前回の糖質のお話のことですが、

「子供にも糖質制限していますか?」

というコメがたくさん来ました。

 

子供だって糖質の過剰摂取が良くないことは、

様々な著書で言われていることですね。


でも、前から言っていますが、

私も、子供も、糖質制限は一切していません。


だって、成長するにも、学力をアップさせるにも、自分のホルモンを整えるにも、

炭水化物はとっても大切で必要な栄養素ですから。


だから、答えはシンプル。

「糖質の摂りすぎが良くないんだよ。」

ってこと。


極端、依存、過剰、バランスを欠いた状態。

これらは何においても良くないってことではないかしら?



自分や子供の1日の食生活を書き出してみれば、「どんな栄養素が足りなくて、

どんなものを摂りすぎているか。」

すぐに分かると思いますよ。



特に今の子供たち、栄養が足りていない。

 


おやつ、おやつ、果物、ごはん、パン、麺、

糖質ばかりで、

ほんとうに栄養が足りていない、

「現代型栄養失調」です。

 

子供の脳の成長、体・心の成長には糖質より、

タンパク質。ミネラル。アミノ酸。

体を栄養で満たしてあげることが大切だと思う。

 

でないといつまでたっても、パンや果物やお菓子を欲しがります。

 

お母さんと子供が栄養で満たされれば、

性格や落ち着きやイヤイヤ期や、怒りや焦りだけでなく、

家族の暮らし、全てが変わると思います。

 

心の落ち着きや、異常な夜泣きや、ぐずり、

集中力、やる気、いろんなこと、

「その子の個性だから…」とか

「私の育て方が悪いのかな」とか、

お母さんたち、自分を責めちゃあいけません。

 

それ、きっと、お食生活で変えられるかも爆笑



肉体をちゃんとした栄養で満たしてあげれば

改善できることばかりだと思う!

 

つまり、

きちんとした栄養をとる。


「タンパク質とミネラルとビタミン」をとる。

とてもシンプルな子育て法だと思います!



体は栄養を求めているのに、体の材料になる動物性タンパク質が足りていなければ、

ずっと体は食べ物を渇望し続け、

最終的には貧血や亜鉛不足に陥いるし、

亜鉛が不足すれば味覚が鈍るので、

極端に甘いものや味の濃いものが欲しくなる。


でまた、亜鉛不足に陥るのループの繰り返し。


微妙な素材の味が分からない、

お出汁の味が分からない、

(お出汁には鉄分・カルシウム・亜鉛・マグネシウム・アミノ酸など、人間に必要な栄養素がたっぷり詰まっているのに!)

ケチャップやマヨネーズやチョコレートは大好き。

あげないと泣きわめく。

泣きわめくから口にアメやグミを入れる。


でも、食べ終わったら、また泣きわめく。

(当たり前だよねえーん



その繰り返し。



だ 子どもは自分が栄養不足になっているとは気づかないので、

脳はてっとり早くカロリーを蓄えられる糖質を欲してしまう。

子どもはお母さんの作るものしか知らないからです。


大人も同じ。

サラダやパスタや野菜中心の食事ばかりで、結局、甘いものやパンが欲しくなる。


やめられない。


栄養が足りていないから、危機を感じた脳がダイレクトに満たされる「糖質」を欲してしまう。


で、結局、体は糖化を繰り返し、乾燥や疲れや冷えや肩こりを繰り返し、

「ストレス解消に♪」って、また、甘いものを食べる。

 

だから、

子供の食事を変える前に、

自分の食生活を変えましょ。

 

子供の食の嗜好は、多かれ少なかれ、

自分の食生活の延長線上です。

自分の味覚と食生活が変われば、

子供の食事も連動して変わりますもんねウインク



子供の前に、まずは、親から!



女性は常に鉄不足で、タンパク質がいくらあっても足りないぐらい。

体の不調も、精神的な不調も、すべての不調はミネラル欠乏からくるといってもいいぐらいだそうで。


本来、女性は山に芝刈りに、川に洗濯に、米を担いで、

子をおぶいながら薪を割るぐらいの活力があるはずなのだと思います!

