実家を「仕事部屋」としてもう長いこと使わせてもらっている。
さぁて、そろそろ弁当でも食べるかな……と思ったそのとき。
長年こちら愛用。2代目弁当箱。
「ピンポーン」
3階で暮らすアニ(兄)の部屋のインターホンが、なぜか2階の私の部屋にも鳴る設定で。
けっこううるさい。宅配とか、甥っ子の友人とか、夕方になるとピンポンラッシュ。
だから最近では“無視”という技を習得した私です……笑
でもこの日は様子が違った。
ピンポンがやたらしつこいのだ。
しかも、私の部屋のベルまで鳴っている……。
なんなのよ、と思ってモニターを見たら、救急隊員!!

これ、そのときの画像ね(再生機能があり、本日巻き戻して撮影しました……笑)。
え、なに?なんで?
アタマ真っ白よ。
「国井アニさんの妹さんですか」
はい、そうですけど。
「国井アニさんが……」
え、心臓? 脳みそ? 大丈夫お兄さん!?
どうやらアニにアナフィラキシー症状が出て、近所の病院まで自力で行ったけど、そこで対応できず、救急車を呼んだそう。
あぁ、そういえばさっきサイレン止まったなと思ったら……まさかアニが乗っていたとは!
というわけで、人生4度目の救急車体験です。
・ジブンのケガで1回(スノーボードで左ひじ脱臼)
・父の危篤で1回
・母の背骨骨折で1回
・そして今回、アニのアナフィラキシー
……実家の家族たち、全員私が付き添っている。これも、実家大好きで、在宅仕事をしてる旅エッセイストの定め……。
ちなみに両親の最期に立ち会ったのも、全部私よ。
(アニはその場にいなかった)
ハイ、完全に弁当食べ損ねましたw
とにかくお義理姉さんに知らせなければと動画を回した。
アニは倒れながらもずっとしゃべっている。
医者から「少し黙りましょう」と、怒られたそうだw
100kg越えの巨漢。
救急隊員の皆さん、ごめんなさいね……。
あの、私、本当に、おなか減ったんですけど。しかも#オートファジーダイエット で朝から何も食べていないというオマケつき!
アニは、救急隊到着時、酸素濃度が50%まで下がったかなり危険な状態だったらしいけど、処置のおかげで呼吸や酸素は安定。
でも、肌の赤みが引かず、入院になるようだった。
ほんと、脳とか心臓とかじゃなくてよかった。
太ってると、何が起こるかわからないよね……。
デブは万病の元よ……。
入院手続きやらなんやら私がしまして。
やっとお義理姉さんとも連絡が取れて。
その合間に……、
くそー、余計なカロリー摂取&出費する羽目になったじゃないかーw
やっとこ部屋の用意ができ、病室に運ばれる巨漢……。
そういえば私が救急病棟と入院手続きで院内をウロウロしていたとき、おそらくアニを担当していた女医さんたちが、エレベーター待ちながら話をしていたんだよね。
耳ダンボw
「さっきの患者だけど、何が原因だと思う?」
「食べ物といっても、いいもんたくさん食べてそうだから、特定難しいだろうねー」
wwwwww
巨漢の妹が、まさかこんなスリムだと思わず(ジブンで言うw)、女医さんたち、いろんな話していたよねー。
おっしゃる通り、週に高級鮨、何度も食べているアニですよー。
この入院の後、毎週のように血液検査結果を聞きに行ったアニ。特定できないのよ。食べ物ではなさそう(よかったねw)。昨日は、スギ花粉の反応が半端ないと言われてすごすご帰ってきたし(既知なことを再度言われてもねぇ……w)。
本人いわく、上咽頭炎の薬を飲んだ30分以内にキラキラと目のなかに星が飛び、手がどんどんむくんできたと(はたから見ても太ってるのかむくんでるのかわからないけどw 本人いわくw)。
だからそのクスリじゃないのかなーと。
それは大学病院では検査できないから、町の皮膚科で再度検査してと言われたそう……。
とにかく、旅先とか、つい最近まで2年間滞在していたタイじゃなくてよかったねー。
怖いよねー、アナフィラキシー。
他人事じゃない。
そして、その症状が出たらアナフィラキシーを疑え。
私もよい勉強になりました。今後の人生、あと何度誰かの付き添いで救急車、乗るのかなー笑
おまけ。
「オレのリュックにスマホの充電器ないかな?」とアニ。アナフィラキシー症状で目のなかに星を飛ばしながら、命からがらリュックだけは背負って近所の病院に行ったそうだ。
荷物をまさぐると、
なぜか大根の葉っぱがリュックから出てきたのでしたwww
最高だよね、お兄さん!
そして昨日は、救急病院に付き添ったお礼として、新宿で鮨をごちそうになったのでした。その話はまた今度笑