊急援助物資の供与をはじめ、必要となる最大限の支援を行う用意がある。日本は常にインドネシアとともにある」と述べました。
 
これに対し、ジョコ大統領は「日本からの温かいことばに感謝したい」と謝意を示したうえで「人命救助と住民の避難に集中して対策を進めているところだ」と述べました。
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タイムリミットが昨日で超えましたが、現地では重機がほとんどない状態の救出です。

 

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インドネシア津波 死者429人に 発生72時間 捜索難航
2018年12月25日 23時59分 NHK

インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間の海峡で発生した津波による死者は、さらに増えて429人となりました。生存率が急激に下がると言われる災害の発生から72時間がたちましたが、現地では、断続的に雨が降る悪天候が続いていて、行方不明者の捜索や支援物資の輸送にも支障が出ています。
 
インドネシアのジャワ島とスマトラ島の間のスンダ海峡で、今月22日の夜、津波が発生し、防災当局によりますとこれまでにジャワ島とスマトラ島で合わせて429人が死亡、154人の行方がわからなくなっています。
 
また1485人がけがをしたほか、食料などの支援を必要としている被災者は1万6000人を超えているということです。
 
現地では、生存率が急激に下がると言われる災害の発生から72時間がたちましたが、重機だけでなくがれきや土砂の中から行方不明者を見つけ出す救助犬や特殊なカメラも投入するなどして、懸命な捜索活動が行われています。
 
しかし、25日は断続的に雨が降る悪天候となっていて、行方不明者の捜索活動のほか、船舶を使った支援物資や医薬品の輸送にも支障が出ているということです。
 
一方、救難当局によりますと、当初の想定よりも広い範囲で津波による被害が確認されているということで、犠牲者の数はさらに増えるおそれがあると話しています。
 
行方が分からない人の捜索などを指揮しているインドネシアの救難当局のトップは地元のテレビ局のインタビューに悪天候が捜索の妨げとなっていると述べました。
 
被災地は車では行けない地域もあり捜索隊は船やヘリコプターも使って捜索を試みようとしています。
 
しかし現地は雨が降り続き波の高い状態も続いていることからまだ、たどり着けていない被災地が残されているということです。
 
しかし救難当局のトップは「まだ見つかっていない人たちを見つけ出したい」と述べ、捜索に全力を尽くすと強調しています。
 
■職場を流された被災者「どんな支援でも受けたい」
 
ジャワ島西部のスンダ海峡に面した地域は海沿いのリゾート地でホテルなどの宿泊施設の多くが甚大な被害を受けました。
 
地元の住民はこうした宿泊施設で働いていた人も多く、何とか津波から逃れた人も職場を失って今後の生活の再建に不安を募らせています。
 
このうちパンデグラン県チャリタにある海沿いの宿泊施設で、住み込みで働いていたハサナさん(42)は津波が発生したときも宿泊施設の敷地内にある自宅にいたということです。
 
当時の様子についてハサナさんは「水が家の中に流れ込んできて津波に流されたが、なんとか木に捕まって生き延びることができた。木がなければ死んでいたと思う」と涙を流しながら話していました。
 
その後、ハサナさんは救助されましたが全身を強く打っていて今も歩くことができません。また同居していた両親は足の骨を折るなどして病院で手当てを受けていて、いまは娘などと海岸から2キロほど離れた丘の上にある親戚の家に避難しています。
 
ハサナさんが働いていた宿泊施設は津波で全壊し、オーナーとも連絡が取れず、今後の雇用について相談することもできないといいます。
 
ハサナさんは「私はすべてを失いました。もう若くないので新しく仕事を見つけるのは難しいです。支援が受けられるのならどんな支援でも受けたいと思っています」と話し、今後の生活の再建に不安を募らせていました。
 
また、ハサナさんが身を寄せている親戚の家の周辺には、ほかにも家を失った人たちが避難してきていて、畑の上などに簡易のテントを張って体を休めています。
 
現地は雨季でときおり強い雨が降り、政府の物資も届かず、避難者たちはボランティアからの支援に頼って何とか日々をしのいでいる様子でした。
 
■避難所は物資不足 子どもたちが体調不良訴え
 
多くの人たちが身を寄せている各地の避難所では、支援物資や医薬品が不足していて、被災者たちの健康状態の悪化が懸念されています。
 
なかでも多くの子どもたちが熱や頭痛など体調不良を訴えているにもかかわらず、医薬品や清潔な水が足りていないということです。
 
また、現地では雨が続き、夜は気温も低下するなか、毛布やマットといった寝具も足りておらず、地面で寝ざるをえない人もいるということです。
 
軍や警察、地元政府などが連携して対応を急いでいるものの、道路が壊れていて陸上での輸送ができない地域もあるということで、防災当局の報道官は、船も投入して、必要な物資を届けていきたいと話しています。
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増えた分、ご供養は完了です。
 
命が助かっただけでも本当に良かったです。後は医療品や支援物資ですね。陸がダメなら、ヘリやドローンで空からという手もあるかと・・・。

 

長くなったので、新しい記事を次に立て替えます。

 

 

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