 

私も含め、

今の女性は、疲れすぎ、体力なさすぎ、体温なさすぎ。

 


肌を作るのはミネラル・タンパク質・炭水化物・脂質。



新しい血液を作るのも、古い細胞を入れ替えて、新しい細胞を作るのも、

母乳を作る材料も、

成長期の脳を作る材料も、

体に酸素を送るのも、

体温を作り出すのも、

「タンパク質と脂質」

 

野菜と穀物だけでは合成できないんだよ。

 


わが家は食事は子供も大人も糖質制限しているわけではありませんが、

しっかりとタンパク質と良質な脂質を摂るようにしています。

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人間の4万年の歴史の中で、

たった1000年前に農耕が始まり、米や穀物を食べるようになってから、

人間には様々な病気や不調が表れて、東洋医学や西洋医学、薬膳、漢方、アーユルヴェーダなど

様々な健康に対する医学が生まれました。

 

不健康になったから「健康」という言葉が生まれました。

マクロビなんて、その長い歴史のページのまだ1行にも満たない。

 

子供にマクロビ(菜食)を何年も続けて、慢性的な貧血にさせてしまったというお母さんのお話を聞きました。


お母さんの乾燥や冷え、肩こり、疲れも深刻で。


私も私の子供達もそうでした。

貧血は慢性化すると慣れてしまうので、自覚症状が出ないのです。

女性でも気づかない人がほとんどなのかも。


鉄分が不足すると脳が常に酸欠状態になります。

 

菜食は食べ方を間違えると、本来の人間のあり方とは離れ、不自然な状態を作りだしてしまう場合もある。

 

植物には植物が生きるためのアミノ酸しか含まれておらず、

人間にはどうしても動物性のアミノ酸が必要です。


植物だけで筋肉や内臓や細胞を作るためには、かなりの量が必要です。


でも、そんなに大量の植物性タンパク質を食べていたら、

こんどはフィチン酸の反栄養素で体からカルシウムや鉄などのミネラルが排出されてしまいます。


だから、やはり成長には動物性タンパク質を強化することが必要なのだと思います。


だって、お母さんの母乳だって動物性タンパク質なんですから。 



お肉やお魚などのアミノ酸を食べた時の満足感は、

栄養が満ちたりたという充足感を与えてくれます。


それは、心が満たされるのではなく、

体にアミノ酸や血液になる材料が満たされるから、

心が満たされるのだと思います。


写真はわが家の子供たちが大好きなおやつ、

カリカリいりこナッツです。

カルシウム・マグネシウム・たんぱく質たーっぷり、

糖質ナシの優良おやつ爆笑

image

 

フライパンにみりんとココナッツシュガーを煮詰めて、

泡がたってきたら空炒りしたナッツといりこをザザッと加えて、

醤油をたらして絡めるだけ。


冷めると固まるから、

熱いうちにオーブンシートの上に広げて冷まします。

 

カルシウムは天然の精神安定剤!

カルシウムとタンパク質で体を満たしてあげれば、

落ち着きやイライラや集中力や泣きわめきなど、すべての心の健康が良くなるかも?爆笑

 

おやつの定番、スルメも大好きです。

(スルメは糖質ゼロ、アミノ酸、タンパク質、ミネラルの宝庫!ガムやグミよりずっと栄養で満たされます)。


カミカミおやつは咀嚼力を高め、

自律神経だけでなく脳細胞も活性化します。

 

そしてタンパク質に豊富に含まれるアミノ酸トリプトファンは、

心を落ち着かせて幸福感で満たしてくれる「幸せホルモン」の分泌を促す作用があります。

 

 

今、小学校の授業中45分間、ちゃんとに座っていられない子が多いみたい。

本を読めない子が多いみたい。


でも、タンパク質、脂質、ミネラル。

アミノ酸。

体の栄養が、学習力にも繋がると思っています。

 


子どもは、たいがい野菜がキライですよね。

それは、本能だと思う。

野菜より脳や骨の成長に大切なものを、必要としているのではかいかな?

 

子供に「苦手なピーマンを克服しよう!」

と無理に好きにさせるのって、

大人にしてみたらお酒の飲めない人に

「お酒を克服しよう!」と無理強いするのと一緒。

辛いものが苦手な人にタイカレーを強要するのと一緒。

 

「苦手な野菜」は体の自然な拒絶反応だと思うんです。

 

ほうれん草やごぼうなど、アクの多い野菜はだいたい子供は嫌いですよね。

アクはシュウ酸態窒素成分、つまり「生物毒」です。

シュウ酸を摂り過ぎれば血液が酸欠を起こし、脳や骨や体の成長を妨げかねない。

 

大人とは許容量が違いますから。

 

青汁を赤ちゃんに毎日飲ませて、

ヘモグロビンが酸欠状態になり慢性的な貧血を起こす

「ブルーベビー症候群」が一昔前に問題になりましたね。

たしか酸欠で顔色が悪くなるからブルーベビーと言われたんだっけ?

