熱中症対策には水分だけでなく、
「塩分とミネラル」が大事よ!
なぜかというと、大量の汗と一緒に、体の機能を維持するための大切な塩分とミネラルも
体の外に出ていってしまうからです。
ちなみに、水だけ飲んでいてもあまり水分補給にはならないんですよ。
人間の体の70%以上は水(体液)でできています。
その体液は「0.9%の塩水」でできています。
なので、水だけで飲んでも尿として体外に排出されてしまうので、
できれば塩分と一緒に水分補給するのと体に吸収されやすくなります。
0.9%濃度の塩分を含んだ飲み物といえば、「経口補水液」。
前回私が紹介した手作りスポーツドリンクは、体の体液と同じ0.9%の塩分で作るので、
体にすみやかに吸収されるのです。
→→【熱中症対策に「手作りスポーツドリンク(経口補水液)」の作り方】
あと、ちょうど良い塩加減で作った「味噌汁」も水分補給には最適です。
自分の舌が「ちょうど良い塩加減」と感じる塩分が0.9%の塩分濃度なんですって。
それの塩梅になっているのが味噌汁。
しかも味噌汁ならミネラルや乳酸菌やタンパク質も一度に摂れます!
夏場は冷や汁のように、味噌汁を冷やして飲むと飲みやすいですよ♪
『なないろ栄養おだし』で作る冷たい味噌汁、美味しいですよ〜〜♪
毎日美味しくミネラル補給&熱中症対策ができます!
→→もりくみこ監修 だしパック 無添加国産 丈夫な体を作る『なないろ栄養おだし』
料理は、どんなものでも塩けが薄すぎても濃すぎてもダメ。
塩分が薄すぎれば体が冷えますし、濃すぎれば血管に良くない。
つまり、舌が「美味しい」と思う濃さが体が欲している塩分濃度ということになりますね。
人間の本能ってすばらしい。
なので私はいつも減塩よりも「適塩」を心がけています!
水分補給に一番向いていないのが、利尿作用のある飲み物。
アイスコーヒーやアイスティーや緑茶やビールなどですね。
アルコールやカフェインには利尿作用があるので、摂ったぶんだけ尿として体から出て行ってしまいます。
お酒をたくさん飲んだ後に、頭痛や二日酔いになるのは、体が脱水症状になるから。
なので、お酒を飲む時は同じ量の水分を摂るか、枝豆やきゅうりやトマトなどのミネラル補給になる食べ物と一緒に
楽しむと二日酔いしなくなりますよ。
そして、もし二日酔いしてしまったら、翌朝、ちょうど良い塩分の味噌汁やイオン飲料(経口補水液)などを飲むと
体が楽になります。
トマトジュースや温泉水99なども二日酔いにはいいですよ〜。
(アルカリイオン水はアルコールで酸性に傾いた体を還元してくれるから。
飲みすぎた翌日や運動で疲れた時に飲むと、体がすっと楽になります。)
さて、もうひとつ、夏の水分&塩分補給にぴったりな食べ物を紹介します!
それが、「水キムチ」。
夏にとっても美味しく食べられる韓国の伝統的な発酵食品です。
キムチといっても唐辛子を使うわけではないので、辛くはありません。
通常のキムチのように何ヶ月も熟成させるわけでもありません。
漬け汁に野菜を入れて1日発酵させるだけなので、
ぬか漬けを仕込むよりず~~っと簡単です!
水キムチの素晴らしいところは、乳酸菌・ビタミン・ミネラルの溶け出したつけ汁ごといただけること。
ちょうど良い塩分と一緒にミネラル補給と水分補給の両方ができるので、まさに夏向きの漬物。
暑さで胃腸機能が低下している体に水キムチは、
美味しいだけでなく、夏バテ防止にもぴったりですよ。
本場の韓国では野菜と一緒に梨やスイカなども入れて、爽やかな汁ごと食べます。
(カリウムたっぷりの梨やスイカも熱中症対策の水分補給にはぴったりだよ♪)
ご飯に水キムチを汁ごとかけて「冷や汁」のようにして食べたりもします。
冷麺のスープや冷や汁は加熱しなくてもいただけるので整腸作用抜群の乳酸ドリンクだよね!
さらに、残った漬け汁は「醤油・酢・鶏の茹で汁・ごま油」などを足して、ラーメンや冷麺のスープにするのが定番。
最高の乳酸菌飲料です!
私は、水キムチ作りに使うお水も「温泉水99」を使っています。
体への浸透力が抜群だし、なによりすんごく美味しい水なので、これで水キムチや酵素ドリンクを作ると、
体がすんごく喜びます♪
温泉水99は世界トップレベルのアルカリイオン濃度なので、
疲れやストレス、アルコールの飲み過ぎや砂糖の摂りすぎなどで酸性に傾いた体を還元する力が高いです。
つまり、体のサビとりをしてくれるお水。
わが家の超〜お気に入りのミネラルウォーターです。
わが家の子供たちはスポーツドリンクより麦茶より美味しいと言って飲んでくれます(笑)
いや、それくらう美味しいの!
温泉水99は、スーパーで買うよりネットで買うのが一番安いですよ。
(夏は重い荷物を持たなくて済むというのもありがたい。)
水キムチ・ザワークラウト・ぬか漬け・たくあん・キムチ・味噌・生醤油などの植物性発酵食品には、
食物酵素が豊富に含まれているので、タンパク質の消化・分解を助けてくれる働きがあります。
焼肉と一緒にキムチを食べると、お肉の消化を促してくれますし、
ドイツではキャベツを乳酸発酵させた「ザワークラウト」が肉料理に必ず添えられてきます。
→→【材料2つ。発酵食品、ザワークラウト(乳酸キャベツ)の作り方。】
刺身にはタンパク質の分解を促してくれる醤油が必ず添えられます。
(ちなみにワサビは生魚の殺菌の役目です。)
そして、生野菜から食物酵素を摂る習慣のない日本では、必ず漬物と味噌汁はセットですよね。
韓国に美肌の女性が多いのは、
サムギョプサルやコムタンやサムゲタンなど、
肌の材料になるタンパク質・脂質をしっかり摂ることと、
キムチやマッコリや水キムチなどの発酵食品をたっぷり食べることに関係があるのかも???
水キムチは米ぬかのパントテン酸で美肌効果も期待できるのでは?
(日本人の女の子たちは、もはや、ぬか漬けや味噌汁や白菜漬けや梅干しなどの発酵食品を毎日のように摂る習慣がなくなってしまっていますね…。)
驚異の乳酸菌パワーで夏の胃腸を整えましょー!
自分の目でみて、つくるごはんは、おいしい、しあわせ。