亀の井ホテル 塩原 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹いてるテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録のための温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが、その湯は知ってる知らない、入った入ってないで張り合うつもりは一切ありません。そのほか酒や食話、もちろん音楽のことも取り上げます♪

2022年8月末の栃木の湯、一泊一人旅のシリーズ、再開。

二日目の立寄り湯の話が続きます。

まずはここまでの行程リンク集をば。

 

ラーメンショップ卒島店(食事)

小山 思川温泉

足利鹿島園温泉

喜連川温泉 さくら市営第1温泉浴場 もとゆ

那須野ケ原温泉 ホテルアオキ

矢板温泉 まことの湯

板室温泉 勝風館 <到着編>

板室温泉 勝風館 <温泉編>

板室温泉 勝風館 <食事編>

板室健康のゆ グリーングリーン

 

板室温泉エリアを離れて向かったのは何度も訪れている塩原温泉エリア。

まず向かったのは塩釜エリアにある「亀の井ホテル 塩原」。

 

 

箒川に沿う国道400号沿いにあり、駐車場の入口も広くてわかりやすい。

 

 

こちら以前は「かんぽの宿」だったのだが、他のかんぽの宿同様、マイステイズ・ホテル・マネジメントが取得をし、そのグループホテル名「亀の井ホテル」の名を冠する宿となった。

 

 

亀の井ホテル 塩原

 

 

 

11時半頃に到着。

敷地は広く、建物もゆったり建てられているように見える。

 

 

時間帯的には空いている頃を狙ったつもりだったが、正解だったようだ。

 

 

こちらはもちろん宿泊メインのホテルだが、立寄り入浴は10時半~15時(最終受付14時半・火曜はメンテナンスの為12時~)で利用できる。

フロントの写真は撮り忘れてしまった。

 

 

4F建てで浴場は1Fにある。

立寄り入浴料600円のところ、おもて那須手形で無料となった。

 

 

平日だったこともあって館内にほとんどひと気はない。

 

 

広いロビーを横目に、玄関から入って左手方向にある浴場へ。

 

 

浴場は男女別にそれぞれ内湯と露天風呂。

 

 

浴場の入替はなさそうだった。

 

脱衣所は広く、清潔感もしっかり。

 

 

結果的に約15分間ほど独り占めにできたイヒ

 

 

脱衣所にはこのほか、無料で飲める冷水ポットが置いてあった。

 

それでは浴室内へ。

 

 

塩原では珍しい黄褐色系の濁り湯。

塩原温泉は7色の湯を持つと言われてるけど、その中で「黄金色」に値するのがこちらの湯。

 

洗い場は左右に分かれてあった。

 

 

カランから出たのは真湯。

こちら↓入って右手の方。

 

 

この↑すぐ左から露天風呂へ出ることができる。

 

それでは源泉のお話。

 

 

源泉はほぼ透明、浴槽で淡い黄茶色やや濁りの湯は、源泉名が「市営鹿股2号源泉」。

源泉温度49.3度pH6.2ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉

成分総計3.763g/kg

湧出量は動力揚湯で234.6リットル/分

 

この湯を分析書によると、湯を張る際に一時的に加水してからかけ流しにて使用しているとのこと。

 

 

なので入浴時点ではおそらく完全かけ流し状態だと思われた。

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

41.1度とよい感じの温度。

 

 

オーバーフローは手前の浴槽縁からだけでなく、左奥の溝から窓側にも排湯されていた。

 

 

源泉には淡い金気臭独特の臭気があった。

 

 

この独特の臭気がアンモニアというか、臭素臭というかぼくには具体的に例えられる素養がない(^^;

消毒とかではなく源泉由来のものだとは思う。

 

金気味炭酸の名残的な甘味、そして淡い塩味があった。

こちら遊離二酸化炭素が501.6mgと結構あるのだが、源泉温度のせいか貯湯しているのか、炭酸の泡付きはなかった。

 

湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

46.9度と源泉温度にかなり近く、よって通常は加水してないのではないかと思った次第。

 

スベスベ感が感じられた。

 

 

ここで成分の数値について簡単にピックアップ。

陽イオンはナトリウムが790.8mgで69.53ミリバル%、カルシウムが236.7mgで23.87ミリバル%。

以下カリウム56.9mg、マグネシウム19.6mg、マンガン3.3mg、鉄Ⅰ1.9mgなどと続く。

陰イオンは塩化物が1447.8mgで82.05ミリバル%、炭酸水素が473.9mgで15.61ミリバル%。

以下硫酸53.7mg、臭化物1.2mgなどと続く。

非解離成分ではメタケイ酸が102.2mg、メタホウ酸が72.5mg。

遊離二酸化炭素が先述したように501.6mgとなっていた。

 

 

濁り湯浴槽の左手に透明な湯がぶくぶくしているので一応紹介。

 

 

こちらは真湯を加温循環ぶくぶくしている。

チェックしただけ。

 

それでは浴室右手にあるドアから露天風呂へ。

 

 

露天風呂は内湯の半分ぐらいの規模で、源泉を使用しているのだがろ過されていて微黄色透明

加温循環ろ過で、消毒の塩素臭こそしないものの、温泉感はかなり薄い。

 

ただし以前はしっかり源泉をそのまま投入していたのか、元の湯口は見ものだった。

 

 

赤黒茶色の沈着とイボイボの析出物がしっかり残っている。

現在は循環ろ過した源泉が湯口にある塩ビ管から浴槽内投入されていた。

 

当然、ほとんどの時間を内湯で過ごす。

 

 

塩原では珍しいタイプの濁り湯なので、塩原湯巡りの際はぜひ候補湯の1つに。

 

 

※写真はサイトより拝借

 

亀の井ホテル 塩原

 

栃木県那須塩原市塩原1256
0287-32-2845

立寄り入浴料 600円

おもて那須手形(1100円)で無料入浴

10時半~15時(受付終了は14時半)※火曜日は浴室メンテナンスのため12時~


<源泉名:市営鹿股2号源泉> 

ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性・低張性・高温泉)

49.3度

pH6.2
成分総計 3.763g/kg

淡黄茶色やや濁り

淡金気臭、独特の臭気あり

金気味、炭酸の名残のような甘味、淡塩味あり

スベスベ感あり

(加水)かけ流し

※露天風呂は加温循環ろ過


2022年8月入湯

※数値はR3の分析書より