 

ブルーベビー症候群はよほどのことじゃないと起こらないけど、

野菜をたくさん食べたり、

野菜ジュースをたくさん飲む子によく見られるのが、肌の色。

ポリフェノールなどの色素もアクの一種です。

少し黄色みがかっていたり、いつもより色黒さんだったりした場合は、

緑黄色野菜を減らして淡色野菜のバランスを増やしたり、

サラダや野菜ジュースをやめると、

「子ども本来の肌の色」に戻るそうです。

(これは助産師さんに教えてもらって気づきました!)

 


肌の色の変化は、

生まれつきとかじゃなくて、

食事によるものも大きいらしい。

 

↑これ、看護師さんならすぐ分かるみたいなの!

「あ、お子さんに、野菜ジュース毎日飲ませてない?

肌の色で分かるよー。

ちょっと野菜減らしてみて、そうすると子供らしい肌の色が出てくるから。」

 

ミカンを食べすぎると手足が黄色くなるのはよくあることだけど、

野菜の摂り過ぎでもなるみたい。

 

うちは野菜ジュースはあげていないし、

幼児期はおひたしや煮物、温野菜や具沢山味噌汁で野菜を摂るようにして、

生のサラダを食べ始めたのは5〜6歳ぐらいになってからだった。

たしかに食べ物によって顔色に変化があることはいつも観察しています。

 

上の子は糖質好き、炭水化物食い。

ハウスダストアレルギーがなかなか治らず、

ウンチもくちゃくて黒かった。

(もう治りましたが。)

 

下の子は肉や魚が大好きな肉食女子、野菜嫌い。

お菓子にはあまり興味ない。

腸はすこぶる健康、ウンチは素晴らしく無臭でキレがよい!(笑)

肌が白い!

 

子供には子供に必要な栄養素がある。

健康情報やネット情報を見るより、

子供の顔をよく見よう。

 

どんな健康のサインも、

子供がすべて発しているから。

 


自分自身、糖質を減らしてタンパク質優先にするようになってから、前向きになった。


(完全にマクロビ一色だった頃は明らかにマイナス思考ぎみだった。不健康だから「健康」のことばかり考えていた。)


白髪や抜け毛がなくなった。

かかとのカサカサや手荒れがなくなった。

手ぶくろマフラーがいらなくなった。

甘いものを欲しなくなった。

朝が軽い、体が動く。

胃もたれしない。

食後の眠気がなくなり、

仕事・家事のパフォーマンスが上がった。

など、

目に見えた効果があるくらいなんだから、

子供にとっても、すごく体の変化に繋がると思う。

 


植物性タンパク質だけでは体で合成できないアミノ酸や鉄・亜鉛が圧倒的に不足しますから、

食べ方を間違うと子供の成長や女性のホルモンに影響を及ぼすのではないかなぁと思って。

 

そして糖化は老化。

放置していると、シワくちゃになってしまいます。

 

本来、体が栄養(タンパク質)で満たされていれば、

乾燥も、冷えも、肩こりも、栄養の吸収の悪さも、胃もたれも、疲れも、

かかとのカサカサも、

ちょっと甘いもの食べたい、

お腹いっぱい食べちゃう〜も、

過食も不定愁訴も、なくなるのではかいかな。

 


朝の甘酒、野菜ジュース、甘いパン、

見直してみてはいかがでしょ。


血糖値や糖耐性は個人個人で違いますから、

自分の体で実験してみるのが一番かも。



何ごとも、人体実験。

試してみなくちゃ始まらない。

 

 

保健師さんや保育栄養士さんたちは

「ごはんや、炭水化物はエネルギーになるから、

たくさん食べましょう」

って言うけど。

いつもその先の根拠が、

だいたい分からなくて。

(本当に知りたいの。)


保育士さんに聞いて分かっていない人もいたり、

「昔からそうやって教わってきたから」

としか。


だから、自分で考えて、自分で調べて、

自分で日々、食生活をアップロードしていっています。

 


50年前に作られた栄養学の本を読んで、

炭水化物を3食しっかり食べて、

ごはんは残さずぜんぶ食べてねって、

おやつも食べて、

牛乳飲んで、

日本は今では大量の糖尿病やガンや成人病を生んでいます。


 

50年前と比べると、日本人のタンパク質の摂取量は半分以下に下がっています。

そのぶん糖質量はどんどん多くなっています。

 

そろそろ栄養学の本、新しくする時期じゃないのかな?

