HSP/HSC専門 国家資格キャリアコンサルタント
皆川公美子です。
今日は
HSPの気がつきすぎ・感覚が鋭すぎる世界って他の人とこんなに違う
をお送りします。
HSPさんは感覚が鋭どすぎることに悩んでいる方が多いんですよね。
例えば
においに敏感で、
狭い空間で誰かがちょっと好きではないにおいをもっていたりすると耐えられない。
とか
人の話し声や機械音、物音、家族のテレビの音等々
音に関して細かく細かく拾ってしまって周囲の音の環境に耐えられない、
またカフェなどで話していても周りの音が全部入ってきてしまって気になり、話に集中できない
あるいは
味覚に敏感すぎて
家族にうるさがられる
とか
体調や気分が天候に左右される
とか
寒さ暑さが気になりすぎてしまう
とか・・・
これらは
感覚過敏 のうちに入るのかな？と思いますよね。
感覚過敏は発達障害の特徴ともいわれるので
自分は発達障害なのかもしれないと思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが
人の気持ちがわかり過ぎちゃう
という特徴をもっているかたは
発達障害とは一線を隔することが多いので
今日は
HSPの感覚過敏についてお話しようと思います。
上記のような感覚過敏を排除したら
さぞかし楽だろうなって思われるかもしれません。
それはどんな世界だろう？
と思いますよね。
例えばHSPの方がどれだけたくさんの情報を
ある意味 広いすぎているか、 ということを
文章にしてみますとこうなります。
・・・・・・
家から会社に行く道すがらだとします。
まず家から出ました。
「あ、沈丁花の花の匂いがする。もうそんな季節なんだ」
「あ、今日は（隣の家の人が）もう水を撒いたんだな」 とか
「掃除してるな」とか。
そして、駅に行く道すがら、
「あのおにぎり屋さんが今日はもうオープンしてる。今日はいつもより早いかな？」
とか
「今日は気温がちょっと低いな。もう一枚羽織ってくればよかったかもしれない。あ、いや、会社においてあるストールを持って帰ってくればいいんだな」
とか・・・
体調にもよく気づくかもしれません。（それはとってもグッド💖）
今日はいつもより足がむくんでいるのかな
靴が少しだけきつく感じる・・
小指のほうが靴の先にあたっていて不快だな、
タートルネックのタグがちょっとだけ首のうしろにあたっている
やだ〜新しいのだからいつものように切ってくるの忘れちゃった、
あら、肩こりいつもよりちょっと軽くて今日はいい感じ。
会社で肩回しするの、忘れないようにしなくっちゃ。
そういうことをとてもたくさんたくさん頭の中で
考えていませんか？
そして、駅に着きました。
駅に着いたら、今はコロナ感染下なのでみんなマスクをしています。
でも
「あ、あの人はマスクをしていないんだな」とか
「あれ今日は駅員さんの顔ぶれがいつもと違うな」とか
本当にいろんなことに気づきます。
そして、
電光掲示板を見て
「今日はあそこの路線が止まってるって書いてあるな。自分の乗り換えには直接関係ないけれど
〇〇駅と▼▼駅が混雑すると自分の乗り換え駅にも影響が出るからいつもより混んだ人ごみの中を通ることになるのかな・・・」 とか。
または
「あの人ちょっと具合悪そうだな。壁の所でしゃがむかな。。あ、行けた。良かった」
とか
頭の中は目から入る、耳から入る情報でいっぱいです。
そして電車のホームで
電車が入ってきたときに
「いつもと違う車両だな」とか
となりの人が急にゴソゴソとカバンのなかを手探りしている音がするとか
なんなら電車の窓の汚れ、
ドアがあいたとこにいる人の目つき、
なにからなにまで無意識のうちに拾ってしまいます。
↑以上のことごとは 読んでいただいてわかりやすいように
考えたこと、
言葉にできること＝顕在意識にのぼったこととしてお伝えしていますが
無意識に感じていること
例えば
光に圧倒されている（少し眩しく感じている）
とか
偏頭痛が起こるほどじゃないけど、いつもより気圧が高くて少し神経が圧迫されているのを感じている
とか
体感で感じているけれども言葉になっていないことも
人よりずっと情報量が多いです。
このようにひっきりなしに いろんなことに気づいています。
ここが他の人（非HSPさん）と違う、ということなんですよね。
もちろん、私たちは人の身体に入ることはできませんから
他の人の感覚を生涯のうちに体験することはできないので
上の例のようなことも、
いろんな方から見聞いたことを総合して
想像した上でお伝えしているゲームのようなものなのですが。。
そのように想像してみると
HSPさんでない方達は
（私たちHSPと比べたら、という意味でなのですが）
ピントがもう少しゆるい世界
少しソフトフォーカスの世界に住んでいるようだ
ということがわかります。
（わざとピントがゆるい写真を載せています）
鈍い、と言っているのではなくて
見えすぎていない、という意味です。
多くのところでたくさんの情報処理をしている頭の使い方、
細かすぎるものをじゃっんじゃん拾っている、
というのとはちょっと違う世界という意味です。
ソフトフォーカスの世界は楽かもしれない？？
見えすぎませんもんね！笑
情報が多すぎない人は
その分さっと判断して
早く行動するのに適しているそうです。
情報を摂取しすぎてしまう人は
早くは動けません、
データでパンパンになったpcを想像してください。
起動ボタンを押してからマシンのなかで
データを処理しているわずかな音がジジジジジジジと聞こえたりします。
画面にはクルクルクルクルという表示が現れてデータ処理する時間がかかります。
それと同じように人間の場合も情報処理して考えていたり
感じたことを脳が処理するのに時間をかけるのがHSPの特徴です。
そのかわりゆっくりだけど深く考えたり
失敗がないようにかなり先の方まで感チラウィ萎えることができる、
という脳の使い方の違いがあるようです。
・・・・・・・・・・・・・・・
わたしたちはソフトフォーカスの世界には
脳を取り換えない限り住むことができません。
でもわたしたちが見ているのは
80％の人たちよりも
色鮮やかな彫りの深い世界なのかもしれません。
感覚過敏がでているときは
原因がある場合もあります。
ストレスや不安が大きい環境にいるときは
感覚過敏がでやすいと言われますし
生育環境などによって発達性のトラウマや
逆境体験を通っていらっしゃる方は
そのセラピーが進むと同時に
感覚過敏が減ってきたり
日常のなかで扱えるものになってきたり
するとも言われています。
ひどい感覚過敏があるときは
セラピーを受けてみるといいかもしれません。
わたしたちはストレスを軽減して
自律神経がリラックスしていられるように
のびのびとした世界に
生きていられると
HSPとしての才能や強みを
発揮することができる土台が整います。
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