 

 

白砂糖不使用のおやつであれ、無添加おやつであれ、米粉のおやつであれ、糖質ですから、

少し食べるバランスやタイミングを変えてみても良いのかな?って。

 


「チョコやお菓子への執着がすごいウチの子供にはなかなか難しくて」って思う人も多いかもしれないけど、

いや、子供は柔軟で。


大人はずっと食べてきたから抜け出しにくいけど、

子どもはやめたらやめたで、慣れていくんですね。

 


うちは友達同士でお菓子を買いに行ったり、

旅行や外食でアイスクリームなどは楽しく美味しく食べています!

そこを押さえつけることに、良い効果は生まれないから。

(いずれ踏み込む、思春期の道です笑)

 

でも、小さい体と心を形成する大切な時期に、

ミネラルで満たされた体のベースを作ることは大切だなぁと、思っています。

 


SNSを見ればいろんなところで

「子供と一緒に手作りパンやスイーツを作ってあげるステキなお母さん。」を見つけてしまう。

でも、

共稼ぎで忙しいから、

子育てだけでいっぱいいっぱいだから、

きちんとしたオヤツなんて作ってあげられない…。


うんうん、私もそうです!


だから、

おやつはゆで卵やスルメでいいじゃーん。

焼き芋や海苔おにぎりや、卵かけご飯や、

昨日の残りの肉だんごスープにおそうめんちょろっと入れてあげるだけで、

大よろこびするじゃーん。


夕飯の残りものに串を刺して焼き鳥風にしたり、

春巻きや餃子の皮で巻いて焼くだけで、

大喜び爆笑


こちらとしてもすごいお手軽!

なんて肩の荷が降りるんでしょう!

 

子供が変わるし、

自分の体調も変わりました。

 


仕事柄、ちょくちょくオーブン使っていろいろ焼いたり捏ねたりはしますが、

ずいぶん気持ちが変化しました。

 

「虫歯になるから食べ過ぎないで!」と焦ることもない。

「卵かけご飯、よく噛んで食べてね♪

もういっそのこと、

このまま夕飯に移行しちゃう?」

って。



お菓子がおやつだと、これが出来ない。

 


でもおやつが栄養補給と繋がっていると、

夕飯が前倒しで早くなれば、

夜の時間がすごくゆっくり使えて、

お風呂や寝かしつけやバタバタもなくなって、

20時台にはおやすみなさいが出来て、

大人の自由時間も作れて、

朝の家事もはかどって。

食費も節約できて。

 

胃腸も朝までしっかり休息できれば、

気持ち良い空腹を感じて目覚めることができる。

「お腹がグゥ〜っと鳴る感覚」を取り戻すことができる。

子供も大人も健やかになる。

 

おやつの代わりに夕飯が早まることにより、

心にも、体にも、経済的にも、

家族すべての生活サイクルが良くなる。

 

生活リズムを変えるって、

ちょっとワクワクします。

 


やってみて、

「やっぱり合わないから元に戻してみよう」とか、

「もうちょとこうゆうふうに変えてみよう」

とか、

改善点や課題点を見直すことができるのも、

リズムを変えてみなくちゃ分からないことだから。

 

 

わが家では、休日の朝ごはん&昼ごはんが一緒で10時台に食べて、

夕方17時台に夕飯ということもよくありますよ。

食事の支度も片づけも2回で済む。

食費も2回で済む。笑

「お腹か空いたら食べる」という胃腸の声を優先したリズムです。

 

そうゆう日の夜は長いので、

子供とお話しながら晩酌したり、

トランプしたり、宿題見たり、

ゆったりした時間が過ごせます。

 

子供の体調や空腹の具合や運動量など、

いろいろ観察してリズムを構築したり、

旦那さんのリズムを観察してあげたり。

自分のリズムも見直してみるの。


(主人は糖質や炭水化物を抑えてタンパク質優先にするだけで、残業時間が減り、

仕事や家事のパフォーマンスが上がりました。

ほんと。)

 


お母ちゃんって、

なかなか楽しいライフワークです(笑)